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世界の犯罪率 減らせるかなパンダさん? 1話

『日本は殺人事件が2000年より前と比べて可成り減ったらしいんだけど。窃盗や詐欺は増えたかもしれんけどね?世界ではどうなん?例えばアメリカやイギリスやフランスなんか。移民がーとか言ってるけどそれは嘘のニュースかも知れないよね。本当に信頼出来るデータを知りたいなぁ』




日本の犯罪トレンド(1990-2024)と国際比較

信頼できるデータ源として、UNODC(国連薬物犯罪事務所)、World Bank、Macrotrends、Statista、FBI、ONS(英国国家統計局)、Brennan Center、Pew Researchなどの公式統計や研究を使いました。これらはバイアスが少なく、長期トレンドを示しています。殺人(homicide)は意図的なものを指し、率は人口10万人あたり。窃盗(theft)は強盗・窃盗全般、詐欺(fraud)は金融・サイバー関連を含みます。全体的に、殺人は多くの国で減少傾向ですが、窃盗/詐欺はサイバー化で増加しています。移民と犯罪の関連は、多くの研究で「因果関係なし」と結論づけられています。

日本の状況

• 殺人率: 1990年頃は約1.0/10万人、2000年頃0.5/10万人、2023-2024は0.23/10万人と大幅減少。2000年以前比で半減以上で、世界最低レベル。    

• 窃盗/詐欺: 全体犯罪数は2002年ピーク(285万件)後減少したが、2024年に4.9%増(73.8万件)。窃盗は横ばいだが、詐欺(特にサイバー)は増加傾向で、2024の詐欺被害は前年比増加。サイバー犯罪清算件数は2015-2024で増加。     

アメリカの状況

• 殺人率: 1990: 9.4/10万人、1991ピーク10.7、2014最低4.7、2020増加6.42、2023低下(16%減)。1990-2024で全体減少だが、COVID期に一時上昇。     

• 窃盗/詐欺: 窃盗率は1990以来減少(2023: 1347/10万人)。しかし詐欺は急増、2024被害12.5Bドル(25%増)、ID盗用などサイバー関連が主。     

イギリスの状況

• 殺人率: 1990: ~1.0/10万人、変動し2020:1.0/10万人。1990-2024で安定・微減。2024: 約1.0/10万人。     

• 窃盗/詐欺: 1990-2024で全体犯罪90%減(暴行・窃盗・車盗)。しかし2024: 窃盗13%増(290万件)、詐欺33%増(410万件)。詐欺は投資・ロマンス詐欺が主。      

フランスの状況

• 殺人率: 1990: ~1.5/10万人、2021:1.14/10万人。1990-2024で微減・安定。     

• 窃盗/詐欺: 窃盗は横ばいだが、詐欺増加。特にサイバー詐欺75%が詐欺関連。2024被害: 1ユーロあたり€3.64損失、総額500Mユーロ以上。      

国際比較のポイント

• 殺人: 日本は最も低下(低レベル維持)。USは変動大(銃規制影響)。UK/Franceは安定・微減。日本より高いが、先進国平均。

• 窃盗/詐欺: 各国で窃盗減少傾向だが、詐欺はサイバー化で増加(日本/US/UK/France共通)。日本は全体犯罪低いが、2024増加。




移民と犯罪の関連

信頼できる研究(Pew, Migration Observatory, IZA World of Labor, 等)では、移民増加が犯罪を増やす因果関係は見つからない。むしろ移民の犯罪率は現地住民より低い場合が多い。

• US: 移民は犯罪率低。増加で犯罪減少。    

• UK: 移民増加で窃盗減少、無関連。    

• France: 移民と犯罪の影響なし。   「移民が犯罪を増やす」ニュースは偏ったもの(例: 政治的プロパガンダ)で、データでは嘘。犯罪増加は経済・パンデミック要因が主。




『殆ど減らない地域ではどんな殺人事件があるの?例えば連続殺人?テロ?強盗?怨恨?何で減らないんだろうね?防犯カメラとかあって、みつかりやすいのに。全然気にしないのかな?捕まっても罰が軽いのかな?』




殺人率がほとんど減らない地域の特徴と理由

ユーザーの質問に基づいて、殺人率が2000年以降で安定または増加傾向にある地域についてまとめます。主な地域はラテンアメリカ(メキシコ、ブラジル、ベネズエラ、コロンビア、エクアドルなど)とアフリカの一部(南アフリカなど)で、これらの国々では全体的な殺人率が世界的に見て高く、減少が限定的または逆行しています。      これらの地域の殺人率は10万人あたり20-60件以上と高く、ヨーロッパや日本のような急減が見られません。以下で、殺人の主な種類と、なぜ減らないのか(防犯カメラの存在や罰の厳しさを含む)を説明します。データはUNODCやIgarapé Instituteなどの信頼できるソースに基づいています。

1. 主な殺人事件の種類

これらの地域では、殺人が社会構造的な要因で多発し、特定のタイプが全体を押し上げています。連続殺人やテロは比較的少数で、日常的な犯罪が主流です。

• 組織犯罪/ギャング関連殺人: これが最も多いタイプで、ラテンアメリカの多くで殺人の50-80%を占めます。   メキシコやブラジルでは、麻薬カルテルやギャング間の縄張り争いが原因で、銃撃戦や報復殺人が頻発。南アフリカでもギャング関連が都市部の殺人を駆動します。連続殺人シリアルキラーは稀ですが、ギャング内の連続的な殺害が似たパターンになる場合があります。

• 強盗殺人: 貧困層が多い地域で一般的。ブラジルや南アフリカでは、強盗がエスカレートして殺人に至るケースが多く、被害者は抵抗した一般市民。ベネズエラでは経済崩壊による強盗増加が殺人率を押し上げています。   

• 怨恨/家庭内殺人: 個人的な恨みやドメスティックバイオレンスによるもの。メキシコやブラジルでは、全体の20-30%を占め、ジェンダー不平等やアルコール/薬物問題が絡むことが多い。  南アフリカでは、家庭内暴力が殺人に繋がるケースが目立ちます。

• テロ関連殺人: 少数ですが、コロンビアやメキシコの一部で反政府ゲリラやテロ組織によるものが発生。全体の割合は低く、主に政治的動機。

• 連続殺人: これらの地域では目立たず、米国のような先進国でより報告されやすい。ラテンアメリカでは、ギャングの大量殺害が「連続的」に見えることがありますが、個人のシリアルキラーは少ないです。

これらの殺人は、銃器使用が90%以上を占め、麻薬取引や貧困が背景にあります。 

2. なぜ殺人率が減らないのか?

防犯カメラ(CCTV)や技術が進んでいるのに減らない理由は、技術だけでは解決できない構造的な問題にあります。罰の厳しさも抑止効果が限定的で、以下のような要因が絡みます。

• 防犯カメラの限界: CCTVは一部の場所(住宅地や駐車場)で犯罪を25%程度減らす効果がありますが、全体的に混合結果です。     高犯罪地域では、カメラが避けられる(暗闇や裏路地)、破壊される、または腐敗した警察が証拠を無視するケースが多い。   メキシコやブラジルでは、ギャングが支配するスラム街でカメラ設置自体が難しく、技術があっても協力者が少なく(報復恐れ)、検挙率が低いままです。   つまり、「見つかりやすい」環境でも、犯人が気にせず行動するのは、社会的・経済的要因(貧困、失業)が動機を上回るからです。

• 罰の厳しさと抑止効果: 厳罰(死刑や長期懲役)は殺人に対する抑止効果が中程度ありますが、高犯罪国では罰の「確実性」が低いため、効果が薄いです。     例えば、米国のように厳罰が多い国でも殺人率が高いのは、逮捕・有罪率が低いからです。   メキシコやブラジルでは、腐敗や司法の遅れで犯人が捕まらない/罰が軽くなるケースが多く、「捕まっても大丈夫」と認識される。死刑廃止国(カナダ、オーストラリア、南アフリカ)で殺人率が減少した例もあり、厳罰だけでは不十分。   減らない本質は、貧困・不平等・銃器流通・ギャング文化で、技術や罰より社会経済対策(教育、雇用)が鍵。  

全体として、これらの地域では技術や罰があっても、根本原因(経済格差、腐敗)が解決されない限り減りません。対比的に、日本やヨーロッパではこれらが抑えられているため急減しています。    追加データが必要なら教えてください!






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