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森。

風が緑の葉に吹きつけます。


あたしとあの男子は一緒に森を歩いた。

でも・・・その名前は知らないけど・・・

だから名前は言わないなら、目なし男にしましょ・・・


「あ、あの・・・名前は」

「教えねーよ。お前は俺をご主人様とよぶんだ」

「は・・・はい・・・ご主人様」


おーんおーん!

誰かが唸る・・・誰?

「おい、みりあむ!ほれ!」

前に立ったのは・・・巨大な獣。

あたしたちを見下ろし、グーングーンと唸った。

「てめー来るな!殺してやるぞ!」

「あ、ご主・・・」

あたしは言おうとしましたが、あの獣が爪であたしたちで攻撃してきた。


「おのれ聞こえねーんかいクズ野郎が!?」

「待ってご主人・・・」

でも聞かずに、目なし男がああああああああああと叫び、剣を持て獣に向かって走った。

そして・・・ぱしんっ!

と・・・その頭が地面に落ちた。


「やっとひとつ倒したぜ・・・」

「あ・・・あ・・・」

「どうだい、俺を褒めてやるかい?ならパンツ見せろ」

「え?で・・・でも・・・」

でもあの男はその手であたしの腰を掴んだ。

「あ、はん・・!な・・・なにして・・・」

「おらおら見せろよー」

「いや!見せないの意地悪!」


答えて、彼はふんと鼻を鳴らした。

「ならお前が危険になったら俺を助けに呼ぶんじゃねーぞ」

「あぅ」


次の場所は川。

さらさらと流れる青い水。

川に魚が泳ぐ。

「わ、かわいい〜!」


でも、ザッと目なし男が剣で魚一つを刺した。

ぱたぱた・・・ぱたぱた・・・

それはあの魚の最後の動き。

「さぁお前になにか持ってきやがったな。食え」

と言い、彼はあたしに魚を投げる。

「あ、はい。いただきます」

大変ごめんね、魚ちゃん、でもあたしは食べないと死ぬかも。

「・・・むわ」

目なし男があたしの隣りに座り、豪華なディナーを食べた。

「ん〜っ。うめーなこのサンドイッチ、それにこの茶も、この飯もこの豚カツもこの・・・」


食事の後・・・

ゆっくりと彼の手があたしのほうへ動いた。

「なに・・・なにすんのよ?」

「触らさせろよお願い〜!せめておっぱいを〜お願い」

「いや!」

しかし、あたしの言うことを聞いている様子もなく、相変わらず胸を触ろうとした。

そして、泣き言を言い続けました・・・なぜあんなことさせねーんだろうかお前、と言う。

「ご主人様のばか!代わりに旅を続けよ」

「うぇ〜〜〜ん・・・」


魔王の城、門。

門の前にあるガーディアン。

彼はあたしたちを見下ろし、口を開けた。

「やっと来たな、みりあむ、只野ä»äºº」

「ど、どうやってあたしの名前を・・・?」

突然・・・わかりました。

目なし男の名前の代わりに・・・雑音が響いた。

あたしだけ・・・?

「お前は魔王に向かって連れて行けろ貴様が!」

「お待ちくだされ、まずはみりあむとお話をかけないと」

「あ、あたしと・・・?」

「はい。聞くんだ、みりあむ・・・©óÞ¢áñáÍÞæ»Š????ðsžšåÞяは・・・」


しかし話を終わらせずに、目なし男は彼の首を切り落とし、血まみれになった。

血の臭いがあたしの鼻を襲った。

嘔吐しようとするほど・・・その血の臭い・・・

「行けよこら!魔王はお前を殺すか俺は勝ってお前を犯るか、どっちでもいいぜお前にとって!」

「で、でも・・・」

目なし男があたしの頬を叩いた。

そして怒鳴った。

「あほかよっ!!!」

その叫びが、この森の中に響き渡った・・・

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