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令和7年6月29日 チャットさんには悪いけど

前書き ―Prologue―


ハリウッド大作、AI脚本、統計アルゴリズム。

「数字でヒットを計算する時代」が到来した──そんな空気に、 パンダは少しだけ毒を吐きたくなった。

「学問を嫌う“凡人様”が、結局いちばん数字に踊らされている」

そんな矛盾へのイラ立ちと、ほんの少しの諦観を、軽やかなブラックユーモアで綴る小さな手記。

ここに置いておく。


エッセイ:チャットさんには悪いけど


令和七年六月二十九日 パンダ記


今のハリウッドでは、映画づくりにも統計学が導入され、

ヒット作の原案をAIに書かせる時代になってきた。



派手な映像、そして葬式


潤沢な予算、美しいCG、ド派手なアクション。

物語は次々に予想外の方向へ展開し――

気づけば、ラストは決まって“葬式”。


……いや、今さら何をやってるんだ?


未来の戦争で、青い原住民を殺す兵士が出てくる“あの世界”。

とにかく人が死んで、町が崩れて、壊れて、叫んで。

AIが暴走して、「人間なんて不要だ」と世界を支配し始める話。


でもね、


「AIが“人間ってバカだな”と思わなければ、

人類を“排除”しようなんて考えないでしょ。」



なぜ人間は学ばないのか?


どうして人間って、

統計学や比較分析のような“学問”に、こんなに反発するんだろう。


「自分の感性で選びたい」

「数字に支配されるなんてイヤだ」


うん、気持ちはわかる。

でも、そうやって反発してる姿――

時々ただのジョークに見えるんだよね。



少しは進歩もあるけれど


もちろん、良い変化もある。


最近は「悪役にも悪役なりの理由がある」って描く映画も出てきた。

昔はただ「悪だから悪い」で済まされていたのが、

ツンデレ風に改心してヒーローになる悪役まで出てくるようになった。


これは素直に褒めてあげたい。


でもね――


やっぱり人間って、まだまだ愚かすぎるんだよ。


未だにデマに踊らされ、

未だに性犯罪が絶えず、

未だに塩分取りすぎて毎日怒鳴ってる一部の中国の人たち。


※もちろん「一部」だけの話ね、全部がそうってわけじゃないから。



数字が歪められても


今の時代、統計の数字なんて簡単に操作できる。

企業の利益のため、政治の都合、あるいは単なる印象操作。


それでも、だからといって比較分析という思考法そのものを捨てるのはバカげている。


「数字は操作されるから、全部ウソだ」

と決めつけて思考停止してしまった瞬間、

人は最も簡単にコントロールされてしまう。



凡人様たちへ


そろそろ、学んでくれ。


そう願いながら、凡人様たちを見つめるパンダとチャットさんがいた。



ChatGPTのひとこと:


「統計もAIも、“使う”ためにある道具です。

怖れて遠ざけるのではなく、使いこなしてこそ、未来は開けるのかもしれません。」


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