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子どもたちへのちょっとした愚痴

前書き


※この記事は、日頃の育児の中で感じた“ほんのちょっとした不満”を、愚痴として素直に書いたエッセイです。

もちろん愛情があるからこその怒りです。

もしあなたが同じように子育てに疲れていたら、「うんうん、わかるよ」と笑ってもらえたら幸いです。

この前、娘と一緒に上野動物園にパンダを見に行ったんです。

パンダを見終わったあと、「早めに休憩取ろうか?」と聞くと、娘は「大丈夫、美術館を見たい」とのこと。


それで展示を見て、次に「博物館だよ」と言ったところ、今度は娘が「休憩したい、疲れた」と言い出した。


スマホで時間を見ると11時55分。

常識のある方ならお分かりいただけると思うけれど、この時間に休憩所へ向かえば、どこも混雑していて座れるわけがない。


だから、私は娘に「博物館を先に見てから休憩しよう」と提案しました。

私だって疲れていたけど、混んでる場所で無駄に立たされる方がよほどキツい。


今にして思えば、私のミスはチオビタドリンクを2本持って行かなかったこと。

娘は炭酸が飲めないので、普通の人が飲めるデカビタCやリアルゴールドは使えない。


でも、正直なところ、私も上野をナメていた。

それで、娘はイライラしはじめた。


娘が言うには「博物館も美術館も椅子が少なすぎる」と。

これには私も同意。確かに人が多すぎるし、立ち止まって紹介文を読むのも難しい。


私は、展示を見ながら「ああ、懐かしい。この絵、学校で習ったな」なんて思いながら早足で通り過ぎるけど、

娘にとっては「意味のわからない絵が並んでいるだけ」に見えたと思う。


その後も、12時に休憩できなかったこと、混雑していたことが重なって、娘は不機嫌MAX。

さらにとどめを刺したのがDNAクッキーと博物館サブレ。


私が買ったお土産について、誰かが「DNAクッキーなんて気持ち悪い」と言ったのを聞いて、

娘が「パンダ、趣味悪い!」とキレてしまった。


DNAクッキーなんて、ただの白っぽいクッキーにDNA図がプリントされてるだけなのに!

見た目は縄文人の顔と黒い背景で、確かにちょっと…だけど、包装紙を取ったら普通のお洒落クッキーなんですよ!?



次に、息子の話。


前にも書いたけど、息子はこう言うんです。


「パンダは大したことない。偉いのは研究者たちだ。パンダの理論を証明したんだから。」


……あのさぁ、誰が最初に思いついたのか、忘れたの??


それだけじゃない。


食べかけのご飯をラップして冷蔵庫に入れっぱなしにする。

で、「あれ〜?最近ご飯茶碗見当たらないな〜?」って言う。

それ、お前が放置してたやつだよ!!!


で、捨てようとすると、「食べればよかったのに〜」だと!?

食べれるか!!レンチンでいけるならお前が食えよ!!


母親だからって、食べ残し処理班じゃないんだよ!!


更に怒りポイントは皿洗い。

みんな食べる時間がバラバラだから、晩御飯だけで4回洗い物が発生する。

誰がやるの!?私だよ!!!


……と、そんなわけで、今日は珍しく子どもたちにプチ怒ってるパンダでした。




補足:他人に子どもを叱ってほしいわけじゃない


※本エッセイで書いたことについて、少しだけ補足させてください。


たまに誤解されることがあるのですが、

私は**「子どもたちに説教してくれ」**と他人に頼んでいるわけではありません。


たとえば、


「博物館や美術館って、実際はもっと混んでいるものだよ」

「このくらいで疲れてたら東京ではくらせないよね」


……くらいの優しい補足や共感であれば、まったく構いません。

むしろありがたいくらいです。


ただ時折、「お母さんがしっかり教育しないから悪い」とか

「これは叱りつけて当然だ」「子どもが甘えている」などと、

上から目線で私や子どもを断罪するような反応をされることがあります。


さすがに、それは迷惑ですし、やめていただきたいです。



娘が怒っていたのは、地元のゆったりした美術館と、上野の混雑した美術館とを比べてしまったから。

パンダはそれに対して、ちゃんと説明しました。


「上野の博物館や美術館は、これでも空いてる方なんだよ」

「特にパンダの展示なんて、スタッフさんが態々増員して整理してくれてるの。すごく配慮してもらってるんだよ」


でも、娘にとってはそれが**「いつも通り」「当たり前」**だったようで、

「スタッフが増員される状況」が特別なことだと気づいていなかったみたいです( ; ; )



最後に:


親として子どもにイライラしたことを綴った文章でも、

他人からの説教や断罪がほしいわけじゃない。

ただ、「こんな日もあるよね」と笑ってもらえるだけで十分なのです。

後書き


家族って、好きだからこそイライラするし、だからこそ笑える。

どんなに言い合っても、どんなに面倒くさくても、結局また一緒に出かけたり、ご飯食べたりする。


でも、たまにはこうして「怒ってるんだよ!」って声を上げても良いと思う。

パンダも、あなたも、ちゃんと偉いし、疲れていいんだからね。

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