表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/27

ハカイと破壊

森林地帯 実家の近く。

僕はそこで、とてつもない窮地に立たされていた。


「フレイムボール!」


僕は火球を創り出し、金色に輝く機械兵器に攻撃する。

しかし、無傷。

何をしようと、攻撃一つ通らない。

魔法無効や反射なんてレベルじゃなく、そもそも当たっているのかすらわからない。



魔法構築 系統は闇、そして火 破滅の炎で雑兵を焼き殺せ。


機械兵器の体から、闇の炎が溢れ出す。

そして炎は、機械兵器の全身を焼き続ける。

僕にしかできない、二属性の複合魔法。

しかし、全く効いてる様子がない。


「ギャオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」


機械兵器は雄叫びを上げながら、口からビームを発射する。

僕はそれをかわそうとするが、かわしきれずに腕が焼き尽くされてしまう。


「がぁ!?」


とてつもない激痛に、僕は叫ぶ。

細胞ごと焼き切られ、僕の腕は元の形を見失う。

こうもなってしまえば、魔法による再生は不可能。

可能性エネルギーを使って回復するしかない。

腕を直すのではなく、新しい腕を生やす。

20年分あれば、それぐらいできる。


僕は、可能性エネルギーを使って腕を生やした後、攻略法を考えてみる。

だがやはり、一つを除いて何も思いつかなかった。

可能性エネルギーを使い、戦うこと。

今回、目が覚めてからというもの、できる限り可能性エネルギーを使わないようにしながら戦ってきた。

理由は単純、ラスボスがヤバそうだったから。

今のところ、尻尾すら見せないラスボスはどんな実力を持っているかわからない。

だから、可能性エネルギーをポンポン使って終盤枯渇するなんて事態をどうしても避けたかったのだ。

だが、もうそんなこと言ってられる余裕は無くなってきた。


『ギャグゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』


叫び声と共に、機械兵器の全身から、数え切れないほどの砲門が現れる。

そして、例の細胞破壊ビームを全ての砲門から撃ち放つ。

スポットライトのように自由自在に動き回るビームは、森の木々を跡形もなく消し飛ばしながら、僕というターゲットを照らさんと探し回る。


僕は決断する。

そして、決意を言葉にする。


「縛りプレイはもう止めだ。ここからは、使用制限完全解除(フルバースト)でいく!」


ビームが僕の間近に迫る。

僕は久しぶりの本気に心躍らせ、手始めにビームに触れ吸収し、それを機械兵器へ向けて撃ち返す。


ドゴォオオオオン!


機械兵器の体である金色の外壁が一部剥がれ、中から生物の筋肉のようなものが現れる。

どうやら、ヤツは機械兵器なんかではなく、本物の怪物のようだ。


『シギャアアアアアアアアアア!!!!』


怪物は怪物らしく泣く。

まるで、初めて痛みを知ったかのように。


「泣いてるのか……もっと俺に見せろ!」


だから僕は、もっと痛みを教えてあげるため、赤黒い10メートルもある巨大な聖槍を創り出し、僕の全力で投げ飛ばす。

聖槍は怪物の体の中へ入ると、ハリセンボンのような針山へと姿を変える。

そして、怪物が暴れるたびに針は動き、怪物は泣き叫び続けるのだ。


『ギャゴォオオオオオオオオオオ!!!ジャギャアアアアアアアアアアアア!!!!』


「せっかく教えてやったんだ。もっと味わえ!そして、味わいながら死ぬがいい!」


怪物は悶え叫ぶ。

そして、金色の鎧を脱ぎ捨て、真の姿を晒す。

1つ目で、六つの翼をもち、頭上に輪っかを浮かばせる、人が神と崇めそうな姿。

大きさは、20メートル……いや、それよりも巨大……まあ、そんなの関係ない。

デカいからって、アイツが僕より強い訳がない。


『グググ……グシャシャシャシャシャアアアアアア‼‼‼』


怪物は気色の悪い笑い声を上げながら、僕を見下ろす。

そして、いくつもの入口(ゲート)を創り出し、そのゲートから放った大量のエネルギーを集約させる。

自身の最大の一撃を持って、僕を殺そうと狙っているのだ。

星一つ滅ぶほどのエネルギーを集約させた怪物は、それを巨大なビームに変えて僕に撃ち放つ。


だが僕は、恐ろしさなんて微塵も感じちゃいなかった。

既に、この辺一体に自然と呼べるものは残っていない。

ただ、真っ平らな地面だけが拡がっている。

だからもう、どうでもいいや。

10万年……開放。

これでアイツを、細胞一つ残さず消し飛ばす。


「死ぬのはお前だ神モドキ」


絶対破壊ビクトリー光線。

敵の破壊エネルギーを吸収し、自分のエネルギーとして再利用する特性を持つ究極のアンチ破壊エネルギー破壊光線。

アイツが力で僕を殺そうとするなら、僕はそれすら利用してやる。

そのうえで、自分の力で死に絶えろ。


絶対破壊ビクトリー光線は、怪物の光線を吸収して加速する。

そして、絶対に回避できない一撃となり、怪物を貫く。


『グギャギャ……?』


怪物は貫かれた。しかし、なにも起こらない。

その事実に、怪物は困惑する。

しかし次第にそれを受け入れ、勝てると確信した笑い声をあげる。


『グブブ……グババババババババババアアアアアア!!!!!』


「嬉しいか。ならそのまま、哀れに死ね」


怪物の全身がブクブクと膨れ上がら上昇していく。

怪物の中に注入された破壊エネルギーが、完全に怪物のキャパを超え、今まさに爆発しようとしているのだ。


『グパ…………!?』


そして怪物は何も言えないまま、大気圏間近で大爆発を起こした。

その爆発の余波は世界を一周するほどであり、そんな究極の破壊エネルギーを直に食らった怪物は、チリ一つ残さず消し去られた。


「ああ……気持ちよかった」


究極に……気持ちよかった。











早く寝ないと明日がヤバい。

1年前くらいの病み期に書いた後書き、変更加えるかなにかしますわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ