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どうやら俺は異世界【線】に転移したらしい。  作者: 陸奥 彼方
第1章 始まりは常に到達に。
9/16

9話【世の中物騒ですね。】

9話、12時だからセーフ

 何が起きたのかわからなかった椿はその場に座り込んでいたし、神代はとっさに防ごうと守りの体制に入っていたし2人というわけではないらしい、ちなみに俺の能力が開花したわけでもなくただ震えて見てました。


 倒れた男達の真ん中にはガタイの良いおっさんが1人立っていた。


「いやぁ..流石にうちの生徒に向かってそんなことされちゃあ...見て見ぬふりもできねぇな..あとでなんか言われて退職とかなっても嫌だし」


 男の顔を確認し、椿は驚いた声で男に向かって声をかけた


そう先生?」

「お前大丈夫か、うちの生徒だろ」


 操先生と呼ばれた男は倒れた男が持っていた拳銃を奪い、その後まだ倒れて呻いてる残りを一人一人気絶させていった、まるで暗殺者みたいな野郎だ。


「おい、警備員これこいつらが持ってたぜじゃあな」

「え、ちょっとお待ち下さいどのような状況だったか私に説明を..」

「その辺の奴に聞けよ、俺のするべき事はした後はお前らの仕事だろ」


 そう言い操先生は周りが騒つく中1人でこの場を去っていった。


「椿、大丈夫かい?!」

「ええ、平気よそれよりシュウ君、あなたは大丈夫?」


 神代はすかさず椿に駆け寄り、心配の声をかける流石紳士自分が死んでたかもしれないのにすぐ人の心配とか..腹立つ野郎だな本当。


「君、事情を説明してくれるかい?」

「え、ああはい、そのですね...」


 そして何故か1番何もしてない俺が警備員に起こったことに関して説明しなきゃならなくなっていた、だいたいわかるだろ察しろよ、まあそんなこ事を言ってもしょうがないので俺はあらかたの起こった事を話した。


「そうか、遅れてすまなかったああ言う犯罪者も多いからね、危ないから早く家に帰りなさい」

「うっす...」


 警備員が他にも何人か来て、チンピラ達は連行もとい引きずられて行ってしまった、御武運を。


「おい、暗くなってまたさっきみたいな奴らに絡まれたら俺は足手まといだし面倒だろうからよ、早く戻ろうぜもう買い物もすんだろ」

「え、えぇそうね、その方がいいわ行きましょう」

「そうだね、帰ろう2人とも」


 時間はすでに19時を過ぎており、暗い帰り道に神は先ほどの事を忘れさせようと、何か面白い話を頑張って話していた、どこまでも良い奴だなお前、なお一方当の本人は何も気にしていない模様。


「気を紛らわせようとしてくれてありがとうシュウ君、でも私は大丈夫よ、でもさっきは危なかったわね」

「ほんとだぞ...神代とあのおっさんがいなきゃどうなってたか」

「もしあの時私が他の男を蹴散らしていたら、他の民間人にも被害が及ぶかもしれなかったもの」


 あぁ、そっちの心配?じゃあなに、さっき引っ張られたりしてたのわざと?キレたら周りに影響加えちゃうから?どんだけ強いんだよあんた。


「なぁ..さっきのおっさん誰よ」

「闇笠 やみがさそう、うちの先生よ」


 あの時一瞬暗くなったのはその操先生とやはと魔法だろう、おそらく闇魔法なんだろう、名前的にも。


「とにかく、椿が無事でよかったよ」

「いやいやお前も軽く死にかけてたろ、銃とかってみんな普通に持ってるもんなの?」

「な訳ないじゃない、銃刀法違反で捕まるわ」

「そりゃそうだよな...」


 武器を所持するのは駄目ってことかこの世界線でも、まあ魔法で人ぶっ飛ばすのはありっぽいけどな。


「それじゃあ私は部屋に戻るわ、じゃあまた明日」

「うん、おやすみ椿」

「またな」


 椿と分かれ2人で部屋まで戻った、椿は余裕そうにしていたが、普通の女だったら相当な精神的ダメージを受けてだろう、この世界線はあんな危険分子がアホみたいにいる可能性があるって事か、怖いぜ異世界線。


「...腹、へったな俺メシ食うの忘れたわ、神代仕方かいから今日だけ特別だ、お前の部屋で飯を食わせてくれ」


「えっと...それが、本当は椿と合流した後みんなで食べれば良いかなって思ってたけど、刀真が帰ろうって言うから忘れちゃったよ」


 まじか..俺が悪いのかそれ?いや俺が悪いかぁ、2人の間に沈黙が流れる、気まづい。


「コンビニ行くか?」

「そうしようか」


 2人で先程歩いた道沿いにあったコンビニまで向かう、その道中俺は神代に疑問を問いかけた。


「なあ、さっき何で魔法使わなかったんだ?お前が本気だしゃ多分1発だったろ」


「いや別に特に理由があるって訳でも無いんだけどさ、多分だけど..僕が魔法を使ったら周りが大惨事なっちゃうから」


「はぁ..お前も自意識結構たかいんだな」


「まあね..僕の家代々魔力がずば抜けて高くてね、でもそれで贔屓ひいきされるのが何だか嫌で、だからこの学園にも必死に勉強して入学したんだ、もっと色々な知識を学びたかったからね」


 神代はそう俺に話してくれたがどこか辛そうな目をしていた、どんなに魔法ができてもそれが全てで己を判断されるって言うのは、神代にとって辛いものだったのだろう、俺はかける言葉が見つからず、ついどもってしまった。


「刀真は?そういえばこの世界の人じゃないどうの言ってたけど」


「あぁ..それか、俺は魔法が使えない世界にいたんだ」

「なにそれ、変なの」

「笑ってんじゃねぇよ、バカにしてんのか」

「してないよ、むしろ羨ましいな、違う世界を見れるなんて、それってすごい事じゃないか」

「あ、お前もすんなり信じるのな」


 この世界の人たち人の話簡単に信じすぎて心配になるわ、いくら超常現象起こるから、それくらい起こるでしょみたいな雰囲気出しても流石に信じすぎ、詐欺とかに引っかかるぞ絶対。

 そんなこんなで目当てのコンビニついたのは良いのだが、コンビニ近くでタバコ吸ってるガタイの良いおっさんが居てどうにも道を通れない。


「お、おい神代俺の代わりにメシ買ってこいよ、怖えよ俺」

「僕だって出来るだけ面倒事には首を突っ込みたくないよ、刀真行ってきてよ」


「だいたいあいつ見るからにやばいぞ」

「普通の男の人僕には見えるけどな..」


「なら行けよ」

「いやだよ」


 そんなやりとりをしているとおっさんはこちらに近づいてきた。


「おいそこの餓鬼ども、さっきからなに見てんだ...あ」


 暗くてあまり顔を見えてなかったが、そこにはさっき助けてくれた操先生の姿があった、奇跡の再会に3人の間で沈黙が流れた。


そろそろ0時00分すぎるので、あとがき飛ばします

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