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つまらない小説と面白い小説の違い

作者: ヤム

こんにちは。ヤムと申します。

先日ツイッターにて以下の内容がつまらない小説に該当するのではないかとアンケートを実施いたしました(ツイッターで検索いただければすぐに見つかると思います。URL後で貼っときます)



●アンケートした内容

・作者の名前が読めない

・各話数タイトルで想像しづらい

・読めない漢字が多い

・主人公の特徴乏しい

・ヒロインの特徴が乏しい

・服のイメージがつかない

・専門用語が多すぎてわからない

・1話で設定の説明を長々とする

・プロローグがある

・転生ものあるある展開

・チートスキルがあるある

・1話10000文字

・単調または見せ場まで長い

・登場人物多すぎる

・【殺す】【死ね】などのよろしくないワードが多い

・差別用語や犯罪を助長するようなワードを多用している



●集計結果 2021/11/23現在

インプレッション(ツイッターでこのツイートを見た回数)160,617


↓(9.8%)


エンゲージメント(このツイートに反応した総数)15,845


↓(4.7%)


いいね・RT・リプライ総数 750


↓(29%)


コメント総数 176

(2021.11.18で時点拾えたものすべて)


賛同数 121件(68.75%)


批判数 32件(18.1%)


その他 23件(13%)

(ツイートについてだったり、全然違うこと)


賛同数が約7割にと多くの人がそう思っているみたいです。

※あくまでも個人的につまらない小説の傾向が多いなと感じたことで、すべての作品が当てはまるわけではないのでそれをご理解いただいたうえで読み進めていただければと思います。









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さてこの結果をみてあなたはどう思いましたでしょうか?

「たしかに」と思う方もいますし「いやいや、ふざけるな」と思う方も多いと思います。


こういう話をしたときに、

「小説をちゃんと読んでいないのに、こういった評価をするのはいかがなものか?」という謎意見がきます。


結論から言いますとそれは無理です。

2021.11時点で小説家になろうの小説は919,271作品を超えており、1作品10分読むとしても相当な時間がかかります。


中途半端にその時間を使うのであればすでに書籍化・アニメ化された作品を読んだ方が唯意義な時間になるでしょう。


あなたの意見は間違えていない、正しいですが現実的なものではありません。


そのため一般的に「面白い作品は●●な傾向がある」「面白くない作品は●●な傾向がある」で判断されることが多いです。

面白い作品とは?についてのまとめは多いですが、面白くない作品のまとめが少ないためこちらに纏めます。


これから各質問の解説をしたいと思います。

あなたが「たしかに」と思ったことの逆をやってください。

このまとめはあなたの小説活動の参考になればと思います















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※以下の内容は書籍化・アニメ化・ゲーム化した作品を除きます。これから書籍化に向けて頑張るぞという作品が対象です。


・作者の名前が読めない ・各話数タイトルで想像しずらい ・読めない漢字が多い

解説:作者の漢字が難しすぎて読めない!これはかなり致命的かと思います。なぜなら面白い小説は人づてに伝播するものだからです。

 例えば「閼伽丸」という作者を架空で作りました。この人の小説がめちゃくちゃ面白い!!と思ったときあなたはどのような行動に出ますか? 

コメント・レビュー以外に誰かに紹介することでしょう


◆例

「この作品マジで面白い」


「え?作者?閼伽丸?」なんて読むの?


「あかまるって読むんだよ」


「へえーそうなんだ。暇なときに読んでおくね」

終わり(読まれない)


もし仮に「りんごちゃん」という読み易い作者であれば、作者の名前ではなく作品に興味を思って読んでくれる方が多いでしょう。


また同様に主人公ヒロインの名前も同様です。小説を定期的に読む習慣がついていない人であれば少しでも止まったら読むのをあきらめてしまいます


◆例

「この作品マジで面白い」


「え?ヒロイン?л?」なんて読むの?


「エルって読むんだよ」


「へえーそうなんだ。暇なときに読んでおくね」

終わり(読まれない)


ゆえに名前の読み易さが非常に重要なのです。


★これに対するコメント

『これ、自分も共感できる所が多い。

要は、読者がスッキリ読めて気持ち良くなれない作風がこんな感じだと思う。』


『私の作者名もパッと見読めないですね。でもこれって特定の部類の話ですよね?』


『作者の名前は作品全体のレーベルみたいなもの。名前がわかりやすければ、日常生活でも話題に出しやすい。話題に出しやすければ、友人に勧めやすい。だから、読者は増える』












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・主人公の特徴乏しい ・ヒロインの特徴が乏しい ・服のイメージがつかない ・専門用語が多すぎてわからない  ・1話で設定の説明を長々とする

解説:小説を読むときに頭の中でイメージをします。これは慣れていない方から考えてみると非常に難しいことです。それをサポートするための詳細ですがそれが難しいものだと読むのが大変になります。


人物は『身長、見た目、服、髪、髪色、目、目の色……』とわかりやすく説明しましょう。

その他説明時に専門用語を可能な限り説明しないようにしましょう。


例(極端な例です)

彼女の眼は赤い:イメージしやすい


妖艶な頬をした瞼の中には烈火の塊が込められていた。それは光の屈折により時折琥珀色に変わり……:イメージしにくい


また専門用語は使っていいと思いますが多用しすぎるのは注意が必要です。作者側は理解しているので問題なく記述できますが読み手からは???と読むのことをあきらめてしまう人もいます。折角がんばって作った作品が読まれないのはもったいないです。



★これに対するコメント

『これは読み手に対する配慮の問題。難しい漢字がない方が読みやすいし、タイトルでイメージできる方が助かる。そんな風に読み手を意識している作品の方が、読む側にとって面白い可能性が高いってことかな。でも該当してても面白い作品はあるし、あくまで傾向として、でしょうね。』


『大体同意できるけど、作者の名前読めないは許してあげてwww』


『このtweetはオモロいっすよ!

ヤムさん!

“こうゆう要素が絡まって読まれなくなる”


って注意喚起に似た意見なのに見た人はこぞって攻撃されたと認識している考えている顔

人間の行動心理ここに極まれりって感じっすな(о´∀`о)』














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・プロローグがある ・転生ものあるある展開

解説:個人的にプロローグは書籍化が決まってから考えてもいいかもしれません。

プロローグは物語の全容をつかむことができ読み易くなるものです。


理由は2つあります。

1つめは、あるある展開が多いからです。「プロローグで主人公が死ぬ」その死因とかも車にひかれてーだったりあるある展開なので正直読む時間がもったいないです。

2つめは、「プロローグよ読みたくない」と思っている方がいるからです。小説を読みことに慣れていない人にとってプロローグは読みたくない。できれば飛ばして読みたいと思いがちです。「でもプロローグ飛ばして1話から読むのはなんか気持ち悪いな……」とおもい次の作品に移ってしまう可能性があります(あくまで可能性の話ですが)


そのため自分の小説を読んでもらいたいのであれば

「この作品はほかの小説には絶対ない!」独自性を考えて作成することがポイントです。


★これに対するコメント

『色々と批判ありますけど、割と当てはまってると思うんですよね。話題に上がりがちなプロローグで言えば、「え?このプロローグ本当に必要?冗長すぎない?」みたいなやつ結構ありましたし。

もちろんプロローグで読者の心を掴む作品とかもあるので、あくまでも傾向って話だと思います。』


『ポエム系プロローグのことかな

逆にさくっと転生部分を流すようなプロローグはアリだと思う』


『「プロローグがある」は多分「プロローグというタイトルの第一話がある」ということではないかな?


プロローグという第一話タイトルにするのは悪手って聞いたことがある


だいたいテンプレで始まるからプロローグを読み飛ばす人がいるとか


なので、普通に第一話からタイトル名つけとけばOK』












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・1話10000文字 ・単調または見せ場まで長い ・登場人物多すぎる

解説:読むのがひたすらにつらい。それに限ります。読み易いように工夫されている小説であればまだしも1話10000文字を読者に読ませるのはあまりよくないです。分けて投稿するなど読み手の事を思いやった話数構成が良いと思います。

 同様にわかりやすすぎて常に単調だったり、登場人物が多すぎて誰が何を言っているのかわからないということがないようにしましょう


★これに対するコメント

『まあ、これが一般的な読者層の意見だと思うよ^_^


気持ちはわかります^_^』


『ツイ主の意図がどうであれ

該当する箇所があるからダメと思ってしまうのではなく「疑問に思うこと」が大切で当たり前に書いていた今までのやり方を振り返ってみるきっかけ』


『いくつか読者の個人的な条件あるな

漢字読めないとか。

この条件に全部当てはまる作品は

そうそうないだろうけど、

仮にあったとして肝心なのは

表現力だと思う』










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・【殺す】【死ね】などのよろしくないワードが多い 

・差別用語や犯罪を助長するようなワードを多用している


解説:書籍化しにくい。

例えば小説で麻薬を吸うのが好きな少年がいます。小説が超絶面白かったけど、こういった描写があるため、他人に勧めにくいです。

「ウケ」として今日できるレベルでの使用であればいいかもしれませんが、それを決めるのはあなたではありません。読み手です。

同様に宗教的、政治批判、犯罪を助長するような作品を作るのはイメージ的によろしくないです。


「殺す」→「倒す」

「死ね」→「俺があいつを超えてやる!」


★これに対するコメント

『棒に当たって死に、木から落ちて死に、鳴かずば撃たれまいと思いながら死ね!


毒を皿まで食いきれず死ねっ!


春眠暁を覚えず死ね!


……楽しいよ?』





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まとめ「すべては読み手のために」


いかがでしたでしょうか? 小説は誰かに読んでいただくために作るものです。そのため相手が読みづらいと思われないような構成を考えるのが大事です。重要なのは「いつも小説を読んでいる人」ではなく「あまり小説を読んでいない人」をファンにできるようにしましょう。

 理由としては小説を読んだことがない人の方が読んでいる人より多いからです。

小説界隈は最初に述べた通りものすごい作品数のため読まれずらい。あなたの小説より有名な作品が多いです。

 そのためまだ書籍化できていない人たちが頑張るのは「多くの人に共感をもらうこと」になります。

友達が友達に紹介し、その友達が友達に紹介し……このサイクルができるように読み易い作品を作りましょう!


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[良い点] アンケート結果の開示だけでなく、各要素に来たコメントや要素がどうして受けにくいのかの解説もあって分かりやすかったです。 いらぬこだわりは捨てて、説明くさかったり助長になりすぎないよう気をつ…
[一言] ステイホームでなろうさんを読み始めました。 書いてみようかなあ~っと思い始めて。。。書き始めてから こちらに出会いました あちゃ~!!あと一週間早く出会いたかったです。。。。が まあ まずは…
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