表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

鍵が換えられていて、部屋に入れなかった話

昨日(2021/7/20)のできごとを、考えてみたのです。

2021/7/22、少し改編しました。

マンションの管理会社から、住民に対する通知が、エレベータ横の掲示板に貼られていたのに気付いたのは、たぶん、1か月くらい前のことだったと思う。

あんまり、気にはしていなかった。

いや、一応は目を通した。

が、ディンプルキーがどうしたこうしたという内容で、何やら専門用語がひたすら並べられており、一読しても、よく内容が分からなかったのだ。


今日は、残業となってしまった。

マンションに戻ってこれたのは、夜の10時過ぎ。

まったく、課長ときたら……。

途中のコンビニで買った弁当の入ったビニール袋を提げて、いつも通りに、正面玄関の自動ドアから中に入った。


そして、二重になっているドアを開けるため、オートロック解除の操作をする。

が、鍵を差し込んでも、作動しない。


あれ?

間違った鍵だった?


慌てて、鍵を確認する。

しかし、間違いなくマンションの、自分の部屋の鍵だった。


どういうことだ?

錠が開かない。


ふと思い出し、今日の朝、郵便受けに入れられていた茶封筒をカバンの中から取り出す。

そこには、マンション管理会社からの「セキュリティー強化に関するお知らせ」という紙が入っていた。


近年、鍵の複製技術が進歩し、簡単に鍵屋で合鍵が作られているのが現状であり、そのため、当マンションにおいても、不審者の侵入騒ぎが起こっているという内容で、より安全性の高い鍵に一斉変更する、というものだった。


そのため、1階の管理人室に行き、今日の夕方までに新しい鍵を受け取っておくように……。


なんてことだ。

管理人は夜の8時には業務を終了させて帰ってしまうのだ。

明日の朝8時まで、管理人はやってこない。

通勤カバンとコンビニ弁当の入った袋を抱え、どうしたものかと、頭を悩ませたのだった。

運営さんにとっては、きっと、普段からネットの仕事やデジタル関連の業務に携わっておられるので、「当たり前」の内容なのでしょう。


しかし、利用しているユーザの中には、まったく理屈が分かっていない猫のようなアナログ仕様のものもいたりするのです。


最初のお知らせとほぼ同じ内容のメッセージを送られても、混乱しただけでした。


ここに書くことではないかもしれませんが、せめて、デジタルに詳しくない人に読んでもらって、これで理解できるか? を確認してから通知して欲しいなぁと思ってしまったのです。


送信者赤文字は、心臓によくないのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] とても読みやすい流ちょうな文章に、しっかりとオチのある、楽しいエッセイだなぁと思いました(^^♪ 短くまとめられているのに、読みごたえがある文章はなんともすごい筆力だなぁと感動しました(*…
[一言] 誰にもわかりやすく説明 難しいことだと思いますが、向上してほしいサービスのひとつですよね!Σ( ̄□ ̄;)
[気になる点] 鍵の交換、一時的でも部屋に入るわけだから居住者の立ち会いが絶対だと思うのよな
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ