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第10話

 芽依との別れ騒動から何日か経った。芽依と隣のクラスの奴と別れたことがクラスの話題になったくらい。あれから芽依に何か言われることも無くなり、平穏な日々を過ごせている。伊川さんとだいぶ仲良くなれた、とは思ってる。毎日話せているわけだし。今日はどのくらい伊川さんと話せるかな。少し、いや、結構楽しみにして学校に足を運んだ。



 「おはよー、伊川さん」


 「玲為くん、おはよ」


 今日はもう伊川さんが教室に居た。いつももう少し遅いのに。そういえば、伊川さんって僕のこと名前呼びだよね。なんかわかんないけど初めの頃からずっとそうだったよな。これは僕も伊川さんのこと名前呼びして良いのかな。自分の席で準備をしながら考える。ついチラチラと伊川さんのことを見てしまう。次は名前で呼んでみようかな。そしたら距離も縮まる気もするし。

 先生が教室に入ってきて、学校が始まる。




 授業をそこそこに聞き流しながら、ばれないように斜め前の方にいる伊川さんのことを見る。最近の授業の楽しみだ。なんかこういうの良いよなあ。これが恋してるってやつか。まさかこんなことをするようになるなんて、昔の自分に言っても信じないだろうな。


 板書をしながら伊川さんを眺める。


 かわいいなあ


 こうしてずっと見ていると、意外と人の良さが見えてくるものだ。見れば見るほど可愛いと思える。見惚れていると


 あっ


 たまたま振り向いた伊川さんと目があってしまった。そして伊川さんは微笑む。僕は、すぐ目をそらしてしまう。なんだ今の笑み。僕に向けて、な訳ないよな。いやでもこっち見た時に微笑んだよね。えぇ、これはどっちなんだ。


 悶々としながら、授業は過ぎていく。

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