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黄金の仮面
王よ
黄金の面をつけた王よ
広げた両腕はあまりにも細く
針のように伸びた背はあまりにも小さく
自らと重臣を鼓舞する声はあまりにも幼く
王よ
黄金の面をつけた王よ
その身に似合わぬ黄金の衣を
引きずり持て余し
その身に似合わぬ黄金の杖を
抱えて道を歩みゆく
その小さな背中が背負っているのは
黄金よりも輝かしく高貴で
鉛よりも毒々しく重く苦い呪い
王よ
黄金の面で顔を隠した王よ
王の仮面を被った王よ
自らを捨て去った哀れで偉大なる我らが王よ
過酷な試練に打たれようとも
逆らえぬ運命にさらされようとも
その心に消えぬ焔あれ
その魂に永遠の灯あれ
我らが王に光あれ




