第2話
「ん? おっ! みろ、ゆきがふってるぞ!」
「ほんとうだ♪ すごい☆! ゆきがふってきている♪」
ウサギと別れた後、私とルーカスはそのまま引き続き冒険をしていると、雪が降り始めていて、私もルーカスも雪が降ってきたことにとてもテンションが上がっていたの♪(雪が降ってくると、なぜか不思議とテンションが上がっちゃうんだよね♪)
「わぁ~、きれい♪ ゆきがとってもキラキラしてみえる♪」
「レイラのいうとおりだな。たしかに、ゆきがとってもキラキラしてみえるな!」
私とルーカスは雪が降ってきたことにとてもテンションが上がっていると、降ってくる雪がとってもキラキラして見えてきて、その雪の美しさにとても魅了されていたの♪(雪を見てると、何だかとっても綺麗に感じちゃうんだよね♪)
「ふふっ♪ あっ☆! みてみて~♪ ながれぼしまでふってきた~♪」
「おっ、ほんとうだ! ゆきだけじゃなく、ながれぼしまでふってくるなんてすげぇ~!」
雪をしばらく眺めていると、空から流れ星が降ってきて、それを見た私とルーカスはとても喜んでいたの♪(雪だけじゃなく、流れ星まで見れることが出来て、何だかとっても貴重だったんだよね♪)
「うんうん♪ ゆきとながれぼしをりょうほうみれるなんて、すっごくきちょうだね♪」
「そうだな。たしかにレイラのいうとおり、ゆきとながれぼしをりょうほうみれるのはすっごくきちょうだな! よ~し! それじゃせっかくだから、おれたちもながれぼしになにかねがおうぜ!」
「うん♪ さんせい♪ わたしもながれぼしにねがいごとする♪」
そして、流れ星を見つけた私とルーカスは、せっかくなので流れ星に願い事をすることにしたの♪
「おっ! ふたたびながれぼしがふってきた! はやくおねがいしないと!」
「うん♪ そうだね♪ はやくしないとね♪」
(えっと~……、ながれぼしさまおねがいです♪ これからもルーカスとずっといっしょにいられますように♪ あと、ぼうけんもいっしょにできますように♪)
そして、再び流れ星が降ってくると、私とルーカスは共に流れ星に願い事をしていたの。(この時の私は、せっかくだから流れ星に2つの願い事をしちゃったんだよね……)
「ながれぼし、どこかにいっちゃったね……」
「そうだな……。どこかにいっちまったな……。そういえば、レイラはながれぼしにぶじにねがいごとをすることができたか?」
「うん♪ バッチリ♪ ぶじにねがいごとをすることができたよ♪ ルーカスはどうだった?」
「おぅ! おれもバッチリ、ぶじにねがいごとをすることができたぜ!」
流れ星に願い事をするのを終えると、私とルーカスはお互い無事に願い事をすることが出来たのか確認し、共に無事に流れ星に願い事をすることが出来たことが分かったの♪
「よかった♪ ねぇねぇ、ルーカスはどんなねがいごとをしたの?」
「おれがしたねがい……、それはな、ひみつだぜ!」
「えぇ~、なにそれずるい! べつにいってくれてもいいじゃない!」
私はルーカスがどんな願い事をしたのか聞いてみると、ルーカスから秘密と言われ、私はそのことに少し不満を抱き、頬をプクゥ~っと膨らませたの。
「べっ、べつにいいだろそんなもん。わざわざいうひつようなんかないし……。そういうレイラは、どんなねがいごとをしたんだ?」
「う~ん……。それはね、わたしもナ・イ・ショかな♪」
「えぇ~、なんだよそれ。けっきょくおまえもひみつにしてるじゃないか」
「ニヒヒッ♪ さっきのしかえしだよ♪」
今度は逆に、ルーカスが私にどんな願い事をしたのか聞き、それに対して私も秘密だということをルーカスに伝えたの。(おそらくルーカスもそうだと思うんだけど、私も願い事を明かすの、何だかちょっと恥ずかしかったんだよね……)
「たくっ……。プッ……、フフッ……」
「フフッ……」
「「アハハハハッ!」」
お互い、願い事を秘密にしたことが分かると、そのことに何だかおかしくなってしまい、私もルーカスも共に笑ってしまったの。(何かお互い似たようなことを考えているんだなと思って、つい笑ってしまったんだよね♪)
「いや~、まさかまったくおなじかんがえだったから、ついわらってしまったぜ!」
「うん♪ そうだね♪ おたがいひみつにしようとしていたぐらいだしね♪」
「まあな! なあ、レイラ。これからもずっと、こうしていっしょにぼうけんができたらいいな」
「うん♪ そうだね♪」
ルーカスは、これからもずっと2人で一緒に冒険が出来たらいいなと話してくれて、そのことに私はとても共感していたの♪(私だけじゃなく、ルーカスもそう思ってくれたことに、何だかとっても嬉しかったんだよね♪)
「あっ、そうだ♪ ねぇねぇ、ルーカス。しょうらいおおきくなったらギルドにはいって、いっしょにパーティーをくもうよ♪ そうすればきっと、もっといろんなところにぼうけんができるかも♪」
するとここで私は、将来大きくなったらギルドに入って、一緒にパーティーを組むことをルーカスに提案し、その理由も話したの。
「おぉ! それいいかもな! たしかにそれならレイラのいうとおり、もっといろんなところにぼうけんができるかもな!」
「ふふっ♪ でしょ? だからおおきくなったら、ぜったいギルドにいっしょにはいろうね♪」
ルーカスは私の提案を聞くと、すぐに賛成してくれて、私はとっても嬉しかったの♪
「あぁ! もちろん! やくそくするぜ!」
「うん♪ やくそくだよ♪」
こうして、私とルーカスはこれからも一緒に冒険することを約束したの。(これからもずっと、きっとこうしてルーカスと一緒に冒険をしていくんだろうなと、この時の私はそう思っていたんだよね……)
だけど、現実はあまりに寂しくて、とても辛いものだったの……。