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手渡しチョコ-ver雪菜-

-幸せに ひと息啜り 微笑を-

オフ会の次の日の日曜日

私は目を覚ます、朝ともいえない、お昼前11時に起きた、オフ会をやりきった後の朝はなんか清々しかった、とはいったもののやっぱり寒いので暖かいココアを入れて、パソコンを立ち上げた

左手でココアを啜りながら、右手ではポテチ・・・これじゃただ食べたいだけになってしまう、なので両手でキーボードを弾きながら、昨日のオフレポを書いていく、オフレポというのはオフ会のレポートとはいえSNSの日記だ、小説でもなければ、論文でもない、例えるなら散文詩だろう、私は読みやすいように楽しさを伝えることを第一に書くようにしてる、パソコンに向かってカタカタとひたすらに文字を打つ

言葉で聞くとかっこよく映るだろう、だが実際はニヤニヤしながら機能の楽しかったことを振り返ってるだけだ、実際に見ると完全にヤバい人だと思う


それでも顔がにやけてしまうくらい楽しい会は好きだ、また立てる、結衣にゃんにもお願いされたし、またしばらくしたらやりたい、今度はどんな企画がいいか、何かあれば意見が欲しいなと日記の最後に書いといたのでこれで意見が集まるだろう

私は1時間ほどかけて書き終わると、伸びをした、そして携帯を見てみると通知は0件だった、休日には誰からも連絡が来ない寂しい休日だ、なぜ昨日と今日でここまで落差が激しいのだろうか、そう考えれば答えは必然だった、昨日がただ特別な日だったんだ、結局私はこの日、家でだらだら過ごした


そして月曜日の朝を迎えた、昨日だらだら過ごしたせいなのか、いつもよりシャキッとしてる気がする、朝ご飯を食べて学校へ行く、今日は渡す予定のチョコを智也さんへと渡せればそれでいいかなと思う

私は学校へと着くと、下駄箱にいれとくだけの予定のチョコを手に持ち、智也さんの教室へと行く


「おはようございます」

そう言いながら、キョロキョロと見回すが智也さんの姿が見えない


「あ、えっと雪菜ちゃんだっけ?智也ならまだ来てないよ」

突然名前を呼ばれて驚いた、ちょくちょく来てるので覚えられたのだろうか、私は智也さんがいないことがわかると帰ろうとする


「待って、こっちこっち、智也がくるまでお話ししようよ」

そう言われ女子の集団に混ざった、何の話しかなと思えば智也さんとの関係についてだ、あの時のキス以外のことについては正直に話した、ふられたことも話した


「そうなんだ、雪菜ちゃんかなり可愛いのに、ふられたんだ、それでもまだ智也を追うんだね」

可愛いと言われたことは素直に嬉しい


「はい、智也さんは好きな人がいるんです、それでも近くにいていいよと言ってくれたので、私はチャンスを待ちますよ」


「一途だね、いいなぁこんな可愛い子に愛されたいな、でも智也の好きな子って誰だろうね」


「さぁね、でも頑張んなよ」

そう話してるうちに予冷が鳴ってしまった、渡せなかったが楽しかったのが地味に悔しい、私は教室に戻った、初めて話した気がする、名前がわからないのが残念だ、智也さんのとこは昼休み出向けばいいかなと思った、まずは目の前の授業に集中する、カリカリと真面目に黒板を写し、問題を解くその時にふと思った、でもなんでだろう解の公式とかあるのにこの恋は方程式じゃ解けないのだろうか、こんなに長い時間かけても恋愛についての方程式や公式、解き方がないなんて、手探りでやるのは大変だ、私の気持ちはどこにあるのか、長い時間かけてようやく見つけたんだけど、でも近くには結衣にゃんがいる

例えるなら2次方程式になったようだ、私の智也さんへのまっすぐな気持ちが結衣にゃんの存在によって、曲がって放物線を描いている、変化量が一定ではない、そして智也さんと結衣にゃんの関係も考えると3次方程式ともいえるだろうか、1問に対して、解が3つもある、それはかなり複雑で解くのに時間がかかりそうだ、私も3次方程式の中の1人として頑張りたいと思えた


私は何を考えているのか、分からなくなる、でも図に描けばはっきりするんじゃないかと思う、数学だって数式を理解するのに道具を使う、例示は理解の試金石という言葉があるように何かを示すことが重要なんだ


気が付くとチャイムが聞こえてきた、考えているうちにお昼になったようだ、私はご飯を食べようとお弁当箱を取り出した


「遥、食べよう」

遥は返事をすると、お弁当箱を持ってこちらに寄ってきた、そしてお弁当箱を広げいつものように話しながら食べる


「そういえばさ、チョコ渡せた?手作りしたんでしょ?」


「まぁね、でも朝は渡せなかった」


「先輩たちに絡まれたの?」

なぜ、朝の1件を知っているのだろうか、まさしくその通りだった、そのことを言うと遥も昔絡まれたことがあるらしい


「私の時はいきなり、可愛いねって言われて囲まれちゃったよ、それから行くたびに話しかけられて智也とあんまり話せなかったりするのよね」


そして遥から、更に詳し話しをきいた、そしてその結果、放課後に下駄箱で待つことにした

確かにここなら確実にとおるし安心だなと気づくまでにかなり時間がかかった、複雑に考えすぎていた、もっと簡単でよかったんだ、そんな感じで待ってると智也さんがこっちに向かって歩いてきた、手にはもちろん渡すためのチョコが握られている、そして私は智也さんへ向かって1歩踏み出した


「・・・・・・・・・・・」


なんでだろう、言葉が出なかった、おかしいな、いつも通りのはず、智也さんチョコあげる、その一言がなぜか出てこなかった


「プレゼント?」


「そう、あの、チョコです、そのバレンタインわたせn・・・」


智也さんは思い切り笑ってチョコを受け取った、すると智也さんは私の頭の上に手を置いた

「何でそんなに緊張してんだよ、いつも通りでいいじゃん」

そう笑われたが、本当にその通りだと思う


「あの、この後、予定なかったら、私と帰りませんか?」


「ごめんな、この後寄らないといけないとこがあるんだ、また今度な、チョコありがとな」

最後の一言でなんか救われた気がする、寂しい一言も暖かくなった、背中を見つめて涙しなくてよかった

それでも智也さんが見えなくなるまでは背中を見つめていた


「あらら、またふられちゃたね、ドンマイ」

そう言って、私の背中を叩いて声をかけてきたのは遥だった、私は見てたんだと呟くと、偶然見ちゃったと返ってきた


「ってか今のはふられてないし、誘い断られただけだし」


少しむくれながら言う、そして2人して笑いだす、私たちは手を取り合ってこの後2人で遊びに繰り出した、智也さんがどこへ行ったか予想は出来たが確信はない、でもチョコをありがとうと受け取ってもらえただけで嬉しかった、胸のもやが1つ晴れた気がした



-夕焼けに 彷徨う想い 追いかけて 君の背中を 見てるよいまも-



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