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24:『溺愛からの脱走【200字】』
令嬢は閉じ込められた。
食事完備。
寝る場所にも困らない。
自分に相応しい殿方もいる。
生きることに何ら支障は無い。
それでも、令嬢はそこから飛び立つことを望んだ。
人々が寝静まる頃、令嬢は動き出す。
天井、窓、抜け出せる隙間があることを期待し、探す、探す。
「ああ、今日もまた逃げられない」
それでも令嬢は諦めず、明くる日も明くる日も探し続け、ついに脱走を果たした。
が、すぐに連れ戻される。
羽音が大き過ぎるのだった。
名探偵はいつも読者!!
もしひょっと分からない場合、ヒント(答え?)はこの置き場の20です。
この作品だけをご覧になった方にはきっと難しいと思いますので、伝わり難い作品で申し訳ありません。
他作品も既読の方はヒントを見ずに答えが分かったかしら♪




