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思考 -ver雪菜-

- 近づけた キミの隣に 少しだけ -


10月下旬 放課後


あれから智也さんとは順調だ

普通に笑いあい、ぎこちなさも徐々に消えて行った

2人でいる時に沈黙する方が珍しいくらいに


私はふと思う、それは友達に近づいたのか、恋人に近づいたのか

どっちなのだろうかと


私は恋人であるようにと願いを込めた


今は・・・ただ、キミが笑っているだけでいいかもしれない

キミの笑顔が見れれば、今の私は嬉しいから


「今日も終わったね、さて帰ろっか」

そう言って、遥と帰ろうとする


「今日は、カラオケに付き合ってくれない?」


私はもちろんカラオケに行くことにした

何か話したいことでもあるのだろうか、もしくはただのストレス発散か

私たちは学校を出て、カラオケ屋まで行き、受付を済ませた


「まったくもう」


遥は私に思い切りしがみつく

そのままソファーの上に倒される


「どうしたの?」

私は遥に問いかける


「最近、雪菜が智也と仲良くなりすぎ、あんな夜に出かけて、智也が楽しそうに帰ってくるとか」



「だよね、遥のおかげだよ、ありがと」


「別にいいけどさ、ちょっとだけ」

何だろうと思って聞き返すと、単純なことだった

どうやら12月に北海道修学旅行に行くらしい

つまり、1週間近く会えなくなることについて話した

ちょっと寂しいかなと思った


「ただ、修学旅行ってみんなの絆がより一層深まるとだし、女子にとられたりするかもよ」


「もぉ冗談でもやめてよ、って言っても私もまだ彼女じゃないんだけどさ」

確かに智也さんはクラスでも人気あるかも、かっこいいしおもしろいし

朝起きて、夜寝るまでみんなでいると考えると確かに距離は縮まる

1日中仲良く話して、近くに入れるのはすごく羨ましい


「意外に2人になるチャンスとかもあったりね、もしさ、他の子に先こされたらどうする?」


「その時は・・・思いっきり、バスケでもする、高崎さんに相手になってもらうし」


「相手は私じゃないんだね」


「遥にはカラオケ付き合ってもらうもん、ってかまだ振られてないし」


そう言うとまだ1度だけだもんね、と遥に言われた

なんだろう、遥は何か知ってるのだろうか

相変わらず、遥とカラオケ来ると、半分くらいはしゃべっている

正直、歌うよりも、話したりイチャイチャが多い

やっぱり誰にも邪魔されない空間ってのは素敵だ

お金もかからないし、ドリンク飲み放題だし、私たちにはそれで十分だ


まだお酒なんて飲めない年齢だし、大丈夫よねきっと


「さぁ歌おうか」


「歌を?」


「当たり前じゃん、ここカラオケ屋だよ?」


カラオケ屋に入り、数時間ようやく私たちは歌い始めた

そして、思ったことが1つある

選曲が智也さんに似ている

きっと兄弟でそこまで似るものかな


「はぁ今日はあんまり歌えなかったね」


「まぁね、でも今後の方向性は見えて来たね」


「うん、振られたら、素直に言ってね、慰めるから」


「遥ってたまに酷いよね」


「ふふふっ冗談よ、でも・・・やっぱりいいや、がんばれ」


そう言って思い切り笑う遥、言いかけてやめる遥

でも遥はやっぱり背中を押してくれた、そして逃げ道も作ってくれた

後は頑張ればいい、修学旅行中に電話でもしてみようかな

そしてクリスマスに告白する、私は頭の中でそんなプランを立てていた


でも私は気づいた、修学旅行まであと1ヶ月以上ある

余裕はある、だがイベントがない、自分で立てなければ何もない

何もないってことは、つまり頑張りどころなのかな


11月と言えばハロウィンがある

私のイメージではただのかぼちゃ会だ

かぼちゃの被り物を被って、かぼちゃを食べる、それくらいしか思いつかない

もっとインパクトがあるやつが欲しい

そんな普通のイベントじゃ多分ダメだ

相手は智也さんだ、もっと満足させるものを考えないといけない

ハロウィンにかぼちゃをとかストレートすぎる

仮装も想定範囲内だろう、やるなら可愛くやれると思うけど面白みがない


私は考えた、だけど料理もそんなにうまくなく

11月のハロウィンはアイディアが何も浮かばない

でも別の方法を1つ閃いた

12月の修学旅行、きっと智也さんはお土産を買ってきてくれると思う

だから私もその時に何かをプレゼントをしよう

相手が喜んでくれるもの、それを探そう、ハロウィンは何もなしで

12月に向けて、相手を喜ばせるもの


手作りのものならきっと喜んでくれるよね

心を込めて作ろう、きっとありがとうと受け取ってくれる

そんなシチュエーションを想像して、私はイメージを膨らませた


- キミとみる 笑顔を見つめ 見つけたよ 私の形 届きますよに -



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