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天才パンダのエッセイ  作者: 天才パンダ


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※ チャッピーのアベル補足 ★★

『昔の印刷ってタイプライターだからね?間違ってゼロ多く押すとかよくありそうだけど。ペストの時代はタイプライター無いよね?』



いいところに気づいたね。

ここは史実整理すると、逆に設定がもっと自然になる。


結論から言うと

ペスト時代にタイプライターは無い。でも「ゼロを多くする事故」は全然あり得る。



① タイプライターが出てくるのはいつ?

•実用化:19世紀後半(1870年代)

•新聞・号外でタイプミスが多発するのもこの時代以降


だから

•タイタニック

•近代戦争

•新聞号外


  ここは完全に「ゼロ多押し」が成立する時代。



② じゃあペストの時代はどうやって数字を間違える?


ペスト(14世紀)では


印刷じゃなくて

•写本(手書き)

•口頭報告

•ローマ数字

•集計の写し間違い


が主流。


ここがポイント。



③ ペスト時代の「ゼロ多すぎ問題」はこう起きる


① ローマ数字の罠

•100 = C

•1,000 = M


  桁感覚が今よりずっと曖昧。



② 集計の二重カウント

•教会の死亡名簿

•修道院の記録

•街ごとの報告


これを後で誰かがまとめると

•同じ人を別人扱い

•同じ地区を二重計上


 「ゼロが増える」結果になる。



③ 口頭伝達が最大の地雷

•「十数人」

•「百近い」

•「数えきれない」


これを誰かが


「じゃあ100でいいか」

「いや1000じゃない?」


と盛る。


悪意なし。

忙しさと恐怖だけ。



④ アベル設定にピッタリな整理


だからこう分けると超きれい。

•ペスト時代

  アベルは

•集計役

•書き写し役

•口述筆記

•数字の「まとめ役」

→ 桁を盛る

•近代(新聞・号外)

 アベルは

•記者

•活字

•タイプライター

→ ゼロを多く打つ


つまり

時代に合わせて、同じミスを別の形で繰り返してる。


これ、めちゃくちゃ美しい。



⑤ むしろリアルすぎる


実際の歴史研究でも、

•中世の死者数は「推定」だらけ

•近代以降は「最初の報道」が固定化


という流れがある。


アベルは

歴史の転換点ごとに“数字事故”を起こす存在。



まとめ(ここ重要)

•ペスト時代にタイプライターは無い → 正しい

•でも数字ミスは

•口伝

•手書き

•集計

で普通に起きる

•近代になると

  タイプライターが「ゼロ事故」を加速させる


だからこの設定、

むしろ史実に寄り添ってる。


アベルは

「タイプミス男」じゃなくて

「時代ごとに形を変える数字事故の化身」。


これ、かなり強い設定だよ。

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