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第9話

「タリャアァ~ッ!」


 シュパッ!


「ハアァ~ッ!」


 シュパッ!


「ウオオオオォォォォ~~~~ッ!!」


「今よ、ルーカス!」


「おぅ! それじゃ行くぜ! ファイヤーボール!」


 ボオォ~ッ!


「ウオオォォ~~ッ……!!」


 バタンッ……。


「やった~☆! これで無事に、オークを倒すことが出来たね♪」


「あぁ! そうだな!」


 ルーカスと久しぶりの再開を果たし、一緒にパーティーを組むことになった私とルーカスは現在、ギルドの依頼でオークを退治していて、無事にオークを退治することが出来たところなの♪


「さて、それじゃオークも全て倒したことだし、あとはこれをギルドに持って帰らなくちゃね♪」


「そうだな! よし! 俺も手伝うぜ!」


「うん♪ ありがとう♪ ルーカス♪」


 オークを退治する依頼を無事達成すると、私とルーカスはギルドにその依頼を達成したことを証明するため、オークの腕を切り取り、それをギルドに持って帰ることにしたの。(ギルドの依頼を頑張ってこなすのやっぱりとっても楽しいんだよね♪ それに何より、ルーカスとこうして一緒に依頼をこなしているのが、凄く楽しくて、とっても幸せなんだよね♪)



「それでは、こちらが本日の報酬になります♪」


「うわっ、マジかよ!? まさかこんなに報酬を貰うことになるなんて……」


 ギルドに戻った私とルーカスは、今回の依頼を達成したその証拠として、退治したオークから切り取った腕をニーナに見せたの。そして、そのことを確認したニーナはそれに見合った報酬を私とルーカスに渡したの。するとルーカスは、報酬をたくさん貰ったことにとても驚いていたの。(あはは……。まあ……、そりゃ驚くのも無理ないよね……)


「まあまあ、いいじゃない♪ ニーナがちゃんと査定した結果、それぐらいの報酬になったことなんだし♪」


「はい♪ その通りですよ♪ 今回、レイラさんとルーカスさんが倒したオークの数は全部で20体。全て倒すことが出来たのはとっても凄いことですよ♪ なので、報酬もそれに見合うぐらいとても高くしましたよ♪」


 今回の依頼でかなりの報酬を貰ったことにルーカスが驚いていると、ニーナから今回の依頼で全てのオークを全て倒したということで、報酬もそれに見合うぐらいとても高くなったことをルーカスに話したの。


「ほらね♪ やっぱりそうじゃない♪」


「そうだったんだ……。まあ……、それならそれで……俺はとっても嬉しいぜ……。その……、ありがとうな……。報酬をこんなにたくさんくれて……」


「いえいえ♪ どういたしまして♪」


 ルーカスは報酬をたくさん貰えた理由が分かると、ニーナにそのことを感謝していたの。(といっても……、私もかなり驚いていたんだけどね……。でも、もうそのことに慣れてしまったから、あまり違和感を感じなくなったんだよね……。ハァ~……、慣れって怖いわね……)


「ねぇ、それよりニーナ。あれって一体、どうなってるの……?」


「今まで誰ともパーティーを組まなかったレイラさんが、誰かと一緒にパーティーを組んでいるなんて……」


「レイラさんがパーティーを組むことにしたぐらい、魅力的な何かを持っているアイツは一体何者なんだ?」


「何でもその人はレイラの幼馴染みたいで、昔離れ離れだったけど、今こうして再開を果たすことが出来たみたいなの♪」


「えぇ~、何それ~!? それ凄くロマンチックじゃない☆!」


 私とルーカスが再開を果たし、一緒にパーティーを組んでからあれから半年が経過し、ギルドに所属している他の冒険者たちは、私とルーカスのことで毎日のように話題にしていて、そのことでかなり盛り上がっており、どうしてそうなっているのか私はニーナに聞いてみたの。(まさか半年間ずっと、そのことで話題になるなんてね……)


「あはは……。まあ、そりゃだって、今まで一匹狼だったレイラさんがこうしてルーカスさんと一緒にパーティーを組んでいるんですから、それだけでとても衝撃を受けてしまいますし、そのことで毎日話題になってしまうのは当然なんですよね♪」


「いっ……、一匹狼って……」


「そうそう♪ 今までずっとパーティーの誘いを断っていたあのレイラが、こうして今ではすっかり、ルーカスと一緒にパーティーを組んでいるんだから、他の冒険者たちから噂になったり、話題にするのは当然のことなんだよね♪ それに、レイラがあの時ルーカスにハグするのをみんなが見ていたぐらいだしね♪」


「「なっ!?」」


「「ね~♪」」


「ちょっと、アリシア!」


 ニーナ曰く、どうやら今までソロ冒険者だった私が、こうしてルーカスと一緒にパーティーを組んでいること自体が他の冒険者たちにとってはとても強い衝撃を受けたみたいで、それが影響して、そのことで毎日話題になっていることを話してくれると、続けてアリシアもその会話に参加し、アリシアもそのことでニーナと同じような理由を話してくれて、その上、あの時私がルーカスにハグしたのをみんなが見ていたことを言い、私とルーカスはすぐに顔が真っ赤になってしまったの。(うぅ~……、今でもちょっと恥ずかしいことをしたなと思ってるんだよね……)



「そういえば、明後日って確かクリスマスなんだよね♪」


「そうだな。言われてみれば、確かに明後日はクリスマスだな!」


 するとここで、私はふと明後日がクリスマスだということに気付いたの。


「はい♪ その通りですよ♪ 明後日はみんな大好きなクリスマスの日になっています♪ そして、そのクリスマスの日にはクリスマス専用のクエストが用意されていますよ♪ それがこちらです♪」


「へぇ~、そうなんだ♪ えっと~……、どれどれ……? アイスドラゴンの討伐?」


 明後日がクリスマスだと知ると、ニーナからクリスマス専用のクエストがあると教えてくれて、そのクエストを見てみると、内容はアイスドラゴンを討伐するというものだったの。


「そう♪ クリスマス専用のクエストは、アイスドラゴンを討伐するというものですよ♪」


「へぇ~、そうなんだ♪」


「アイスドラゴン……。確か冬にしか姿を現さない希少なモンスターで、かなりの強さを誇るんだよね……」


 クリスマス専用のクエストがアイスドラゴンの討伐だと知ると、アリシアがアイスドラゴンについて説明してくれたの。


「その通り♪ アリシアさん大正解です♪ アリシアさんの言う通り、アイスドラゴンは冬にしか現れない希少なモンスターで、その強さはモンスターの中でもトップクラスと言われています♪」


 アリシアの言う通り、どうやらアイスドラゴンは冬にしか姿を現さない希少なモンスターみたいで、その強さはトップクラスみたいなの。(なるほどね。アイスドラゴンは冬にしか姿が現れないモンスターだから、クリスマス専用のクエストなんだね♪)


「へぇ~、アイスドラゴンってそんなに強いんだな」


「はい♪ アイスドラゴンはとても強いですよ♪ そして、そのアイスドラゴンを討伐することが出来たら、ギルドのクリスマス会でそのアイスドラゴンをみんなで召し上がろうと思います♪」


「へぇ~、それとっても良いじゃない♪」


 ニーナ曰く、アイスドラゴンを討伐することが出来たら、どうやらギルドのクリスマス会で、そのアイスドラゴンをみんなで召し上がることになってるみたいなの。(もしそれが出来たら、凄く盛大に盛り上がりそうだね♪)


「へぇ~、それすっごく面白そうだな!」


「うんうん♪ すっごく面白そうだよね♪ ねぇ、ルーカス。このクエスト、一緒に挑戦してみよう♪」


「おぅ! そうだな! いいぜ! このクエスト、一緒に挑戦しようぜ!」


「うん♪ ありがとう♪ ルーカス♪」


「分かりました♪ レイラさんとルーカスさんがこのクエストに挑戦するのを認めますね♪」


「やった~☆!」


 アイスドラゴンに関する話を聞いていた私とルーカスは、アイスドラゴンを討伐するクエストに興味を抱き、そのクエストを挑戦してみることにしたの♪(一体どんなクエストになるんだろう……? 何だか凄くとっても楽しみだね♪)

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