11話 【魔を扱いて、獣を制す】
最近投稿時間が日をまたいでいる事になってしまい、はやくも危機感を感じている
俺は今、自分の部屋の中で木刀を振っている、何故かと聞かれれば、そうしなければいけないとしか言いようがない何故なら今この部屋には俺にその指示を出した張本人でもある、教師 闇笠操先生がいるからだ。
「あの...なんで先生もここに?ここ俺の部屋なんですけど」
「馬鹿かお前、お前一人でやらせたら絶対やんないだろ」
くそ、この教師なんでも適当そうに見えてしっかりしてやがる、だから教師は嫌いなんだよな。
「いやでも俺昨日の今日で忙しすぎて疲れが」
「安心しろ、疲れて倒れたら葬式にはちゃんと言ってやるよ」
「あんた何言ってるか分かってるのか」
なんで死ぬこと前提なんだよ、俺貧弱すぎるだろ、いやまあ貧弱だけども。
それにしても唐突に弟子にするとか言われても俺には何故なのかが理解できない俺より優秀な人間なんてそこらかしこに存在してる筈だろうなのにどうして俺を。
「どうして俺なんかみたいな顔してやがんな」
「いや..別に」
「お前を選んだ理由は2つある、1つ目はお前から魔力を感じなかった事、魔力量が少なかったり弱かったりする人間は多い、だが無いって言う人間は初めてみたからな」
「2つ目は?」
「教師としてお前を何故か放っとけないからだ、お前の中には何も詰まっちゃいねぇからな、死んでる様に生きてる」
「ちょっと待ってください俺は昨日から世界の敵にでもなったんですか、罵倒されすぎでしょ」
「好きそうだったからなこう言うの」
「オッさんに言われても嬉しくないです」
いや別に女に言われても嬉しいわけではないんだが。
「てか何話して休憩してんだ、俺がいいって言うまで」
「チッ...ばれたか」
その後も俺は木刀を永遠と振ると言う作業を腕がもげるんじゃないかってぐらい続けさせれた、一方で操先生は缶コーヒーのんで休憩してる、あ、おいそれ俺が自販機で買って冷やしといた奴、何勝手に飲んでんだ。
「よしもういいぞ」
「はぁ...はぁ...かれこれ1時間くらいやってたぞ」
だいたいなんだよこの練習、部活じゃないんだから..普通異世界の強くなるための練習って魔導書よんでその魔法を練習するんじゃないのか普通。
「いいかこれ毎日続けろよ、そのうち最強のチート剣士になれるぞ」
「マジですかでも毎日はちょっと無理です」
「そうか、なら諦めろ」
「いや、やります」
たとえこの身が滅びようとチートになって見せる、この身が滅びたら終わりだけど。
「よしじゃあ今から狩りに行くぞ」
「は?狩り?」
おいおいまてよ、いきなり一狩り行こうぜとか言われてもこの世界にモンスターとかいるのかよ。
「狩りってどんな奴をですか」
「そりゃお前野生のイノシシとか狼とかだろ、下手すりゃ虎とか」
今この人なんて言った?何?狼いるの?虎とかいるの?狼はまだわかる、ニホンオオカミなんだろう、ただ虎ってなんだ、虎が日本にいたなんて何万年前の話してるんだよこの人、これもまた世界線の違いって奴のせいなのか。
何度も拒否をしたものの、そのまま引きずられ車に乗せられ連れてこられたのは学園から数キロ離れた山だった、いくらちょっと人の多い所から離れたとしてもこんな山にそんなやばい奴らが出てくる様であれば、相当危険な生活を強いられてるんだろうこの国の人達は。
「変な虫に刺されんなよ、死ぬぞ」
「ここはアマゾンか何処かですか」
昨日あんなに忙しかったのに今日は山か、全然疲れが取れてない気がする、いやそれはさっきの木刀素振りのせいだな。
「てか何でこのタイミングで狩りとか言い出したんですか、俺今日が特訓初日何ですけど」
「人間最初と最後にやったことが一番覚えやすいんだよだから今日始めに闘いの基本ってのを教えてやる」
多分その使い方間違ってると思う、勉強はそれで覚えられても戦闘方法とかしらねぇよ。
山を登り十数分経ったあたりで、操先生は立ち止まった。
「どうしたんですか」
「わからないか、あそこ、血の匂いだ」
そう指摘され始めてその鼻をつく様な血と獣の匂いに嗚咽感を覚える、操先生が草木を掻き分けて進んだ先には何体もの鹿の死体が転がっていた、その鹿達は見るも無残な姿に食い荒らされており、目を背けずには居られなかった。
「おい、来るぞ」
「え?何が..」
操先生が構えると草むらから狼が10体程姿を現した、その鼻先や口には何かを食したであろう血がベットリとついており、その血が今そこで転がっている鹿達のものであろう事は簡単に予測できた。
「見てろ影山、これが魔法だ」
魔法と言うものを認識している筈では居たのだが、あまりにもその姿に言葉が出ない、操先生の周りには黒い禍々しいオーラの様なものが纏っており、まるでさながら悪魔の様な存在感を出していた。
「先生...それ..」
「そう、これが俺の魔力属性闇だ異質だろ?俺はこの闇を使った体術を得意としてる武器ってカッコいいけど持ってるのめんどくさいじゃん」
ちょっと待て途中までかっこいいと思ったけど人に木刀持たせて剣士になれ的な事言ってきた人間が何言ってんだ。
「闇魔法ってのは使用者の周りが暗ければ暗いほどその強さを増すんだ、闇に溶け込み姿を隠したりも出来る、わかりやすくていいだろ」
突然操先生の姿が消えてしまった、俺はあたりを見渡すがどこにもいる様子は無い。
「こっちだアホ」
気づくと背後に回り込まれていた、そこで俺はようやく気づく、闇と同化していたのだと。
操先生は一通り説明をし終えると、襲い掛かってくる狼から俺を守りながら一匹ずつ確実に処理していった、この世界の人は俺の世界に転移してくれば多分異種格闘技戦かなんかで優勝出来るんだろうな。
「おい、何ボーっとしてやがる、ラスト一匹だぞ、お前がやれ」
「いや俺には無理ですよ」
「無理とか言うから無理なんだよ、いつやるの?今でしょ」
「いや古いんですよそれ...あーもう、仕方ねぇな!死んだら恨みますから」
こうなったらヤケクソだ、俺は持ってきていた木刀を構える、最後のボスらしき狼は唸りを上げ飛び掛ってきた。
「左に避けろ」
ほんの数ミリのところで狼の爪をかわす、あと少しでも俺の反応が遅れていたら餌になってたであろうと想像するだけで足が震えて仕方ない。
狼は体制を立て直すとすぐさま飛びかかってくる、操先生は助けるわけでもなく、ただ避ける方向を指示してくるだけ俺は防戦一方を強いられていた、こんなの勝てっこない、俺はただの高校生なんだ、獣と命がけをするために異世界転移してきたんじゃない。
「あの!やっぱ無理です!」
「馬鹿野郎!勝ったら...勝ったら、モテるぞ!」
その言葉に反応し、体制を整え直す、狼の攻撃はたしかに強烈だからよく見ればかわせなくもない、俺は上手いことかわしつつ、近くにあった木によじ登った。
「あまかったなワンコロ!高さこそ正義だ、人間をナメるなよ」
狼は俺の煽りが通じたのか、今まで一番大きな呻き声をあげ、この高い場所まで飛び上がってきた、がもう怯えない何故なら今俺はモテたいの一心で魂がハイになっているから。
「喰らえっ..影山流刀技滝!」
俺はその木から身を投げ出し木刀を狼めがけて振り下ろす、それをモロに喰らったオオカミは俺とともに地面に倒れ伏した。
「しゃぁ...やったぜ」
「やるじゃねぇかクソガキの癖に、合格だ、帰るぞ」
初めて敵を倒したと言う感覚に心が滾る、俺は疲労困憊した身体をひきずりながら下山した。
「先生、これで俺モテますかね」
「さあな、さっき死んでたら少なくとも一生その可能性はなかったぞ、よかったな生きてて」
...そう言う事か。
そもそもこの作品ってゴリゴリのファンタジーとしても書けないし、かといってただの学園ものしたら異世界の設定活かせないし、どうしたらいいのだろう




