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どうやら俺は異世界【線】に転移したらしい。  作者: 陸奥 彼方
第1章 始まりは常に到達に。
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5話 【自立なくして異世界線無し。】

5話です、正直ここまでは導入だったので、こっから本番かも、でもそろそろ話がつまんなくなってくるだろうと自分でも予測できちゃうのが悲しい。

 人間と言う生き物は、何かを手に入れようと努力している時はその事に必死で無我夢中になっているが、いざ目的のものが己の手に入ってしまった時、なんか違うな、とか自分が本当に欲しかったのはこれじゃないとか言い出す、何とも勝手な生き物である。

 つまり、俺が何を言いたいかと言うと。


「あー...家帰りてぇ」

「はぁ?貴方さっきまでこの学園に入学出来るからって大騒ぎしてたじゃない、急にどうしたのよ」

「ホームシックなんだよ、マッマとパッパに会うないといけないんだ一人息子なんだぞ俺は」


 大体よく考えたら、家もないし家族もいないし、今までいた世界と対して変わらないし、魔力は無いって、それ軽く詰んでるだろ、何が楽しいんだよ!あー俺もっとイキリ散らかしたい!

 しかもいくら入学つっても、結局学校である事はこの世界でも変わらないのか...中世ヨーロッパでチーレムしたい人生だった。


「着いたは、ここがあんたが今日から住まわせてもらう男子寮よ、私はあの反対側の女子寮、出入りは自由だけど変な目で見られたく無いなら近寄らないことね」


 怖い、怖いよなんでそんな恐怖感あおってくるの?嫌がらせ?嫌がらせだろ確実に。

 それはそうと、俺は椿の案内で学園内にある生徒達の寮にやってきていた。


「てか、椿も寮住みなら、どうしてあんな所に居たんだ?」


「だって今日から新学期だもの、家に帰ってたのよ、まあ私の場合家から近いから寮暮らしする必要ないのだけれどね、そろそろ自立しないといけないと思って、ところで貴方のせいで私クラスに挨拶すら出来てないのだけれども」


 いや...まじ、なんかすいませんなんて良くできた娘さんだ、今度親御さんに挨拶しに行こう、彼氏ヅラして。


「なんか...結構見られてるな」

「そりゃあそうよ、私と貴方が一緒なんだもの、みんな見るわ」

「俺と椿さん...じゃなくて椿が一緒にいると何か問題でも?」

「当たり前でしょ、私美人だもの、そんな子が今日いきなり出てきたぽっと出の根暗野郎と一緒にいたらみんな腹立つに決まってるわ」


 わぁ...なるほど、つまり俺は入学早々ぼっちが確定と、おかしいな前の世界ならみんなとショッピングモール行ったり、映画見に行ったり、女子の連絡先だって持ってたのに...え?転移した方が寧ろ友人が少なくなるってのまさか俺だけ説ないか、やっぱ帰りたいなぁ、てか連絡先と言えば...。


「あ、俺のスマホ...と、その他荷物」

「スマホなら一応充電しといたわ、はい」


 そう言われ俺は椿からバックとスマホを受け取り電源をつけ、家族や友人に電話をかけてみたが、案の定繋がらなかった逆に繋がったらそれはそれで困るんだけど。

 

「まぁ、そりゃいくら日本とは言え全く別物みたいなものだからな...使える訳ないか」

「そりゃそうよね...今度買いに行けばいいわ、多分貴方のような特例なら生活を整える基盤となる軍資金くらい学園が出してくれるはずよ」


 そうか、俺はいわば異世界線からきたとかぬかす危険人物兼、特別な生徒って訳か、これなら金は手に入りそうだな、いやぁ異世界線転移して良かった、母さん、父さん、俺強く生きてくよ。


「で、俺の部屋は」

「最上階5階の1番端っこの部屋よ鍵渡しとくわ、私色々することあるから、何かあったら電話して頂戴、あと入学手続きがあるわ、部屋に行って荷物おいたら校長室に行きなさい、じゃあね」

「お、おう...後で..」


 なんだよ最上階1番端っこって、急に待遇いいな..てか電話しろとか言われてもスマホ無いって話さっきしたばっかなんですけど。

 寮内に入り、エレベーターを使って6階まで上がる、あ、おい待て今俺が乗ったのみて皆んなして段に向かっていったぞ、フザケンナ顔覚えたからな。


「おお、意外と広いじゃん」


 部屋はまるで新築のマンションのようでだいぶ綺麗だ、流石県から金貰ってるだけあるなここ。


「え、ちょっと待って?1LDKなの?寮って言うレベルじゃないじゃん、もうただのマンションだよ?ほんとにいいの?嘘だろそんなにいい待遇とか、相当金儲かってるな」


 俺は自分の荷物を床に置き、何もない床に寝転がった。


「新居に来たら絶対やっちゃう奴なんだよなこれ、今しかできないこの爽快感...あ、やべ校長室行かないと」


 そうだ、忘れていた危うくそのまま寝てしまい、入学のチャンスを逃してしまうところだった、俺はエレベーターだとまた避けられるので、急いで寮の階段を駆け下り、そのまま寮を後にする。


「て、いったっ!」


 俺が寮から出たその時、前を横切った金髪の青年と運命的なぶつかってしまった、うわぁ最悪、ヤンキーだよ絶対、普通こう言うのって女の子とぶつかるシーンなんじゃないのかよ...。


「イテテ...大丈夫かい?君すまなかった僕が前を見てなかった故に」


 するとその青年は転んだ俺に手を差し伸べてきた、うわ助けてあげた感出して後で金とか請求してくる達のやつだよこれ。


「いや、まじ大丈夫ですほんとごめんなさい!」


 すぐさま立ち直しその場を急いで立ち去る、問題になりそうな事とは関わらないのが1番いいからな。


「はぁ...はぁ...てか学園内広すぎだろ、ここまで来るのに30分くらいかかったぞ、いやまあ迷ったのがいけないんだけど」


 同じ所5周くらいしたせいで、周りから明らかにやばい奴みたいな目で見られたんだぞ、地図くらい渡してくれても良かったんじゃなないのか椿さんよ。

 俺はやっとの思いでたどり着いた校長室の前に立ち、ノックをした。


「はいりたまえ」

「し、しつれいしましゅ、本日転校してきました、影山刀真です」


 俺が校長室に入ると、校長らしきオーラのある女性と、なにやら見覚えのある金髪野郎がこちらを見てきた。


「君が、影山 刀真君だね私はこの学園の学園長を務めている、ローズ・レジーナだ、よろしく頼む。」

「は、はい!ところでローズ学園長、ところで彼は...」

「ああ、彼は 神代かみしろシュウ、筆記試験を全科目90点以上で合格した君と同じ学年の転入生だ」

「やぁ、またあったね、さっきはすまなかったよ僕は紹介された通りさ、これからよろしくね、刀真!」


 金髪、イケメン、秀才、転入生かなるほどなるほど、つまりだこれは。


 主人公...交代ですか?



えー、読んでいただき感謝です、

まあなろうなんて自己満の塊ですからね、やりたい事をやるのが1番ですけど、ただ毎回毎回キャラ増やしすぎじゃね?とか見てる人は思ってると思います、僕もそう思ってる、このままだとキャラ増えすぎてつらいですね、はい。

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