プロローグ
いつからだろう、自分の人生がこんなにもつまらなく真っ暗になったのは。
小学校は地元の公立の小学校に通い、友達もそこそこいて楽しい日々をすごしていたとおもう。高学年に上がってからは、親の勧めで塾に通い始めそこそこ頭のいい、所謂進学校とよばれる中学校に進学した。
中学校では、高校と中学が繋がっている中高一貫だったために、のほほんと勉強もせずに帰宅部を満喫してすごしていたら終わっていた記憶しかない。というか、学校にいって勉強して家に帰ってゲームしてシコってねる普通すぎる中学生だった。
高校はというと、これまたなんとなーくすごし高校2年になったあたりからまわりが、勉強しはじめたのでこれにあわせてなんとなーく勉強してなんとーく大学に行けると思って過ごしていたのだった。
しかし、現実というのはそう甘くはなく俺は大学受験を全落ちし、浪人生となってしまったのだ。今から思えば、そこが地獄の始まりでありそこで頑張っていれば、地獄をみずに済んだのだと後悔しかでてこないが。
浪人生になってからの自分は、まぁ酷いものであった。親が共働きなのをいいことに、勉強はせずに親が昼飯代として置いていったかねでゲーセンに入り浸る毎日が続いていた。しかし、そんなのでは大学に受かるはずもなかった。
2浪目に突入したのだが、二浪目はというと、ゲーセンに行ってた生活が親にバレ、親とは毎日家で喧嘩するようになり、いえにいずらくなっていえにかえらなくなったのだ。河〇塾に通っていることになっていたが、結局3回いったかいってないかである。
そんなことを、しているうちに今年の受験もおわり、無事に全落ちし人生お先が真っ暗である。資格もなければ学歴もない。まぁ生きてる価値も無いので、今から、予備校の屋上から落ちて自殺しようというとこだ。
しかし、親に今までの生活をあやまる勇気もないのに自殺する勇気はよくあると自分でもすごいと思う。まぁ、ここからおちれば、全てから解放されて楽になれるのだし、頑張ろうではないか俺。
「お父さん、お母さん。生まれてきてごめんなさい。俺はもう生きてる意味もないので死にます」
俺は、人生最後の勇気を振り絞ってとび降りた。
当たり前にビルから飛び降りるのは初めてだが、地上まで一瞬だと思ったが、以外と時間がかかるもんなんだな。
飛び降り自殺で地面に、当たって死ぬ前にショック死する人がおおいらしいが、この分だとおれはこんな悠長なことかんがえてるぐらいだし、地面に当たった瞬間に死ぬんだろうなぁ。
そんなこと考えてるうちに、もう地面は間近に迫ってきていた。
こうしておれの20年間の人生は幕を閉じたはず...だった。