La Diorama〜ラ・ジオラマ〜

四

ついにあたしたちの旅の最終目的地・・・魔王の城。

そこには、三人の巨大な魔物が門を守っていた。

「聖女HMX-7917！あいつらをやっつけろ！」

目なし男が言い、あたしはうなずいた。

「あの・・・あたし・・・」

「なんだ？」

「あ、いえ・・・なんでもないです」

とあたしは言った。

あのこと言ったらきっと怒るから。

そして、あたしは剣を持ち、その魔物たちに向かって走った。

しかし、一人はあたしの攻撃を避けた。

もう二人は同時にあたしに襲いかかってきた。

「ぎゃあ！」

「おい！」

目なし男はあたしの前に立った。

「わ、ご主人様・・・！」

「おい！もっとしっかりしろ！」

と彼は怒鳴った。

「ならご主人様はあたしを助けてくれる？」

「もちろんだぜ」

と言ってから、彼は右手で剣を持ち、左手を伸ばした。

そして奇妙なことを叫んだ。

その呪文はこうです：『アストラル・ストーム！』そう叫びました。

すると魔物たちが吹き飛ばされた。

あいての魔力が一時的になくなったらしい。

「ありがとう、ご主人様！」

「代わりにアレやろうぜ！」

「え？アレって・・・」

「そう、魔王と遭う前にヤるじゃねーかい」

「あ・・・でもあたし・・・」

「まあ、俺はお前のことを好きだ」

そう言って彼はあたしの手を握った。

その手は温かい。

その温もりが伝わったのか、あたしは震えた。

あ・・・そうか、これが『愛』なのかも！ と突然思いこんだ。

魔王の部屋まで案内した三体の魔物を倒しました。

もう魔王の居る部屋にやってきたんです。

部屋の中に入ると・・・そこには大きな玉座に座った男がいた。

その男の髪は長く、目は赤かった。

肩は広くて、体も強く見てた。

「やっとついたぞ、お前ら・・・」

魔王は言った。

「では・・・」

と目なし男が言った。

あたしを壁の方へ押し出した。

そして彼は魔王に向かって突撃した。

あたしは突然剣を持って、彼の援護をした・・・が、しかし・・・ その攻撃は簡単に避けられた。

あいては魔法を使ってあたしたちに攻撃をしてきた。

あいたは炎で攻撃したのに、目なし男はそれを避けた。

「おい！何してんだよ！」

「だって・・・あぅ」

「ちっ！」

あいてが炎魔法を使った。

あたしは避けることができるけど、目なし男は避けられない・・・

「ご主人さま・・・」

すると、その瞬間に突然あたしの体が浮いた。

あたしは魔王に向かって飛び上がった。

そして剣を持って攻撃をした。

あたしは身をかがめた。

あたしの後ろ髪は切裂かれた・・・あたしは血を流した。

だが・・・目なし男はまだ立っていた！

あたしは彼に炎の呪文を唱えようとしたその時だった・・・

あたし・・・と魔王は・・・

「ご主人さま・・・？」

そう・・・彼はいなくなった・・・

「あ、あたし・・・」

とあたしは何か言おうよしたが、魔王は呪文を唱え遠くからあたしの右手を切り裂いた。

「ぎゃ！あわ！！！」

「へへへへへへへへへへへ！お前の命はこれまでだ！！！」

その時・・・

「・・・おのれ！！！」

あ・・・と目を開けて・・・ミリストスを見つけた。

彼があたしに怒鳴り頬を激しく叩いた。

「クソアマが！！！！てめーに行ったんじゃねーかい、魔王を倒せと！？」

「いや・・・そ、それは・・・」

「俺を殺したいなお前！！」

そう言ってあたしを蹴った。

そうして、地面に伏せていた・・・もう目を開けていられないから。

あたしは泣いていた。

ああ、あたしも死んてしまうの？

魔王に殺されちゃうの？

あたまではそう考えていたが、なぜか次の言葉が聞こえました。

「・・・ふん！聖女HMX-7917、おめーはもういらないぜ！」

その声を聞こえたら・・・あたし・・・

「・・・よかったわ」

ミリストスはあたしが以前着ていた服の布切れを掴み、聞いた。

「何言ったんだい、この？」

「あ、あたしをもう・・・いらないなんて・・・よかった」

あたまではそう言ったが、ミリストスはまだ納得していないようでした。

そしてまたあたしの体を蹴った。

「くそあま！貴様なんか死んじまえ！ブス、ガキ、ヤリマン！！！貴様、貴様だけが悪ーぞ！！前にヤられたがいいぞ、こんくそがきを！させ子は死ね！ゴミカスになれ！！なくなれ野郎おおおおおおおお！！！！」

「で、でも・・・」

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「でも・・・あたし・・・」

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「あたし・・・」

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