~第二話~最強の味方
舞子からの手紙があってから10日後 剣豪のもとへ1級、2級の剣士らが集まった。
一方、まだ返答が来ていなかった舞子の妹の舞美と現特別特級剣士の今泉から返答が来た。
両者ともこちらの味方になった。佐々岡は大王軍についた。
佐々岡と今泉は敵対関係にあり今泉が俺側についたと聞き大王軍に味方したと言う。
この佐々岡の思わぬ裏切りで剣士会は理事長の舞子派と副理事長の佐々岡派に分かれて舞子は大王との戦どころではなく剣士会の組み立て作業のほうが大事と判断し現時点で舞子自身は戦に出ることはできないのであった。
「舞子は剣士会の事で忙しくなったか・・・剣士会の者は舞子じゃないと従わなくないか?昌幸」
「そうですな・・・殿・・・でも剣士会は舞美様でも従うのでは?」
「あぁ、確かにそうだな。でも舞子の代わりとなる大物が欲しいな。昌幸誰かいるか?」
「いますよ。現4級剣士の元特級剣士が・・・」
「まっ!まさか」
「そうです。そのまさかです。北人を呼びましょうぞ。」
「北人兄さんは無理だ。北人兄さんは完全に剣士復帰できるような体じゃない。」
「北人とは誰ですか?」
「そうか。お前はまだ若いからしらないか、若玄説明しよう。北人とは何者なのか」
「北人とは、特級剣士で、最強剣士といわれていた男だ。北人は最強剣士4の一人だった。まぁ今でいう剣豪が所属している特級剣士3人組みたいなものだな。」
「え?なら今特級剣士は7名のはずじゃ?」
「まぁ。急ぐな。もっと話しを聞け。で、さっき若玄にも言われていた通り昔は特級剣士は7名だった。だが、16年前のこと大王様は最強剣士4人組に出動命令を出した。だがその日のその時間は大雪だった。北人兄さんをはじめ最強剣士4人組は命令を拒否した。その影響で大王が怒り北人以外を暗殺したとのうわさがある。」
「そうなのですか」
「私は違う噂を聞きましたが・・・」
「なぬ、どのような?」
「北人が他の3人を殺したと聞いたことがありますが・・・」
「そうか、そんな噂もあるのか。」
「北人兄さんに会ってみるか?」
「はい!」
~北人と対面~
「北斗兄さんお久しぶりです。」
「あぁ、剣豪どういった要件だ。」
「実は現大王と戦をすることになりました。そのことで北人兄さんに指揮を執ってもらいたい軍があります。」
「俺はもう戦にはでない。」
「でも、お願いします。北人兄さんがいないと負けます。あの時のように多くの犠牲者を出すことになります。それでも良いのですか?」
「激戦雷雨の戦いの事はもう何も言わないでくれ。」
「ごめんなさい。つい口が・・・」
「そちらの軍の味方である大物は?」
「舞子と舞美、今泉が主な大物です。」
「なかなかの強者が集まっているな。」
「なにか報酬は?」
「良いでしょう。俺は大王に勝った後に北人兄さんに大王になってもらいたいと思います。大王に勝った後実質実験を握るのは俺です。なので俺が北人兄さんの事を推したら兄さんは大王になれます。」
「そうか。でもなぜ俺を大王に?」
「兄さんはとてもやさしくてそれにしっかりとした大王の血筋もあります。なので・・・」
北人は現大王のいとこである。そのため現大王は兄弟がいないため現大王が実権を握らなくなった場合自動的に大王の座は現大王が急速で子供を産まない限り北人が大王となる。
「そんなに言ってくれてありがとうな。俺はお前の味方をするよ。」
「ありがとうございます!早速北人兄さんに率いてもらいたい軍ですが剣士会1級2級の剣士です。」
「おぉ1級2級か。優秀な人材ばかりだな。早速本陣へ向かいましょう!」
「はい!」
~北人 本陣へ到着~
「これはこれは北人さん!」
北人兄さんみんなに来てくれて祝福されているな!
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