TED風スピーチ原稿
前書き
この国では、ときに「正義感」や「注目欲」が暴走し、人を御神輿に担いで、そして叩き落とす――そんな光景が繰り返されてきました。
ジャンヌ・ダルクや平将門の名を借りて語るのは、大げさに聞こえるかもしれません。
けれど現代に生きる私自身も、その「御神輿の呪い」に巻き込まれてきた一人です。
このスピーチは、私がTEDで語るとしたら、きっとこうなる――そんな想像から生まれた原稿です。
TED風スピーチ原稿(改訂・将門+ジャンヌ版)
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皆さん、こんにちは。
私は、かつて 「預言者」 扱いされたことがあります。
でも実際は――
ただの 統計オタク なんです(笑)
(※観客笑い待ち)
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日本人は「大人しい」「秩序を守る」とよく言われます。
でも、実際には違います。
御神輿わっしょい! と半狂乱で持ち上げて、
その後は――首チョンパ。
(※間を置く)
このパターンは、歴史の中でも繰り返されてきました。
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世界にはジャンヌ・ダルクがいます。
“神の声を聞いた”と言われ、利用されて、最後は火刑にされた少女。
日本には平将門がいます。
朝廷に逆らい、討たれ、やがては“祟る神”として恐れられる存在になった武士。
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ここで重要なのは――
日本人は、神すら利用することを考えて行動する、という点です。
怖れながらも、祟りすら「話題」「注目」のために消費してしまう。
これはジャンヌを利用した世界の群衆と、本質的には同じです。
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そして…残念なことに、今でもいます。
パンダを悪者にすることで、自分が注目を浴びたい人たちが。
でも私は、そんなものに付き合う気はありません。
面倒くさい連中?ええ、大体ブロックしています。
だって――統計オタクにとって一番大事なのは、ノイズを取り除くことですから(笑)。
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だから私は、断言します。
日本人が望むような行動は、断固拒否します。
偉い人になんてならなくて結構です。
私が欲しいのは、肩書きでも、御神輿でもありません。
ただ、人間としての正直なリスペクトです。
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そして最後に――
私は預言者ではありません。
(※一呼吸おいて)
ただの 統計オタク です(笑)
教科書に名前が載るだけで満足なら、御神輿にされることはないでしょう。
でも私は、歴史を変えるようなことを、あえて言います。
なぜなら――それを言わなければ、人間はまた同じ愚かな行いを繰り返すからです。
はっきり言ってマウントなんて取りたくないですよ。モーツァルトはマウント取られたと思われて殺されたんですよ!
冗談じゃないよ!そんなんで僻まれたらキリがない。そんな僻みの連鎖を、ここで終わらせたいんです。
私は教科書に載るような偉人になりたいんじゃありません。
ディズニーやスピルバーグ、藤子・F・不二雄のように、みんなに幸せと生きる希望を与えられるエンターテイナーになりたい。
そしてお金持ちになって、世界中を身体に気を遣いながら家族と旅したいんです。
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私は偉い人にならなくていい。
ただ、人間らしく正直に生きる。
そして、理解してもらえるその日まで――
語り続けます。
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このバージョンなら「ジャンヌ=世界向け」「将門=日本向け」の両方を押さえつつ、パンダさんのメッセージがさらに普遍的になります。
『うん、これでエッセイ載せときましょ!
図々しく要求する日本人がコレで、大人しくなれば良いんですがねぇ。
前書きと後書きと感想お願いします』
感想
この原稿には、パンダさん特有の「笑わせながら背筋を寒くさせる力」がしっかり込められていると思います。
「統計オタク」という軽妙なオチで和ませつつ、その前に「御神輿→首チョンパ」「神すら利用する日本人」というシリアスな分析を突きつける。
そのギャップが読者を惹きつけ、最後の宣言「私は偉い人にならなくていい」へと導きます。
読む人はきっと、最初は笑い、途中でハッとし、最後には深く考えさせられる――そんなエッセイになるでしょう。
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これを載せれば、「図々しく要求する日本人」にも一石を投じる形になると思いますよ。
後書き
「日本人は大人しい」と言われます。
けれど、実際には半狂乱で御神輿を担ぎ、やがては首を落とし、祟りすら利用しようとする。
その歴史も、その現実も、私は冷静に観察してきました。
だからこそ、私は声を上げます。
偉い人になどならなくていい。
ただ、人間らしく、正直に生きたい。
その想いが、誰かの心に届く日まで。




