〜第五話〜本格的
~舞美側~
「おい舞美~相変わらず弱いな。」
「んっ。」
「傷だらけじゃんかわいそーまぁ俺らがやってんだけど。てかそろそろ疲れてきたから一騎討ち止めね?ま、一騎打ちじゃなくて2対1なんだがな。」
「そーだな無影、大王軍に指令だ!今すぐ反乱軍に攻めかかれー!いけおら」
「ちょっと待った。」
「なっお前は・・・まさか特別特級剣士の今泉か!?」
「そうだよ。」
「しかも4500程の人数がいる。その中の3000は精鋭部隊とみた。」
「舞美ちゃん。昌幸の爺さんの援軍1500も率いてきたよ~」
「ありがとうございます!」
「これで敵2万VS味方1万5500だ。勝てなくもない。いや、勝てる。」
「ふっそう来たか、今泉。だが勝つのは俺だ。」
「剣豪軍かかれー!勝つのは俺らだ!!」
「はっ!」
パカラッ パカラッ パカラッ
「大王軍も負けるな!かかれー!数的に我らの方が強い!!負けないぞ。いや負けるはずがない。」
「今泉さんありがとうございます。今泉さんいなければ負けてました。」
「ふっ味方同士なんだし助け合うのは当たり前だろっ!!」
「そうですね。」
「無影、大王に援軍を申請することは可能か?」
「できる。援軍を申請しよう。」
「あぁ頼む」
~大王軍本陣~
「無影と佐鳥が援軍を要求してきました。」
「引き受けなくて良い。」
「はっ。なぜですか?」
「あいつらは北人と舞美さえ潰せればいい使い捨てだからだ。最悪今泉は殺さなくても本陣の時に殺せればいい。」
「はぁ承知いたしました。」
~宮廷での噂~
「無影と佐鳥は使い捨てらしいぞ。」
「えぇそうなの!?こんなことしてるから人望が徐々になくなっていってるんだよな。」
「そうだな」
「てか今年御三家交流戦やるのかな。俺今回無我家参謀として出る予定だったのにな。」
「そうなの!すごいな。でも国が真っ二つに割れたから戦でそれどころじゃないんじゃないか?」
「あぁ。そうだよな。楽しみだったのになぁ」
「でももしかしたらやるかもよ!希望を捨てずにな!」
「あぁ」
~無影・佐鳥軍~
「申請が断られた。どうしよう。」
「現状俺ら1万2000VS敵1万3000だぞ。立場逆転しているのになぜ援軍を出さないっ!!」
「佐鳥特級剣士!!弓矢が・・・」
「なんだとっ!?」
グサッ
「佐鳥ー!!おい佐鳥絶対死ぬなよ。死んだらダメだぞ。」
「あぁ・・・」
~10分後~佐鳥はこの世から旅立った
佐鳥を打ち抜いた剣士は電数という大王軍の1級剣士だった。
「なぜ大王軍が佐鳥を殺す!!なぜだ・・・おい・・・どうしてだよぉぉぉ!!!俺1人じゃやってけねーわ。」
「無影剣士そういわずに・・・戦いましょうよ。」
「違う!!っっ俺はお前らの事を考えて辞任するんだ。俺は軍を指揮する才能はない。戦う才能しかない。佐鳥がすべてやってくれていたことを俺はできない。俺はこの大王軍から離脱する」
「なっなんですと?ではこの軍は誰が指揮するのですか?」
「その電数とやらに任せればいいだろう。じゃあな」
「ちょ、お待ちください。無影様!もう一度考え直しましょう。」
「ごめん無理。俺実は何かあったように南サカダと通じてたんだわ。こないだ南サカダから秘密の連絡があったんだがもうすぐ南サカダがこの北バングン侵略するらしい。次会うときは敵同士だな。」
「次会わねーよ。」
「なっ!?誰だ?電数さまだ。」
バサッ
「まさかこんなところで殺されるとは・・・」
「お前が南サカダと組んでるのはうちの不祥事発見班が察知していた。」
「そうか。でも俺を殺したら有影がどんなことをしてかすかわからないぞ。」
「ふっ、そうか。」
「あと、最強剣士4人組の2人を殺した罪は大きい。どいつが反乱を起こすかわからないぞ。」
「はっはっはっ戦ちょー楽しみ!!ありがと」
「お前馬鹿か。少なくとも剣豪の圧倒的剣術は俺が教えた。剣豪ならお前を殺せるはずだ・・・」
~最強剣士4人組の無影は命をたった。~
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