表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魚屋がふざけて言ってみる  作者: valota666
50音別魚騙り?
13/117

ミルミル

白ミルの炙り


白ミル貝を殻から外して水管を開く。

肝と紐も刺身には向かないが加熱すると美味なので適当な大きさに切り分けておく。


開いた水管の皮目にお湯をかけて表皮を剝く。

塩して焼く。



コリコリとした食感と独特の風味はとても捨てがたい。

ビールよりも麦焼酎で。

 某乳酸飲料とは関係ありません。


 白ミル貝。正式名称はどうでもよいけどこれほどセクハラに使いやすい食材はなかなかないのであろう。

 新鮮な物ほど天にそそり立つが如くにしっかりとしている。


「まぁ、ご立派☆」

 等という奥様連中もばら売りで置いてあるのを手に取った途端の水をひっかけられて


顔☆射(ぶっかけ)


 となってしまうのである。流石にそれはまずいから綺麗なタオル(使い捨て)を慌てて用意して向かうのであるけど大抵の客さんは笑いながら


「あらあらまぁまぁ☆」

 で済ましてくれるのが幸いである。

 慣れたクソガキなんかは水鉄砲の代わりにしようとするので流石に注意はしなくてはならないが・・・・・・・・

 げんこつの一つも落としたいが客に手を上げるのは・・・・・・・・・・・悩むところだ。



 それはさておき、この白ミル貝手に取ってくれたりはするのだが買ってはくれないものである。珍しいけど食べ方を知らないのか値段が微妙に高いからなのか・・・・・・・刺身に加工すると多少は買ってくれる。


 さばくのはさほど難しくなく、殻から外して肝を取り除いた後でお湯をかけてふやかしてから皮をむくだけである。

 剝いたものは適当に刻んで食らえ。それだけである。

 

 これの目利きは単純につかんでも垂れ下がらなければ鮮度が良く勢いもある。これを上に立てて脇に開いた手のひらを当てて『10代20代30代40代50代・・・・・・・・』と判別すればよいのであるが・・・・・・・・・・・

 はい、セクハラですね。誰が何と言おうとセクハラですね。わかっております、やりたかっただけです。ついかっとなって書いてしまった特に反省はしていない。





 あと、これをさばいているのを見た男性諸君。身を縮こまらせて股間を押さえるのはやめてほしいものである。さばいている私が極悪人に思えてしまうから。


ちなみに掌で見分ける鮮度分別法で私はセクハラの罪状で始末書を書いた。

客には大うけだったのに、まさか自分の旦那はそんなに元気じゃないというパートのねーちゃんの訴えが通るとは・・・・・・・・・・・・私は三十代だがミル貝よりも元気であるといったのがまずかったのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ