舌先八寸四つ目がNHKの番組改変にお怒りのようです
この小説は、私のがこのサイトで書いてる小説、エゴイスタスライフの登場人物舌先八寸にごく自然に喋らせました。
日曜日の暗い部屋に四つ目が一人いた。
テレビだけが暗い部屋を照らす一つだけの光源となっていてそこからNHKの新しい子供向け料理番組クックルンが流れ終わりにゃんチュウワールド放送局の新オープニングが流れていた。
「……………あーあーあーあー…………」
四つ目は、アル中患者の様に手を小刻みに震わせながら唯一としか言えない特徴である眼鏡をちゃぶ台に置いた。
コトリとちゃぶ台の上に眼鏡を置かれた小さな音がなりテレビ以外の音が流れない静寂に包まれた。
「窓よ!窓よ!何を一体言ってるんだよこれが番組改変ってやつかよ!神の意思かよ!ファック!」
四つ目は、叫んだ。
心からの叫びである四つ目がテレビのフレームを掴みかぶり付くように叫んだ。
「どういう事か説明しやがれよNHK民放が!!」
「酷すぎだろ酷すぎだろ酷すぎだろ今年の番組改変マジクソだろ何があったんだよNHK視聴者の意見と受信料で成り立ってるよなそう番組と番組の隙間の宣伝で言ってたけど!」
近所迷惑を顧みないで叫んで息切れをした四つ目は、テレビから離れてちゃぶ台に戻り正座をする。隣の部屋に住んでいる大家の娘、島根みもねが壁を何度も殴り付けてくる
「何叫んでありますか!うっせーんでありますよ!四つ目殿!」ドンドン!
「さーせんっしたー!」
ちゃぶ台のお茶を一口すすり潤いを失った唇に水分を与える。
「番組改変は、毎年ある行事だと分かるよやらないとテレビ番組飽きられてしまうからいつまでも視聴者を楽しませるために必要な食物連鎖と同じくらい大切な事だって分かってるよ楽しい番組をいつまでも見るために有難い生命循環輪廻転生システムだね」
「だけどねぇ今年の番組改変は、あまりにも悲しすぎるよ!」キリッ
「沢山消えた番組とか変わった女の子とかパッと出ですっかり馴染んでしまった番組とか」
「この際良い子の歌の番組『ワンワン』のゆうなちゃんとか『わんだろーワールド』のことちゃんとか何気に嫌いじゃなかった『みーつけた!』のすいちゃんとか朝のニュースよりも目覚めれる『シャッキーン!』のあやめちゃんと……紫の男とか結構お洒落な料理を作ってるなと思った『クックルン』のりんご!せーじ!くみん!とかさぁは別に良い」
「あの子達はそろそろ年齢的にレッドゾーンに向かってたからなたまたま重なっただけだからな皆一斉に消えたのは魔法少女には年齢制限があるからな」
「それに今交代したのは良い事だと思うよ確かゆうなちゃんかことちゃんはそろそろ高校一年生だしそのまま高校に行ったら教育テレビでやっていたキャラから抜けきらないしアナウンスァーが早口言葉を要求される様に教育テレビのノリを強要されて虐められるかもしれない」
「そう考えると有難うNHK!交代させる時期を良く分かってるぜ!あまりにも多いけどな!」
「何分変わったのは教育テレビを彩ってくれた可愛い女の子ばかりじゃない地味にお姉さんとかも変わってんだよ!」
「歌のお姉さん……むて吉とかのマスコットキャラクターやら元気一杯可愛い女の子に比べると劣るかもしれないが教育テレビの進行をスムーズに行う必ず必要な存在だ」
「お姉さんが居なくなってしまうのは本当に悲しい事この上無い有難うお姉さん」
「特に居なくなったのが悲しかったのは……『ワラッチャオ』のKu☆Wa★Koお姉さん!」
「本当に桑子お姉さんさが居なくなったのはオイパンク悲しいね」
「始め桑子お姉さんが居なくなるって聞いて天下のNHKの良い子のテレビ番組のお姉さんになって調子に乗ってフリーアナになるかと思ったけど次の番組が決まったから『ワラッチャオ』を辞めたんだってね良かったよ」
「しかも次の番組ってのが高視聴率で知らぬものが居ない『ブラタモリ』と『ニュースウォッチ7』なんだって!教育テレビのお姉さんからニュースのアナウンスァーとタモリさんの相方!最高に良い出世コースじゃないか!」
「そしてお姉さんはまともにニュースが読めるのか心配だよ!『おっぱいぷるる~ん』……ヒャハハハハハハハハ」
「そういえば今年は、射程外からの番組終了のお知らせが多かったね『アニスパ』『高田順次毎日がパラダイス』『大竹真ゴールデンラジオ』『ディスイズスシタウン』そして『FNNニュース』特にニュースはあまりにも射程外過ぎてビビったよ」
「色々と話したからじゃあここからが本題だよオイラ事舌先八寸四つ目がお怒りしている事はそしてその番組名は」
「『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』」
「あの番組の前にやっていた番組がある『キッチン戦隊クックルン』オイラはあの番組に裏切られた」
「最終回近くになるとクヨッペンのエンディングテーマ下にテロップで『3月30日からゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルンに番組が変わります』って書いてあって『でんじゃらすじーさん邪』とか『鉄板看板娘ナバース』みたいなバージョン2、5の様な第二部の方向に行くのかしらと思ったけど……」
「完全新作じゃねーかよ!『バーローメガ!』」
「だからうっせーって言ってるでありますよ!」ドンドン!
「さーせんしたー!けどこれは!大事な事なんすよ!」
「まぁとにかくビビったよブルッちまって死してなお生きるのを諦める位ビビったよ」
「同時に少し安心したよ何故かって?そりゃあ漫画とかの第二シーズンは直ぐ終っちまうパティーンが多いからだよある意味正しかったよ正に希望的だね」
「とでも言うと思ったか『ばーろーめが!』」
「何なのあのアニメ!色々と超展開過ぎるよ」
「可笑しいでしょ青と赤の女子二人が同級生って身長差が有り得ねぇ」
「大、中、小で身長に差が有るのは良いことだと思ったけど中がリーダーなのよね意外アルね」
「あとサーオレンジ色の子を始め見たとき女の子だとパッと見思った」
「だが男の子だ!むしろそれが良いなんて訳無い!」
「良いだろうセージ訳が男の娘でも容姿は神が定める物で自らが決められない物DAKARAな☆」
「怒ってる理由はって?そりゃああの青いアマだよ!!」
「何!本気で苛つくんだけど!小学生の癖にクールぶって苛つくんだけど!」
「自己紹介で恥ずかしがってさ無理矢理大人ぶって英語で自己紹介してんじゃねえよ!はぁ!バイリンガルだって!キレたよ!プッツンキャンセルで一瞬でオイラの頭がはぁ!?だよ!嫌いだよ!ツンデレなんざ嫌いだよ!現実にいたら『イライラするぜ!』だよ!」
「あと!料理をする時に手伝ってくれる妖精的ポジション!イケメンかよ!」
「何かしら前前作の『クッキングアイドルマイマイマイン』の方向に行こうとするのNHK!」
更にヒートアップする四つ目の舌先八寸。
「どーしたいんだよNHKがよぉ!」
怒りに任せて窓を全て開ける。
「朝に見られ無くなるのってかなり痛いよねオイラあれを見てから学校に行くからさぁ」
ちゃぶ台に手をかける。
「去らばNHK!愛してるぜ!」
そしてちゃぶ台を窓の外に投げ飛ばす!!
ちゃぶ台は、放射線を描き飛び地面に落ち破壊された。
「はぁはぁ」
ひとしきり叫んだ四つ目は、四畳半の部屋の中央に正座して一言言う。
「けど一ヶ月でなれるんだよね」
それが世界の真理である。
NHK好きの皆様ご免なさい
反省もしてないし後悔もしていません。
書きたいことだけ書きました。
私はなんやかんや言ってNHKが大好きです。
エゴイスタスライフ読んでください。