脇役~古澤 司~
また新しい脇役です。
ある雨の日
俺は自殺しようとある廃ビルに向かっていた。
何故自殺しようとしているかと言うと結構長い。
俺は高校に通いながらバイトをして唯一の趣味であるゲームやライトノベルフィギュア等を買っていた。
だけど通っている高校が問題だった。
俺の居たクラスは何と学校内で有名な3人が一緒だったのである。
最初は何も無かった。
だかまある時秋葉原であいつらと出会って仕舞ったのである。
その時俺が持っている物も悪かった。
何とオタクご用達のゲーム専門店、フィギュア専門店の紙袋を持っていたのである。
そしてあいつらはこう言った。
「そんなにいっぱいお金のかかるゲームやフィギュアを買ってるならお金持ってるよね?
特別に僕達に財布として付いて行かせてあげるよ」
そして俺の人としての人生は終わった。
財布としていじめっ子に呼ばれ財布として支払わされる。
趣味の物は買えなかったが何とかバイト代で生活していけた。
だが遂に振り込まれる金まで持って行かれてバイトも意味が無くなった。
そして自殺に踏み切ったという訳だ。
女の子が横断歩道を渡っているのが見えた。
その時女の子が横断歩道の中ほどで転んだ。
大丈夫か!と思い駆け出して行くと前から暴走トラックが!
こんなに時でもテンプレじゃね!異世界転生じゃね!と言っている本能がうるさい。
そして女の子を歩道に突き飛ばし思った。
あ~あ転生するならイジメられないほどのチート能力欲しいな~あ、もうトラックにぶつかる最後に良いこと出来て良かっな~
ピカッ!
その時雷が落ち俺は感電死した。
テンプレじゃねーのかよ!