とりあえず姉妹ゲット?
3番手は龍弥さんです。
前書きとあとがきの文章は届いてないので現在待ち時間です。(1番目から)
ガチャ
「ただいまー、もどったわ……y……o……変態…..」
そういいながらニーナは弓を構え始めた。
「おーーい!ちょっとまったぁぁぁ!いや!まってくださ」
「なに?遺言?」
「いやいやいやいや、なに?いきなりかえって来て早々けが人に向って、弓向けてるの?」
「それだけ?……変態成…ば.」
「せめて何でこんなことになったか理由を…..」
今度は矢を弓の弦にあて、引き絞った。その時だった。
「フィ・レバリーア・アストロフ…..」
そうニーナが小さくつぶやき、矢に火がともった。いや、炎がまとった。
「おい!殺す気か?」
「変態はいちゃダメなの。」
きっぱりと狙いを定めながら言い放った。
「あ!そうだモア、この状況何とかならないか?」
「んーそれだったら。もうどうにもなr」
「へぇー。そのちっちゃい子モアって言うんですねぇ」
にっこりした美人はとてもきれい…というよりも、とても怖かった。もう動けない。
「とりあえず話だけ聞いてくださいお願いします。」
必死にお願いした。それはもう正座をして、手を膝の前に置き、おでこを。いわゆる土下座ってやつだ。
「それなら聞いてあげようじゃない。この私の心をもてあそんだロリコン野郎ぉぉぉぉ!!!」
バシュ!スタンッ!!カランカランカラン…….
「あ、やばっ。ちょっと。レイ!大丈夫?ねぇ…..あっ….」
漏らした……
「とりあえず。風呂入ってくる?」
女神のような優しさだ。まさしく……だが、今はその哀れみのあふれた慈悲深い言い方は。
より一層彼の精神を抉っていく。
「…..うん……」
レイは転生初日から不幸であった。
死んだし…
死んだし…
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「神様役もなかなかに楽しいですねwまさかあの子漏らしちゃうなんてw」
「笑っちゃだめですよw」
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「ただいま……」
俺がさっきまでいたところにあったカーペットは今はない。
「お、おかえり…….その、ごめんね?」
今俺が心から叫び。いや、言いたいこと。
「忘れてくれ…….」
「とりあえず。さっきのその。ああなったのは謝ります。でもあのちっちゃい子は誰?」
「その、妹!そう妹だよ!」
「了解しました。妹という概念をついかしま….するね。おにーちゃん」
「「え?おにーちゃ….ん…?」」
おっとこれはまた死にそうな予感。
「なに?概念を追加しましたって何?レイ……はなしなさい。」
なるほど、俺はもうニーナには嘘がつけないらしい。
「なんか。あの本から生まれたらしい。だよな?モア」
「おっしゃる通りです。私はおにーちゃんに作られた存在です」
「なに?レイって魔法使えるの?」
「お。おう。た、たぶん」
何が何だかわからないが、モアが俺の魔法によって作られたことになったらしい。
めんどくさい話をせずに済んで助かった。とりあえずゆっくり寝よう。
「いったい何が使えるの?」
「いや、記憶がなくてさ。わかんないや」
異世界から転移してきたなど言えず。そう答え、眠りにつこうとベットに転んだ瞬間
「ちょっとこっちに来て下さい」
右腕をつかまれ、屋敷の外に。
ここに運ばれたときには意識がなかったから気が付かなかったが相当大きな屋敷だ。
そういえば、ニーナの父親が領主だとか言っていたのだから当然といえば当然だが、二階建ての白い俺がさっきまでいた建物が奥まで続き、庭にはきれいにバラが植えられ、大きな池の中には魚が泳いでいた。
そして、噴水まである。とりあえず一言で表すなら。
「でかい。」
「そう?このこれでも領主の家としては狭いほうよ?」
唖然とした。これで小さいほうって。
「とりあえず、魔術堂に行くきますよ。レイがどんな魔法を使えるのか気になりますし。今後にも影響が出てくるので」
そういわれ、普通ならニーナの言った今後について聞くところだが、あいにく今彼の思考にはそんなことが考えられるほどの余裕もないほどに、ぐるぐると回っていた。
そういわれて零が連れてこられた場所は、一階建ての、白色の大きなさっきの屋敷より大分小さいくらいの小屋だ。屋根は赤色で、丸い形をしている。そしてそれを取り囲むように、五角形に柵が広がっており、それぞれその角には小さなロケットのような同じように真っ白な壁に今度は赤色や青色などの五色の屋根がそれぞれについている。
その小屋の扉にたどり着く。
「この中には魔法石の結晶。アフィリエイトっていうもので、それぞれに属性があります」
「ふーん」
零は興味なさそうに適当に返事していた。
だが一つ彼の目に留まったのは、一つだけ外に突き刺さっている、全体的に黒く光沢を放つ刀だった。が、それに近づき触ろうとすると
「ちょっと!それに触っちゃダメ!それはっ」
しかしそんなニーナの突然の行動に驚き、そのうえでさらに触るなといった謎の刀。
そしてそれに触れそうになり住んでのところで手を引いた零だった
「とりあえず、中に入ってください。さっきのアフィリエイトは原石の一つなのです。原石は魔力が強すぎて、普通の人は触れないもので」
ふむ、普通の人は触れないのか。そう心の中で復唱した零にとある一つの疑問が浮かんだ。
「ニーナは触れないの?」
いきなり言われてびっくりしたのかこけそうになるものの何とか耐えたニーナはただ一つの事実を言うように、淡々と言い始めた。
「ムリですよ。私は普通の人間ですし。第一の条件として、一回死なないといけないので。そして、蘇生魔法は未だこれだけ魔法がほかの町に比べて群を抜いて発展しているエンゲルでも生み出されてないんです。だから、一回死んで生き返るのは運でしかなくて、そんなことをしてさらに、希少価値が高くて、高値で取引されているのです。そんな状態でだれも好き好んでこのでっかい原石を使おうなんて思いません。第一に魔法を使うときに身に着けていないと効果がないだけじゃなくて、最悪の場合魔法が変に発動して暴走したり、そもそも魔法が発動しなかったり。だから、こんなのここくらいにしかないですよ、めったに見れないものなんだからしっかりと見ていってくださいね。」
その言葉をうのみにした零、
「じゃあ、あれ見てくる」
といって魔術堂から離れていった。その瞬間」
バシュ。ドスッ。
目の前にあった建物の横の植木に屋が突き刺さった
「ははは。やっぱり先にニーナと一緒に魔術堂に行かなきゃなぁ。よし、あとで見よう。そうしよう。」
そういってニーナのもとに走って行った。
「とりあえず中に入りますよ、念のため聞きますけど、体調はもう大丈夫?」
「それがさっきまで弓で狙ってたやつの言うこ…..と…k…….」
バシュ。シュッ
痛い。今確実にお腹にあたった。絶対当たった。だって血が出て…..ない…あれ?
「ごめんちょっと当たっちゃった。ちゃんと治癒魔法かけましたからあのくらいの傷なら問題ないですよね?」
あれ?これってうなずいていいのか?うなずいたらこれから毎回今みたいなことに…
「問題ないですよね???」
うん。やっぱり美少女…………いや、ニーナのこの笑いはとても怖い。
「問題…..ないで……」
しかし、またこんなことになるのかと思うととても怖かったのもあり、なかなか踏ん切りがつかずに、口を閉じていると。弓を構え始めた。たった今自分に向って放たれようとしている。
「はい!何も問題ないです!」
「よろしい。」
助かったという気持ちとともに、もう逃げ出したい気持ちに駆られた。
そしてもうひとつわかったことがある。ニーナはどうやら自分より弱いとみなした男には少しS気が出るみたいだ。
あれ?俺って下に見られてるのか?
そういえば彼女の年齢は一体。
「ニーナって何歳なの?」
「唐突に来ましたね。仕方ないから答えてあげますけどその前に、そっちから言うべきじゃないですか?」
「それもそうだな、俺は17歳だ。はい。言ったんだから教えろよ?」
「ふーん」
そういいながらニーナは少し得意げに言った。
「これからは姉のように慕ってくださいwなぜなら私は18なんですから」
ドヤッという顔をしていた。まさにドヤ顔ってやつだ
そんなことをしている間に一人忘れ去られていた小さい自称零の妹が口をついに開いた。