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shooting star  作者: ゆぅ
2/6

2話

バンドを組もうと誘われた次の日、私は他のメンバーと対面することになった。そのメンバーの大体が息子さんと同じサッカー部で、そのほかにプラス息子さんの幼馴染がいるらしい。その幼馴染さんは女子らしく、仲良くなれるかドキドキだ。しかし、夏休み中サッカー部は部活動がないのだろうか?気になったので早速聞いてみることにした。

「息子さん、あの、サッカー部とかは夏休み中部活はないんですか?」

すると息子さんは笑いながら答えた。

「うちのサッカー部緩いから全然ないんだよね〜!あとさ、息子さんってかたいから成平でいいよ!」

な、成平…。いきなり馴れ馴れしい気がするのは私だけなのだろうか…?しかし、そう言ってもらってなお息子さんと呼ぶのも失礼かと思いやめることにした。ただ、さすがに「くん」だけはつけようとも思った。

3:15

成平くんの幼馴染さんの部活の関係で少しだけ遅めの時間の対面となった。成平くん同様、他のサッカー部の方も少しちゃらそうな雰囲気だ。ただ、いい人なんだろうというのは伝わってきた。一方、幼馴染さんは黒ぶちの眼鏡をかけて肩くらいの髪の大人しそうな人でバンドをしそうには見えなかった。どちらかというとやまとなでしこという感じだ。そうやって、自分なりに考えていると成平くんが全員を紹介してくれた。

「えっと、左からキーボードの霜月孝太、ドラムの髙橋蓮、ベースの後藤奏、そして俺がギターってわけ。」

すると奏さんがよろしくねと言って手を出してきてくれた。照れながらも手を握るため少し前に出ると、奏さんの眼鏡に隠れた顔が少しみやすくなった。それと同時にとても驚かされた。まるでモデルでもやっているのではないのかというくらい綺麗な肌に透き通るような目をしていたのだ。女子の私でもほれてしまいそうな彼女を他のバンドメンバーさんはどうみているのか、疑問すぎて仕方がない。この人と一緒にバンドをできると思うと、私はつくづくラッキーな人だ。

私の自己紹介も簡単に済ませたあと、バンド名について話し合うことになった。もちろん男子勢はカッコいい感じの名前がいいと言ってるが、奏さんは綺麗な感じの名前がいいと思っているらしい。このままでは平行線になるのでとりあえず私も意見を言ってみることにした。

「あの、shooting starとかはどうですか?」

すると奏さんは賛成してくれたがあとの4人は固まってしまった。そんなに意見がまずかっただろうか…。そこに奏さんがフォローに入ってくれた。

「あのね、shooting starっていうのは日本語で流れ星って意味!だよね?優美音ちゃん!」

優美音ちゃん!名前+ちゃんづけされることにあまり慣れていないので多少の感動の時間があった。

「そ、そうです!このコンクールが終わったらこのメンバーでバンドはできないから流れてる時だけ輝く流れ星のようにこの夏輝けるバンドになりたいなって思って…!」

…でも私以外はみんないつだって組もうと思えばバンド組めるんだよな…。自分でいったくせに少しだけ悲しくなった。これは私の勝手なバンド名かもしれない。そうだ、きっとそ…

「いいんじゃない!」

そう成平くんが賛成し、ほかのメンバーも賛成してくれた。この夏だけのバンドだっていうのは私の自分勝手なのに。

この気持ちをみんなが察したかどうかはわからない。でも、それでも嬉しい気持ちにかわりはなかった。

「ありがとう!」

バンド名も決まり今日は解散となった。私はとりあえず明日までに歌詞を書くことになった。テーマも勝手に決めていいらしい。早速取りかからなくては!あのメンバーから浮かんだもの…。こんなのはどうだろうか!その4時間後、歌詞が全て完成した。


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