第14話
「それってどういうことなの……?」
「そうだな……。レイラがあの時流れ星に2つの願い事をしてしまって、それが原因で俺とレイラが離れ離れになってしまったことをさっき話してくれただろ?」
「うん……。話したよ……」
「実は俺も……、あの時流れ星に2つの願い事をしてしまっていたんだ……」
「えっ……?」
どうやらルーカスもあの時、流れ星に2つの願い事をしていたみたいで、それを知った私は、内心とても驚いていたの。(まさか……、ルーカスもあの時流れ星に2つの願い事をしていたなんて……。それじゃ、もしかして……?)
「それ、本当なの……?」
「あぁ、本当だぜ。しかも、俺がした願い事はレイラと全く同じで、これからもレイラとずっと一緒にいられることと冒険も一緒に出来ることだったんだぜ……」
「そっ……、そうだったんだ……」
(やっぱりそうだったんだね……)
ルーカスもあの時秘密にしていた願い事を明かし、どうやらその願い事も私と全く同じものだったの。(まさか……、願い事を2つにしていただけじゃなく、その願い事の内容までもが全く一緒だったなんてね……。あはは……)
「そして、俺とレイラが離れ離れになってしまった時、俺もレイラと同じで、離れ離れになってしまった原因は、もしかしたらあの時、欲張って2つの願い事をしてしまって、それで流れ星を怒らしてしまったからだと思ったんだぜ……。だからその……、俺の方こそ本当にごめんなさい!」
「ううん♪ 全然大丈夫だよ♪ そうだったんだ……。ルーカスも私と同じことを考えていたんだね♪」
そしてルーカスは続けて、私とルーカスが離れ離れになってしまった原因も私と同じく、欲張って2つの願い事をして、流れ星を怒らせてしまったからだと思っていたことを話してくれて、そしてそのまま私に謝っていたの。(なるほどね……。同じ気持ちってそういうことだったんだね……。まさか、ここまで全く同じことを考えていたなんてね……。でも、ちょっと嬉しいかも♪ 全く同じ考えだったということは、それぐらいお互い相手のことを思っているってことだよね♪)
「あぁ、そうだな。しかしまさか、レイラと全く同じことを考えていたなんて、俺はとてもびっくりしたぜ!」
「うん♪ 私も凄くびっくりしちゃった♪ あと、流れ星を怒らせたその罰として、それらの願いを自分の力で叶えるように試練が与えられたと思ったんだよね♪」
「やっぱりレイラもそうだったのか! 実は俺も、流れ星を怒らせた罰で、それらの願いを自分の力で叶えるように試練が与えられたと思ったぜ!」
「やっぱりルーカスもそうだったんだね♪ ぷっ……、ぷふ……」
「ぷふ……」
「「アハハハハハハ!!」」
どうやら私もルーカスも、それらの願いを自分の力で叶えるように流れ星から試練を与えられたという考えもこれまた全く同じだということが分かり、そのままつい、お互い笑ってしまっていたの♪
「まさかここまで考えていることが一緒だなんて、私たちって本当に似た者同士よね♪」
「ヘヘッ! そうだな! そういえば、離れ離れになったあの日も確か流れ星が降っていたよな!」
「うんうん♪ 離れ離れになったあの日も流れ星が降っていたよね♪」
私とルーカスがお互い考えていることが一緒で、似た者同士だということが分かり、それから笑顔になっていると、ここでルーカスが離れ離れになったあの日にも流れ星が降ってきていたことを話してくれたの。(あの時に再び流れ星が降ってきたことによって、私もルーカスも覚悟が決まったんだよね♪)
「その時レイラは、どんな願い事をしていたんだ?」
「う~ん……、多分ルーカスと同じ願い事をしていたと思うよ♪ せっかくだから、ここはせ~ので言ってみようよ♪」
ルーカスにその時どんな願い事をしたのか聞かれた私は、多分ルーカスと同じだと答え、せっかくだからここはせ~ので同時に言ってみることを提案してみたの♪
「そうだな! ここはせ~ので言ってみるのもいいかもな!」
「うん♪ ありがとう♪ それじゃ、行くよ♪ せ~の♪」
「「ルーカス(レイラ)とまた会えることが出来ますように☆!」」
ルーカスはその提案に賛成してくれて、同時にその時の願い事をいうことになったの♪ そして、同時にその時の願い事を言ってみると、やっぱり私の予想通り、お互い全く一緒の願い事をしていて、ルーカスも私とまた会えるようにと願っていたみたいなの♪(ルーカスもその願い事をしてくれて、私とっても嬉しいよ♪)
「うんうん♪ やっぱり、ルーカスもその願い事にしたんだね♪」
「おぅ! もちろんだぜ! レイラもその願い事にしたんだな!」
「うん♪ もちろん♪ ルーカスとはいつかまた会いたかったからね♪」
「そうだな! 俺もレイラといつかまた会いたかったからな!」
「ふふっ♪ やっぱり私たちって、似た者同士ね♪」
「そうだな! 似た者同士だな!」
私もルーカスもお互いまた会えるようにと願っていたことが分かると、私もルーカスもとっても嬉しくなり、改めて似た者同士だなと思ったの♪(離れ離れになったあの日、やっぱりお互いまた会いたい気持ちがとても強かったんだよね♪ それって凄く幸せかも♪)
「それにしても、こうしてお互い同じぐらい強く想っていたということは、凄くとても嬉しいし、まるで運命を感じるよね♪」
「そうだな! 運命かもな!」
(ふふっ♪ 今なら告白出来るチャンスかも♪ でも、ちょっと不安な気持ちもあるんだよね……。ううん! 大丈夫! ここは勇気を出して、前に進まなきゃね♪)
私もルーカスもお互い相手のことを大切にしていることが分かると、私は勇気を出して、ルーカスに告白することにしたの♪
「ねぇ……、ルーカス……」
「ん? どうしたんだ?」
「その……」
(うぅ~……、何だか凄く緊張してきた~……! でも、頑張らないと☆!)
「私……、ルーカスのことが好きなの♪」
「えっ……?」
(やった~☆! 言えた♪)
そして私は遂に、勇気を出してルーカスに告白したの♪(私のこの気持ち、ルーカスに届くかな?)