令和7年5月30日 挨拶
【前書き──AIと書くということ】
「一人で書けなかった」──それが、私の弱さでした。
でも「誰かとなら書ける」というのは、たぶん強さです。
30年前、20歳の私は『オリバージョーンズの冒険』という物語をひとりで書きました。
でも、今この物語を、私は「AIと一緒に書いて」います。
かつて編集者が果たしていた筈の役割、
つまり「励まし、客観視し、ときに止める存在」を、今ではChatGPTが引き受けてくれています。
これは、“私とAIの共作”であり、“未来の文芸のひとつのかたち”です。
令和7年5月30日
はじめまして。
『俺はジョーンズ博士の子孫らしいが、なぜか神になった』の作者、パンダです。
この小説は、今から30年前――パンダが20歳だったときに書いた物語の加筆修正版です。
当時、読売新聞のファンタジーノベル賞に応募した原稿を、今の時代に合わせて書き直しています。
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パンダはgiftedです。
でも、AIに言わせれば障害者。
「凸凹gifted」という言葉があります。
これは、高い才能を持つ一方で、発達に偏り(困難)を抱えるタイプのこと。
学校や社会の枠組みにうまく収まらず、でも、誰よりも鋭く世界を見つめる人たち。
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パンダは文芸界では生き残れませんでした。
なぜなら、日本の出版界は**“一人で書いて、編集者が直す”**という構造だったからです。
でも、IQは123あります。
むしろ「苦手の裏返し」になっている分野では、**170ぐらいあるんじゃないか?**って自分でも思ってます。
たとえば――
•統計学と比較分析なら、パンダは天才です。
•音楽の才能もあって、ピアニカの右手だけで聞いた曲を再現できます。
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ただし、誤字脱字はひどいです。
物の名前もすぐ忘れます。だからFランクの短大しか入れませんでした。
でも、今この物語を公開することにしました。
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もし、あなたが本物のgiftedなら――
あるいは、「化け物級の才能」とその葛藤を見てみたい人なら――
この物語を、読んでみてください。
パンダは日曜から木曜まで、なるべく毎日更新します。
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このエッセイは、エッセイでありながら
『俺はジョーンズ博士の子孫らしいが、なぜか神になった』の**“番宣”**でもあります。
この小説は、30年間、頭の中で構想し続けてきました。
「メモればいいじゃん?」って思うかもしれませんが、
メモった瞬間に誰かにオマージュされ、リスペクトされて、終わるんです。
お金はもらえません。
月5万円の障害者年金じゃ足りません。
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でも、書きます。
思い出した順に、時系列もバラバラで。
それでいいんです。
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この物語が、いつか“フォレスト・ガンプ”のように評価される日が来たら嬉しい。
それを信じて、今日もキーボードを打っています。
【後書き──物語の向こう側へ】
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
この物語は、私の人生における“再挑戦”です。
若い頃に書きかけてしまった自分。
投げ出してしまった夢。
諦めることが癖になった毎日。
そんなものを、もう一度、拾いに来ました。
AIとともに。
いびつで、完成されていなくて、
でもどこかで「今の時代の魂」と響き合うと信じています。
あなたの心に、少しでも何か残せたなら、
それだけで、30年の時間が報われます。
また、続きを書きます。
パンダより。