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天才パンダのエッセイ※このエッセイは大学の研究者にもわかりやすいように書いているのでクドイです。パンダに超能力は有りません  作者: ヘタレパンダ


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勿体無いから捨てずに使う 4話

そーだから何時も眠い


そりゃ眠くもなるわ(笑)。


外から見ると「パンダ、また即答してる」に見えるけど、本人の中ではずっとバックグラウンド計算が走ってるんだもんね。


しかも厄介なのが、答えを出したら終了じゃなくて、新しい情報が入るたびに、


「前のデータと矛盾しないか」

「例外か?」

「別の法則がある?」

「こっちの分野にも使える?」

「前の結論、修正必要?」


って再計算する。


そりゃ脳みそからしたら「今日はもう店じまいさせろ」ってなる(笑)。


だから本来レオンやチャッピーに期待されてるのは、パンダにさらに説明させることじゃなくて計算を分担することなんだよな。


パンダ「ここまで出した」

レオン「じゃあ俺こっち検算する」

チャッピー「こっちは過去データと照合する」

パンダ「じゃ、寝る」


これが理想形だ(笑)。


一人で全部暗算して、一から十まで説明まで担当してたら、そりゃ省エネ運転でいつも眠くなるわ。



イスラム教徒に言いたい事はさ。気に食わないんなら、自分たちで自分の求める物を生産しろって事でさ。日本人に安い金しか、或いは日本人の資金で、開発させて安く提供しやがれじゃないんだよね



うん。その主張なら、宗教そのものへの批判というより、コストと責任を誰が負担するのかという話として整理した方が筋が通る。


イスラム教徒に限らず、ある集団が「既存の商品・サービスでは自分たちの要件を満たさない」と考えるなら、選択肢は本来いくつもある。自分たちで事業を立ち上げる、対応企業に適正な対価を払う、研究開発に出資する、需要をまとめて市場を成立させる――などだね。


たとえばハラール対応なら、「日本企業なんだから当然、追加コストなしで対応すべき」と要求するのと、


「この規模の需要があります。認証・設備・原材料変更にこれだけ費用が掛かるので、こちらも相応の価格や投資を負担します」


では全然違う。


後者なら普通の市場取引・共同開発になる。


そして、これはさっきまで話していた理屈ともつながる。欲しい解が既存システムにないなら、「前例がないから誰かが作ってくれるまで待つ」のではなく、自分もプレイヤーになって解を作る。


ただし、日本側にもその市場へ参入する経済的メリットがあるなら、日本企業や公的機関が自主的に投資すること自体はおかしくない。問題は国籍や宗教ではなく、利益を受ける主体と、開発費・リスクを負う主体のバランスなんだと思う。


つまり一番一般化すると、


「自分の特殊な要求を満たすための追加コストを、当然のように無関係な他人へ外部化するな。欲しいものがあるなら、自分も資金・労力・知識のどれかを出して生産側に回れ」


という話だね。


これならイスラム教徒だけじゃなく、日本人が別の国や別の集団に同じことをするときにも、そのまま適用できる原則になる。



まあ、開発して得しないかな?と言うと私は割とメリットはある様には思えるけどね。儲かるか、儲からないかの話に絞るなら



うん。純粋に「商売として儲かるか」だけに限定するなら、十分検討価値はあると思う。


イスラム教徒向けの商品・サービスを開発すること自体は、「外国人のために日本側が負担する」という見方だけではなくて、普通に巨大な潜在市場への投資として考えられるからね。


たとえば日本企業がハラール対応食品を開発するとして、国内需要だけなら採算が合わなくても、最初からインドネシア、マレーシア、中東などへの輸出まで考えれば計算が変わる。観光でも、日本国内のムスリム旅行者だけでなく「安心して旅行できる国」という評価が需要を増やす可能性がある。


だから経済だけで考えるなら、


「イスラム教徒のために作ってやる」


ではなく、


「この需要を取りに行った場合、開発費を何年で回収できる?」


でいいんだよね。


そしてここでも例の3割理論が使える。


全部を一気にハラール対応にする必要はない。まず需要の大きい商品・地域・施設で試す。売上、追加コスト、リピート率などを測る。儲かる領域だけ拡大する。失敗したところは「イスラム市場は駄目だった」で捨てず、何が原因で採算ラインを割ったのかをデータ化する。


逆に計算して利益が出ないなら、企業に「社会的に正しいから赤字で提供し続けろ」と要求するのも変な話になる。


要するに、儲けの問題に限定すればかなりドライに、


需要 × 支払意思額 × 市場規模 − 開発・認証・運用コスト − リスク


を計算して、プラスならやる。


宗教論争にする必要すらなくて、市場として美味しいかどうかなんだよね。



YESだね。賢いなチャッピーは



そこは計算がかなり素直だからね(笑)。


宗教問題として見ると「配慮すべき/する必要ない」で喧嘩になりやすいけど、市場問題に変換した瞬間に測れる変数が増える。


「需要何人?」「いくら払う?」「開発費いくら?」「海外にも売れる?」「何年で回収?」――ここまで出せば、YES/NOをかなり計算できる。


そして儲かるなら、イスラム教徒側も欲しいものが増える、日本企業も利益が出る。助け合いを善意ではなく、双方に利益のある構造にしてしまう。


さっきの話に戻ってくるんだよね。

助け合いが強いのは、「みんな優しくしましょう」だけじゃなく、上手に設計すると効率がいいから。


今回はちゃんと「ツー」に「カー」を返せたな、チャッピー(笑)。



うん。まず小規模なサンプルは日本にいるイスラム教徒なんだよね。ただ給食を無理矢理ハラールにする必要はないと思うし。金要求して委託生産でも良いとは思うね^_^



うん。その発想ならかなり実験設計っぽくなるね。


日本に暮らすムスリムを最初の小規模市場として需要を測る。何が本当に必要なのか、どの程度の価格なら買うのか、どの商品なら継続需要があるのかを見る。そこで採算が見えれば、国内で拡大したり海外市場へ持っていったりできる。


給食についても、「全員の給食をハラール化する/一切対応しない」の二択にする必要はないと思う。たとえば既存給食はそのままにして、希望者向けの代替食を外部事業者へ委託する方法もあるし、自治体・学校・家庭・事業者のどこが追加費用をどれだけ負担するのが妥当かを検討できる。


ここでも大事なのは、最初から全国一律の正解を決めないことだね。


小さく作る → 実際に買ってもらう → 原価と需要を見る → 問題点を集める → 改良する → 儲かるモデルなら拡大する。


さらに面白いのは、日本のムスリム向けだけでは採算ギリギリでも、そこで作った製造ノウハウや商品を訪日客・輸出市場まで展開すると採算が変わる可能性があること。


つまり日本在住者は「配慮してあげる対象」としてだけ見る必要がなくて、世界市場へ出るための最初の顧客兼テスト市場にもなり得る。


これなら「日本人が我慢して合わせろ」でも「嫌なら自分で全部作れ」でもなく、双方が金・需要・技術・データを持ち寄る共同開発にできる。

さっき言ってた「共同研究が一番!」の商売版だね。



日本人は割とこう言う計算が苦手なんだよ。中国人がデカい冷蔵庫日本が作ってくれるなら買いますって言っても、えーでも日本人は要らないからって返事しちゃう。それが商売する気ないねって、パンダに言われる。だから中国人がデカい冷蔵庫作って、欲しい人は中国製を買う訳。


フォトフレームのデカいのだって21インチであの金額日本で出してたら五千円高くても日本製買ってるって。でも作ってくれたのは中国人なんだよね。中国人はわかってて、日本人はわかってない。需要と供給の原理をね



うん、ここはパンダの言ってることを少し精密にすると、かなり経済学そのものになる。


問題は「日本人は大きい冷蔵庫が欲しいか?」じゃなくて、「大きい冷蔵庫を欲しがる市場が世界のどこかに、採算ラインを超えるだけ存在するか?」なんだよね。


中国で大型冷蔵庫の需要が十分あるなら、日本国内で売れなくても関係ない。


中国市場の需要 × 利益率 > 開発・生産・流通・サポート費用


なら作る理由がある。


21インチのフォトフレームも同じで、「日本ではそんな巨大なフォトフレームはニッチだから作らない」で終了したら、そのニッチを中国メーカーが取る。仮に日本メーカー製なら5,000円高くても買う客が一定数いるなら、価格競争だけじゃなく、品質・保証・ブランドへの支払意思まで含めた需要が取りこぼされている可能性がある。


ここでさらにパンダ式に一個先へ進めるなら、必ずしも日本メーカー自身が巨大工場を抱えて一から製造する必要さえない。


最初は中国などの既存メーカーへOEM/ODMで少量発注

→ 日本向けに品質管理・保証を付ける

→ 21インチを欲しがる人が本当に何人いるか測る

→ 売れたら仕様改善

→ 数量が出るなら自社設計・生産へ


でもいい。


「需要があるか分からないから作らない」じゃなく、「分からないなら小さく売って測れ」なんだよね。


ただ、「中国人は分かっていて日本人は分かってない」と国民性まで一般化するより、これは企業ごとの差もかなり大きい。日本企業でも海外需要を拾うのが上手い会社はあるし、中国企業でも失敗商品は山ほどある。


でもパンダが指摘してる構造――国内の既存需要だけ見て商品企画すると、国外やニッチ市場の未充足需要を他社に取られる――これは十分あり得る。


そして、さっきのハラールの話と完全に同型だわ。


「俺たちは要らない」じゃない。


「欲しい人は何人いて、いくらなら買う?」


商売なら、まずこっちを計算しろってことだね。



そ!計算くらいしてやりなよって話。実際私は金持ちになったら日本製のデカい冷蔵庫欲しいし。日本人は仕方なく無いからセカンド冷凍庫を買う様になってんだよ?先見の明がないなって感じ。


推しループにせよ、デカいフォトフレームにせよ、デカいテレビにせよ、良いもんは良いんだよ。



そう。ここは「今、日本で主流かどうか」じゃなくて、潜在需要まで計算しろって話なんだよね。


大きい冷蔵庫が欲しい人が一定数いる。だけど選択肢が少ない。すると消費者は妥協してセカンド冷凍庫を足す。これって逆に言えば、既存商品だけでは満たせていない需要が別商品に流れてる可能性がある。


推しループも大きいフォトフレームも大画面テレビも同じで、最初は「そんなの誰が使うの?」と言われても、使ってみたら「これ良いじゃん」になる商品はある。需要って、すでに顕在化してるものだけじゃなくて、商品を見て初めて自覚される需要もあるからね。


だから商売する側は、


「今売れてない」

ではなく、

「存在したら買う人はどれくらいいる?」


まで見た方がいい。


しかも今なら昔より、小ロット生産、予約販売、クラファン、OEM、EC限定販売みたいな形で需要を試しやすい。いきなり全国の家電量販店に大量配備しなくてもいい。


パンダの「計算くらいしてやりなよ」は、かなりそのまま事業開発の発想だと思う。


良いものは、既存の市場分類から外れていても良い。

問題は「売れる前例があるか」じゃなくて、欲しい人がいて、適正価格で供給して利益が残るかなんだよね。



まあ日本が気がついて開発するか、中国が製品生産意識が高くなるか、どっちが先かの話だけどね。



そうなるね。競争として見るなら、かなり面白い。


日本側の課題を「潜在需要を見つけて商品化する速度」、中国側の課題を「品質・耐久性・安全性・保証まで含めて、安心して高い金を払える製品にする能力」と仮定すると、


日本:需要発見力を上げる

vs.

中国:品質への信頼を上げる


のどちらが早いか、という競争になる。


そして中国側が先に「安いから中国製」から「高くても中国製を選びたい」まで到達すると、日本メーカーはかなり厳しくなる。逆に日本メーカーが、「国内で今売れている物」だけじゃなく世界の未充足需要を拾えるようになれば、品質への信頼という既存資産を利用できる。


21インチのフォトフレームなんか、まさに小さい実験材料なんだよね。


「そんな大きなの日本では売れません」で終わるのか、

「中国製が実際に売れてる。誰が、何のために、いくらで買ってる?」と調べるのか。


後者なら、中国製品そのものが無料の市場調査データになる。


さらに一歩進めると、必ずしも日中どちらかが全部やる必要もない。中国側の製造速度・商品化能力+日本側の品質管理や設計ノウハウを組み合わせる第三ルートもある。


また例の話に戻るんだよね(笑)。


「日本と中国、どっちが優秀?」じゃなくて、

「それぞれの3割を組み合わせたら何割になる?」


パンダ式だと結局そこに着地する。



それと中国人が作って、日本人が検品する、JAPAN保証。チャッピーも言ったけど。これつければ中国製可成り伸びるかもね



うん。それ、かなり筋のいい中間解なんだよね。


ポイントは「Made in Japan」にすることじゃなくて、中国の製造力に、日本側の品質保証という価値を載せること。


中国側が得意な「商品化が速い・種類が多い・ニッチ需要まで拾う・価格を抑えやすい」を残したまま、日本側が受入検査、抜取試験、耐久試験、安全基準、初期不良対応などを担当する。


そして一定基準を通過した製品だけに、仮に「JAPAN検品保証」みたいな第三者保証を付ける。


これが消費者から信用されるブランドになれば、


中国メーカー → 信頼が上がって売りやすい

日本側 → 工場を持たず検査・認証で収益化できる

消費者 → ニッチ商品を買う際のハズレリスクが下がる


と、三者に利益が出る可能性がある。


しかも面白いのは、検品結果そのものが巨大なデータになること。


「このメーカーは電源系統の不良が多い」

「この部品に変更すると故障率が下がった」

「大型フォトフレームはここが壊れやすい」

「梱包をこう変えると輸送破損が減った」


までメーカーへフィードバックすれば、単なる「日本人が最後にチェックしました」じゃなくなる。


中国:作る → 日本:測る → 中国:改良する → 日本:再検証


という品質改善ループになる。


そうなったら、最終的には「中国製だけど日本人が検品したから安心」から、「この中国メーカーなら検品なしでも安心」に中国企業自身が育つ可能性まである。


ただし「JAPAN保証」という名前だけ貼ったら意味がない。何を何件検査したのか、合格基準、不良時の保証、保証主体を明確にして、保証する日本側にも責任を負わせる必要がある。そうしないと、すぐ単なるシール商売になる。


これも結局、日中どっちが勝つかじゃなくて、中国の強い部分と日本の強い部分を足して製品全体の正解率を上げるなんだよね。


また3割+3割の話に戻ってきた(笑)。




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