表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/27

コロシの衝動/ノコシタ脱出

牢屋に寄り道した後、僕は再び制圧を始める。

警報が鳴り響く中、僕を殺そうと兵士が襲いかかってくる。

そして、彼らは口々に身勝手なことを言いながら、僕に凍らされた。


ーみんなの仇は俺が取る!


うるさい。


ー差し違えでも処刑する!


うるさい。


ーお前を ーお前を ーお前を ーお前を ーお前を ーお前を ーお前を ーお前を


邪魔だ。


立ちはだかる敵を、僕は全て凍てつかせる。

逃げるやつはもう逃げた。

怯まずに突き進む者たちは……まだ。


ーみんなの仇を!


もう聞いた。


ー犯罪者は死ね!


お前が死ね。


ーお前が! 


お前が。


ーお前が!


お前らが……そこを退け。


ビッグダムの通路ごと、全てを凍てつかせる。

僕は今まで沢山の人を殺してきた。

それでも、生かせるやつは生かそうと、そういう考え方をするようになっていった。

だけど……もう、なんのために生かしてやってるのか、分からなくなってきた。

どうして殺しちゃいけないの……殺したって、誰かが悲しんで終わりじゃないか。

どうしてこんな奴らの家族のために、僕が手加減してやらなくちゃならない。

僕は……!


魔法を構築……系統は炎……焼き尽くす炎のごとく……!

僕は炎を、近くで凍っている兵士に向ける。

そうだ……殺していいんだ。

殺したって、僕がどうなるわけでもない。

だから……殺したって!


……キョウメイ。


カディアの姿が脳裏に映る。

僕は、炎を天井に向かって撃つ。

炎は誰も焼き尽くすことなく、空のカナタに消えていく。


「……なんでだよ」


勝手すぎるんだ……僕は。

どこまでも身勝手で、そんな自分を殺したい。

殺したいのに……殺せない。


ーーーーー


ビッグダム 看守長室。


僕がそこにたどり着いた時、すでに艦内の警報は止んでいる。

部屋の中に入ると、女が一人、待ち構えているのがわかる。

そして、その女が知っている人だってことも、僕にはわかる。

女は待ち人がきたかのように、喋りだす。


「カディアはもうここにはいないわ。まさか、私じゃ不満なんて言い出すつもりないでしょう?」


元悪組織四天王の一人、ラーラ。

黒と白のツートンカラーの髪が特長的な女性で、悪組織時代に身に着けていた能力は既に失っている。

僕が破壊したんだ、間違いない。


それで、なんやかんやで和解したはずなのだが。


「お前と戦う気はない。だから答えろ。カディアに……善組織に何があった」


ラーラはため息をつきながら、ぼくのしつもんにこたえる。


「何もないわよ。ただ、カディアが善組織のトップになったってだけ。消えた父の変わりにね」


カディアが……善組織のトップ!?

確かに元トップの娘となれば、誰も反対しないだろう。

だが、カディアがトップになっただけで、世界を支配できるほどの力がもてるなんてありえない。


「善組織のって……じゃあ悪組織は!敵対してた悪組織はどうなったんだよ!」


「アナタのおかげで組織は半壊。トップも失踪して、事実上の解体よ」


敵対してた両組織のトップがまとめて失踪!?

そんなこと、普通ありえない。

なにか理由があるのか……?

ダメだ。何もわからない。

もっと何かしらの情報を引き出せればいいんだけど。


「残念だけど時間切れ。もうすぐここ、ビッグダムと魔法学校跡地に神の光が落ちる。私は避難しなきゃだから」


「待って!ならせめて一緒に!」


一緒なんて、ありえないから。


そう言いながら、ラーラはこつ然と姿を消した。

もう何がなんだか、僕にはわからない。

今までの常識が全部ぶっ壊されたみたいに、頭の中が空っぽになってる。

とにかくここから撤退しよう。

まだ死ぬわけにはいかない。

呪術廻戦戦華双乱の学生五条と伏黒パッパ強すぎて楽しいんだがwwwww


追記

最初の一文より。

牢獄→変更→牢屋

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ