これが私のオフ会 1 -ver雪菜-
- 太陽が 眩しくきらり 始まるよ -
オフ会のある朝、空は青く晴れ渡ってる、太陽がまぶしい、なんて素敵な日だ、
多少の目覚めの悪さなど全く気にならないほどにテンションが高い、ついに当日がやってきたのだ
私は前日に準備してあった荷物を持って家を出た、ただカラオケ屋に行くのにキャリーケースに手荷物を持って行く
普通の人が見たらテンションと荷物的に完全に何泊か旅行に行くのだろうと思うであろう
だが違うのだ、オタクは一味違うのだ、そんな荷物でも泊りがけで旅行ではなく、素敵アイテムがぎっしり詰まっているのだ
とりあえず私はキャリーを転がしながら駅へと着いた、少し荷物が重い、幹事だしそんなものだとは思う、それにこれでみんなが楽しめるなら軽いものだ
「よっ副幹事って大変そうだな、少し手伝うよ」
そう言って私から強引に荷物を奪ったのは智也さんだった、智也さんには今日のこと言ってない、なので偶然ここにいるのかと思ったが、私のことを幹事と呼んだのでそういう事もないようだ
「どうして?」
「雪菜に会いたくて・・・」
その一言は私の心に電流が走るように嬉しかった、でも違うんじゃないかと心のどこかでそう感じた
「本当は?」
「お前に会いたいってのは本当だよ、また前みたいに普通に話したいなって、今日のことは結衣にゃんに教えてもらった、だから無理言って今日の待ち合わせ変わってもらったんだ」
前のこと気にしてくれてたんだ、私が勝手なことしたのに気にさせてしまった、まずは智也さんに一言伝えないとと思って、ごめんねっと口にした、智也さんはそれを聞くと笑ってくれた
集合場所の駅に着くまで、色々と話しをしていた、内容が無いような話、いわゆる雑談をしていた、オフ会とは何の関係もない話し、久々に話せて泉から湧き出る水のように言葉が溢れてくる、ただ話すだけが凄い楽しい、一緒に電車に乗って、隣を歩いて、気が付けば集合場所についていた
先に結衣にゃんが目印を持っていてくれた、私はお待たせと一言言った
「おぉやっと来たか2人とも、ともちゃんうまくいったようだねっ」
「おう、おかげさまでな、ありがとな」
私達は時間になるまで参加者を待った、名簿で確認すると無事に全員が時間に間に合ったようだ、意外とオフ会では珍しかったりする、特に仲が良いとか常連さんになるほどに遅れてやってきたりするものだ、今回は初めから全員集まったみたいでよかった
「そういえば結衣にゃん、智也って入ってる?」
「あ、入れてなかった、まぁカラオケ屋だし2,3人くらい増えたとこで問題ないっしょ」
結衣にゃんの言うとおりだ、部屋を増やしてもらうわけでなければその程度のことは造作もない、受付で名前と人数増えたことを言い部屋へと案内される、大きい部屋と小さい部屋が2つある、今回の参加者が20人だ、全員を大部屋に集めて、まずは挨拶からだ
「はい、というわけでみなさん、こんにちは」
「こんにちは」とみんなが返してくれた、ノリが良くて元気で嬉しい
「今日は集まってくれてありがとうございます、久々の方もいると思いますのでまずは自己紹介からやって行きたいと思います、まずは私から副幹事のミカンです、今日は時間の限り楽しんでいってください」
そしてマイクを参加者に回す、みんなそれぞれ名前と一言を言って回してく、ここでおもしろいこと言うとみんなに覚えてもらえる、オフ会を楽しむための1つの方法だ、基本的にかなり変なことを言っても幹事とか周りが拾ってくれるから最初は積極的に行くことをお勧めする
副幹事から始めて、そして最後は幹事が締めると綺麗に決まるのだ
「どうも、幹事の結衣にゃんです、今日はよろしくお願いします、ちなみにチャームポイントは胸です」
「何言ってんのよ、ここそういう会じゃないから」
「え~、とか言ってほんとは顔埋めたいんでしょ?」
「いや、そんなことないけど」
「この前、顔埋めて楽しそうにしてたじゃない?」
「ちょ、やめて、そんなことみんなの前で言わないでぇ」
「まぁ、冗談はこのくらいにしてね、たくさんの楽しい企画がありますので最後まで楽しんでいってください」
いきなり恥ずかしかった、意外と緊張してる初見さんよりも慣れている身内のほうが少し危険なこともある、ほんと今がまさしくそれだった、私は気を取り直して、場を進めた
「はい、では次のコーナーですが、サイコロトークです、内容は簡単でサイコロを振って、出た目の数に対応した話題をしゃべるだけです、早速、行ってみましょう」
そういって、サイコロを振った
「3番、初めてオフ会」
「えっと初めてのオフ会は2,3年前かな、きっかけはとある幹事さんに個別で誘ってもらったんですよ、あの頃たくさんお話しさせていただいてて、それでこの人に会ってみたいなとか楽しそうだなとか思ったんですよ、そしたら思ったとおり意気投合出来て大切な親友が出来て良かったなと思いましたね」
「はいじゃぁサイコロ振って・・・えっと5番、私の趣味」
「趣味かぁ、まぁこの鞄見てもらえばわかると思うんですけど、グッズ集めるのが好きですね、最近は缶バッジにはまってます、可愛くてどこでも一緒に出掛けれるのでいいですね、自分はイベントによく行くんですがこれ1つ1つに思い出が詰まっていていつでも思い出に浸れます」
「あっその子ってあのイベント限定のやつですよね、すごいです」
その子と言ったが缶バッジのことだ、会話を自由に掘り下げてくれるのは聞いてる方としても面白い時がある
みんなそれぞれ自分の思い出や何かのきっかけ、趣味などを話す、同じ作品や似たような思い出があればそれをきっかけに話が広がる、このために話しやすい話題を6種類用意した、これは何を話せばいいのか分からない人向けの企画だ、サイコロで決まるのでかなり話がしやすくなる、自己紹介に続いて、トークが出来ればある程度みんなと馴染めるしその人がどんな感じの人かが分かる、知らない人が多くて不安でも、少しでも多くのことを知れば安心できる、オフ会の成功において大事な部分、シンプルかつ我ながら良い企画だと思った
「じゃあ最後に結衣にゃんが・・・1番のこれが私の嫁」
「えっ?ミカンちゃん、私が1番の嫁だって?照れるじゃんか」
「いや、そういう事じゃないからな」
「まぁ冗談はこのくらいにして、私の嫁かぁ・・・なんかピンとこないな、あ、でも大事な人ならいますよ、私がオフ会したいって言ったらいろんな企画を立てて、みんなを楽しませようと頑張ってくれて嬉しかったです、なので私の一番はこの子かな」
そうやって結衣にゃんに抱きしめられて落ち着く、相変わらず柔らかいおっぱいだ、しかしこの状況なんか言わないとツッコミを入れないと収まりがつかない、落着け、考えるんだ、そして畳み掛けろ
私が必死で考えてる時に「バンッ」と大きな音がした、智也さんが机を叩いた音だった、周りはシーンとする、私は焦りだした、その直後に
「異議ありっ!」
そう叫んで結衣にゃんに思い切り指を指す智也さん、そしてその発言には大きな矛盾がありますと言って証拠はあるのかと聞いてきたところにありますと答えて畳み掛けてほしい、心の中でそう思った
だがしかし、その直後に結衣にゃんも机を叩いた
「待ったぁ、異議ダメっっ!異議は認めないよってことで後で智ちゃんには罰ゲームを与えます」
新しい言葉が生まれた、恐らく突発的に生み出したものだろう
「なん・・・だとぅ、くっ」
智也さんは悔しそうにあっさり引き下がった、いやもっと畳み掛けてよと心の中で思った
ちょっとしたコントもあったがとりあえずこれでサイコロトークは終わった、最後に面白いものが見れてみんな笑っていた
「それでは、これでサイコロトークを終わりたいと思います、次の企画まで雑談でもして待っててください」
「異議ありぃ!私も結衣にゃんに抱きしめられたかったぁ」
さっきの迫力ある声とは逆に少し甘い声で言う遥、兄弟そろって仲良いなと笑ってしまう
「待ったぁ!それはダメだよぉ、また今度ね」
それはどういう事なのだろうか、聞き返したかったが私は次の企画の準備をすることにした
みんなの声が聞こえて少し騒がしい、私の独り言でさえ誰にも聞こえない、話すにも顔を近づけないと聞き取りにくい、この騒がしさが凄い好きだ、よしっ!と気合を込めて私は、次の企画を始めた
- 異議ありと 遮る言葉 法廷で 次へと繋げる 一歩踏み出す -




