貝より始めよ
二枚貝の酒鍋
卓上コンロにて日本酒を土鍋で煮立てる。
煮立った酒の中に貝をいれて貝のふたが開いたところで引き上げて食べる。
好みでワケギや苣等を湯がいても美味。
〆にラーメンを入れるのは悪くない、好みで溶き卵。
とりあえず冷酒。
どこぞの人材獲得法ではございません、私は獲得される方でありますし。作者@刃を抱いた渡り鳥でございます。此度は貝について騙りましょう。
魚介料理でまず一番簡単なのを教えてくれと言われた場合まずは貝を挙げてみます。他の魚も簡単な調理法と言うのは探せばありますが基本的に包丁を使いますのでね。特に初めての料理で難易度の高い物を選んで自爆するよりも一つづつ物にしていかれれば宜しいかと・・・・・・・・・・勿論難しい物を選んで挑戦するのもまた楽しい物でございますけど、失敗した物を私に食べさせないでください。
取り敢えずあさりの酒蒸しとかあさりバター、茹で蜷なんていう物は簡単でありましょう。サザエのつぼ焼きなんかも面白いのですが時々ヤドカリだったりしてびっくりなんていう事がございますのでご注意あれ。
貝類、結構種類がありましてそれぞれに違った味わいがございます。それぞれの違いを楽しむのも面白いですし知らない物を試してみるのも楽しい物でございます。市場で見つけた変な貝を買い込んで店で売ろうとすれば
「これ、食べられるの?」
「どうやって食べるの?」
「調理宜しく。」
等と言うオチになりますので自信がない場合は取り扱わない方が宜しいかとなんていうけど洒落のきいた仕入担当だと話の種にと入れるのでございます。ところでイチゴ貝の食べ方なんて誰が分かるんだよ。いくらあさりを食害するから駆除も兼ねて食べるというのは判るけどこれは製品にしてからもってきてほしい物である。後青柳とかあの辺も剝いてあるものをお願いしたいですね。剝きたての美味は判るけど剝くのが大変。だからお客さんあさりを持ってきて剝いてくれとか言うのはやめて・・・・・・・
剝いたらむいたで少ないというのは目に見えてわかっているんだから。剝きあさりの単価の高さに涙目にならないで貝類なんてものは殆ど殻なんだから、身がなくて空なんて言うダジャレも笑えないから・・・・・・
貝を扱うときは本当に気を遣ったりするのは殻が入らないようにすることであります。特に刺身用に処理するときは殻が入っていると食べたときに口を切ったとか色々苦情が出てきますので特に気を遣うものであります。物によっては毒のある内臓を有する種類もありますから面倒くさいのです。それを知らないで食べたときなんかは腹痛を起こして、それでも不屈の精神で仕事に出てバタンキューなんて方もおりました。特にツブガイとかはご注意あれ。致命的な症状はまずないと言われてますけどね。
後は砂、あさり蜆の苦情で良くあるのが身の代わりに砂が入っていたとか一番聞きます。おかげで味噌汁が砂まみれだとか・・・・・・・最近では出荷段階である程度トリートメントする事が多いので滅多にないのですけど潮干狩りでとったあさりなんかは砂抜きしないで食べて自爆とかやりませんでした?
そう考えると貝類って苦情の多い食材なんだなと思ってみたりするのですけど無ければ無いでほしがるお客様が居りますし難しい所でございます。ですからお客様お食い初めに使いたいからハマグリくれとかって当日に言わないでください。取り敢えず真空パックの素材をご提供いたしますけど・・・・・・・・便利だねと箱で購入されるお客様もいたりどこの業者さんですか!えっ、海外にいる友人に送る?大丈夫なんですかと気になるのですけど度々買われておられるようで大丈夫なんですねぇ・・・・・・・勿論生の貝を送りたいとか言っていたお客さんがいたけど恐ろしすぎてお断りいたしました。普通に買って宅配便で送ったら・・・・・・・・箱から水が滴り、腐臭が・・・・・・・・・その惨状は(お察しください)。その話を聞いた私は何の嫌がらせだと思ったのは秘密であります。誰に対する嫌がらせかは言いませんけどね、宅配のにーちゃんご愁傷様です。時間が経って腐った貝なんて・・・・・・・・・・・・自分で試そうなんて思わないでくださいよ、軽く後悔しますから。潮干狩り帰りに面毒くさいからって貝を運送したのがいて気にせず常温で送ったのがいまして・・・・・・・・・・・・・繰り返しになりますが運送屋さんのにーちゃんごめんなさいという惨状に。この話を聞いたときなんて冗談と思ったのですが本当らしかったのです。まさかそんなことが・・・・・・・・・・・・・恐ろしすぎます。
あまりに恐ろしすぎる話なので(後始末的に)別の話題を・・・・・・・・・・・・・したいと(貝の腐乱死体を思い出して作者大ダメージ)
貝といえば刺身というイメージが、浅利蜆はあまりいませんがこれも新鮮なもので食べるとなかなかおいしいもので・・・・・・・・・・ほかのツブガイとかホッキにミルガイなんていえば刺身がまず頼む食べ方でありましょう。トリガイ捌くにはまな板の凹凸がよろしくないとわざわざビニルの上で捌けと怒られたことが・・・・・・・・・・実際にトリガイの黒い部分がこそげ落ちてしまうからなんですが、捌いてみないとわからないものってありますねぇ・・・・・
ツブガイを殻つきで捌くときに穴を空ける位置を間違えると大変なことになるとか貝という物は奥深いものであります。あわびの肝をつぶさないようにするには平たいほうから貝剥きを差し入れるとか魚と違った注意点がございますし種類ごとに違うから面倒くさいといわれそうなものでありますが、それだけ貝と言う物の多様性があるのでしょう。むしろすべての魚それぞれの注意点があるように貝にもあるだけと私の師匠筋に当たる職人さんならば言うのでしょうが、日々精進あるべきですね。
そういうことで夜の酒場に繰り出して・・・・・・・・・・・・誰ですか私の楽しみだろうっていう人は?
ボジョレーは馬の小便と言い続けていたら今日は急遽休みとなった。
ドンだけ危険視しているのやら
酒を飲むか。ボジョレー以外。




