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成り行き任せの異世界転生  作者: 狭焼飛露&龍弥&かつらぎネコ
とりあえず
1/10

とりあえず異世界転生

この作品はほかの友達との協力作品です。

3人が1回ごとに交代しながら次話投稿していきます。

この1話が僕です。他と見比べながら見てくれたりすると面白いかもです


学校の帰り道。 普段と変わらず何気なく下校していた時、いつもとは違った事が身に起こったことが原因で俺は…


…死んだ…


「はい! ということでポックリ逝っちゃったあなた、異世界転生する気は無いですか? 」


死んだと思っていたのに意識はしっかりしていた。

それどころか5感もあって心臓の鼓動もわかる。

俺死んだんじゃなかったのか?

いや、目の前のこいつの言い方だと死んだことに間違いは無さそうだ。


「混乱してますか? まぁ、別に話す必要も無いんですけどね、パパッと異世界飛ばすだけですし」


目の前の人はそんなことを言った。


「なんかいろいろおざなりなんだけど….まぁいいや、とりあえず俺は生き返れるってことだろ? だったら転生でも何でもしてほしい」


「私におざなりだって言う割に自分だってかなり雑じゃないですか」


目の前の人、多分人じゃない。 まぁ神様だと思っておけばいいかな。

その神様は話す必要も無いと言ってる割には以外に話しかけてくる。


「どうせ俺の生殺与奪権はお前にあるんだろ? だったら俺がどうこういう必要なんてないだろ」


「まぁ、そうですね~、それじゃぁまぁ、要望通り異世界転生させますけど、説明とかいいですよね? めんどくさいし」


転生させる側が面倒臭いとか言ってていいんだろうか。


「あぁ、めんどくさいのはなしだ、よろしく頼むよ」


「ほいほ~い! それでは! あなたを異世界に送ります! 転生特典でボーナスとかつきますけど、まぁおいおい使ってください! それでは良い旅を!」


その声とともに俺は視界を奪われた。


そして次の瞬間平原に立っていた。


「……」


自分でも信じられないことだが目の前の風景を見る限り異世界転生したんだろう。

辺り一面は草原だった。

遠くには山なんかが連なっているがそれ以外は何一つない。

太陽は丁度真上、正午なんだろう。 俺が死んだときもそんくらいだったから時間的には一致してるのかな。


「とりあえずこういう時は人探さないとな。」


そう言いながら草原を歩く。

道中意識や記憶の整理をした。

俺の名前は宮嶋(みやしま) (れい)

歳は17歳、少し前まで高校二年生

親元を離れマンションで一人暮らしで学校に通っていたが学校の帰り道にトラックに縛られていた鉄骨が降ってきて圧殺。 神様みたいな人のおかげで今に至る。


うん、記憶が抜けてる心配はないみたいだ。

しかしどっちを向いても草原なんだよなぁ、どっちに向かえばいいのやら。


「とりあえず山に向かってみるかな」


そう呟いて歩くこと数分。目の前に動く物体が現れる。


「敵か!?」


ーーースライムが現れたーーー

なんだスライムか、ドラクエみたいだな。


「よっしゃ、異世界での初陣だぜ! 」


ー零の攻撃ー

しかしひらりと躱された。


スライムは何もしてこない


ー零の攻撃ー

しかしひらりと躱された。


あ、当たらねぇ!


ースライムの攻撃ー

零は瀕死一歩手前のダメージをおった。


「待って待ってぇ! 死ぬって! マジで死ぬって!」


そして零は逃げ出した。

しかし回り込まれた。


駄目か! 転生したばっかなのに!!


零が半ば諦めようとした時どこからか弓矢が飛んできてスライムに刺さる。

スライムは痛そうに体をグネグネしていた。


流体なのに痛いんだな…


「そこの貴方! 大丈夫ですか!? 」


弓矢の放たれた方から声が聞こえた。

振り向いてみると馬らしき生き物に乗った女の人が話しかけてきていた。

その人はオレンジ色の髪をしていた。

現地民らしい。しかしなかなかの美貌だ。 ブレストプレートなどの軽装備を纏っている。顔は整っていてその瞳からはブラウンの色が見える。 元の世界にもそんなにいないレベルの美女だった。


「あの、聞こえてますか? 」


美女から声がかけられる。


「あ いえ、あの、はい! 大丈夫です! 助けていただいてありがとうございます! 」


かなりどもりながらも返事をした。


「良かったです。 しかし何故こんなところにいるのですか? 見たところ旅の人でも無さそうですよね」


女の人は聞いてくる。


「あぁその、俺もなんでここにいるのか分かんないんですよ。 気がついたらここにいたので」


そう返すしかなかったわけだがかなり不審な返答だったろう。


「気がついたらここにいた、ですか? 不思議なこともありますね。」


「はい、おかげさまでここがどこなのかとかどこに街があるとかそんなこと何もわからないんですよ」


「えぇ!? 大変じゃないですか! あの、もしよろしかったら近場の街までご一緒します?」


女の人はそう提案してきた。


「いいんですか!!」


零はすかさず飛びついた。

そんな零を見ながらクスッと女の人は笑った。


「いいですよ、 では行きましょう。 あ、自己紹介がまだでしたね、私はニーナ、 ニーナ・ルーシェです」


「ありがとうございます! 俺は宮嶋零です」


名前を言ったらニーナさんから「みや…じま?」なんて声が聞こえた。


「変わった名前なんですね」


恐らく彼女は俺の名前が宮嶋で苗字が零だと思っているのだろう。そんな誤解は早く解くべきだ。


「あ、すいません、俺のいた国では後に名前が来るんです。 だから俺の名前はここではレイ・ミヤシマということになりますかね」


「そうなのですか? 変わった国もありますね」


そんなことを言いながらニーナさんはまた笑う。


この人の笑顔めちゃ可愛い! 守りたい、その笑顔


「さて、このままでは日も暮れてしまいますし、街へ行きましょう」


「はい! よろしくお願いします!」


そう返事をしてニーナと零は歩き出す。


こうして宮嶋零の異世界転生物語は始まった。

読んでくれてありがとうございます。

即席で作ったので(三十分くらい)話がまとまっていない感じもあります。

次話では僕じゃない人が書くので期待してください。

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