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第15話

 交換したあと、付き合えたわけでもないのになんだかずっと気分が上の空で、授業の内容が何も入ってこない。いつもは日差しが鬱陶しく感じるのに、今はとても気持ちの良く感じる。そんなふわふわした気持ちで学校が終わってしまった。




 外はもう真っ暗で星が瞬く頃、僕はベッドに寝転がりながらスマホを見ていた。交換したばっかの澪さんのLINEのプロフィール画面を。あんなにも夢に見ていた(期間だけで言ったら短いかもしれないが)、連絡先交換が出来たのだから気分がいつまで経っても落ち着かない。スマホを見てはにまにましていると、一つのメッセージが届く。


“今度の休みにでも本屋さんに行かない? 私書いたい本があるし、玲為くんにおすすめしたい本があるんだよね”


 願ってもいなかったまさかの誘いに心の乱れがマックスになる。休みの日に遊びに行くなんてそれはもうデートだろう。澪さんも何かしらの感情を抱いていると思っていいんじゃないだろうか。

 すぐに返信したら何か勘付かれるんじゃないかと思いながらも返信をそそくさとする。


“ぜひ一緒に行きたいな。何の本紹介して貰えるか楽しみ”


 送った数十秒後にスマホが返信を受け取る。


“それじゃ腕を振るって紹介しないとね”


 ただの文章なのに澪さんの声で再生される。こんないきなり幸せになっていいのだろうか? 少しのやり取りの後、興奮が冷めぬまま眠りについた。

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