こぼれ話
本編を終わらせておいて番外編でもなく欠番編でもなければ蛇足でもない、ただの書き切った感想を全力投下していくスタイル。
ここでは個人的に思った所やキャラの事に付いて綴っていこうと思います。
ちなみに裏話というかネタバレマシマシですのでご注意を。
いわゆるエッセイですね。
※念の為ですがアンチ・ヘイト注意です。
さて、完走(?)した感想ですが、個人的にやりたい事は全部やり切ったので大変満足してます。「書き切った!」という思いより「終わってしまった……」という思いの方が強いですが。
もちろんこの先の続きなども考えてはいて、続ける事も出来たのですけど、そうなるとタイトルとは完全に逸れてしまう為没という事になりました。それに次回作もありますし。
ただやり切ったとはいえ個人的に「う~ん」と思うような場面もちょいちょいありました。主に三十四話である『修行開始、その3』がそうですね。
あれは流行りに乗ろうとしたけど完全に乗り切る事が出来ずこの先の事を考えて迷いながら書いたら捻り出た回です。正直あの回がなくても本編には支障がなく、でもせっかく書いたので後々の戦闘描写で『呼吸法』という言葉を書きました。
でも身体能力向上の方じゃなくて波紋呼吸法の様なイメージで書いてました。
お次にキャラの話をしようと思います。っていうかこれに限っては自分が一番驚いた事でもありますからね。
多分これを読んだら「は?」とかいう反応になると思います。
ティアルスの正体についてですが、最序盤の時には“薄っすらとしか正体を考えてませんでした”。形上みんなの願いから生まれた存在っていう流れは決まっていたのですけど、経緯などは書きながら考えてました。そのせいで記憶云々が曖昧な回もありましたし。
イルシアについてですが特にないです。というか彼女だけは誰よりも鮮明にキャラ設定作ってました。自分で作った設定資料には彼女の説明文だけで十行以上も使って、自分自身でもびっくりした記憶あります。
クロエについてですが、ここで何よりも話したいのが彼女です。一章の後半から出て来てティアルスと親密な仲を築きヒロインの座に居座った彼女ですが、なんと“構想段階では存在しなかったキャラクター”です。話の流れが微妙だった為ソレを修正する為に急ピッチで作ったキャラが彼女ですね。
最終回ではティアルスと一緒に旅だったり一緒の布団で寝たり、如何にもメインヒロイン的な立場にいますが“元々そんな設定なかった”です。更に言えば元々メインヒロイン2の座は“レシリアが居座っていた”のですが、それをもぎ取り流れでメインヒロインに成り上がりました。
……設定資料、大事!
アルスタもついても特にないです。
何か短くてごめんなさい。
ラインハルトも特にないです。
ごめんなさ(ry
レシリアですが、まぁ、元々はメインヒロインの座に座る権利をもぎ取られたキャラっていう印象が強いです。メインヒロインと言っても彼女の場合は惚れると言うより信頼するって流でしたが……。
最初は屋敷の襲撃でティアルスの事を信頼し、自分でも臆病の壁を打ち破る展開でした。が、クロエが参入した事により後回しにされた可哀想な子。
エスタリテについてはそこそこあります。最初に名前が出て来た時の精神面が不安定みたいな設定とか。あれ回収されたの最終話近くなの自分で書いててびっくりしました。それも数行で済まされるという尺の恐ろしさ。
念の為書き込みますが、周囲の眼が怖くて、ソレから逃れる為に山に籠って剣を習い、弟子に剣を教えていたって設定です。
設定資料、大事!!(二回目)
ロストルクですが彼も特にありません。
物語が全体的に重い気がしたのでギャグに振ろうとした結果少しだけ滑った印象が強いです。
シファーも特にないです(断定)
なんか、ごめ(ry
リークですが、本当の事を言うと“彼もクロエと同じくその場の思い付きで登場したキャラ”です。物語後半でどうしても必要になったので生まれたキャラ。一見すると数合わせみたいになりますけど、それでも構想段階ではしっかりと順を踏んで“設定しかけていました”。
クロエ並の大波乱を生まずによかったです。
その他のキャラはちゃんと描けたと思います。いやまぁスリッチとかリキアとか結構強引でしたが……。色々と(個人的に)波乱があった作品でしたが、最終的に書けて楽しかったです。
ちなみにこれ名前を聞いた時に気づいた方がいるかも知れませんが、大人組の名前は全員が実在した船の名前を捻って付け加えてあります。名前を付けた当時に○これとか○ズール○ーンとかにハマってた影響が主ですね。
イルシア・エンターライズ=エンタープライズ。
エスタリテ・オルゲン=プリンツ・オイゲン。
ロストルク・アヴローバ=アヴローラ。
シファー・ウォルスパイト=ウォースパイト。
リーク・ルファスト=ベルファスト。
まだまだ続いたい事は尽きませんがここまでにしようと思います。
度々ですがここまで読んで下さりありがろうございました。次回作もあるので、よければそちらも読んで行って下さい。
ではー!




