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これって異世界トリップってやつですか?

それなりに生きてきたつもりだった。


就職こそしなかったけど、仕事は真面目に取り組んでいたし。

友だちだって、彼氏だっていた。

誰かを傷つけるようなことだってしたことがないし、もちろん反抗期だってなかった。


悪く言えば平凡かもしれない私の人生。

それでも私なりに考えて、頑張って、居心地のいい満足できる人生を過ごせていた。


なのに。


ねえ、神様……私の何が不満なんですか。



こんな、こんな。


「なんなの、まじで意味わかんないんですけど」


ねぇ、ちゃんと教えてよ、神様。



□■□■□■□



ことの事の始まりはーーなんて説明したかったけど、そもそも何が始まりなのかも分からない。


朝起きて、いつも通りに仕事の準備をして、家を出る。

そんな、いつもと変わらない朝から始まっていたのかも知れないし。

もしかすると、昨日寝るときにめったに使わないアロマランプを使ったのがきっかけかも。

それとも、三十路前の自分の行く末を考えた瞬間だったのかな、なんて。


まあ全ては、予測でしかないけれど。


ナニかのきっかけがあって、何かが始まったのかもしれないし。

ナニもなく、ただ始まることが決まってたのかも知れない。


考えても分からないことは、なるべく考えたくないけど。


「これは考えなきゃ、やってられないと思うんだよね」


目の前には、人。

人、人、人、あ、なんか犬が服着て立ってる、の隣にはまた人。


まあ、なんだ。

これは、囲まれてるって表現をしたらいいんだよね。


ところでさ、


「なんなのこの状況」


誰か説明して。


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