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魚屋がふざけて言ってみる  作者: valota666
適当に綴る日々
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一念発起

ホッキサラダ


 ホッキガイは下処理してさっと湯がき細かく刻む

 玉ねぎ、キャベツ、にんじん(軽く下湯でする)は微塵に切る。

 野菜類とホッキガイをあわせてマヨネーズで合える。隠し味にゴマドレッシングを入れるのも一法。


 手巻き寿司などにサンドイッチの具としてもいける。

 タイトルについては別に意味はありません。あいも変わらず駄洒落です。一念発起して断酒しようとか間違ってもありませんので悪しからず。今宵はホッキガイについて騙りましょうと思います。


 ホッキガイ、漢字で書くと北寄貝。姥貝等とも呼ばれる二枚貝でございます。主な食べ方は刺身にすしに三陸の人だとカレーに入れたり炊き込みご飯にしたり、焼き貝にする時は一度片側だけでも殻からはずして水洗いすることをお忘れなく。忘れると砂がじゃりじゃり………


 砂地にもぐっている貝で丸物の場合ほとんど砂をかんでおります。丸で買って家で砂まみれと言うのはよくあるクレームであります。アサリやなんかと違いまして砂抜きはできないのであります。知ってるお客さんは殻から外して剥き身にしてくれといってきます。刺身用といって腸とか処理してしまえば楽とご注文される方も多数。剥き方は簡単なんですけどね。スプーンとかの柄で貝柱二箇所を切るだけ、後は砂をよく洗ってもらえれば問題ありません。刺身用だと内臓とか筋の部分とか色々処理しなければなりませんがそんな難しくもありません。簡単に覚えることできますのでご挑戦あれ(決して私が調理依頼を受けるのが面倒なわけではな………)


 良い物の見分け方は良く水を吐いてくるもので持ってみて重たいのを選べばそれほど外れはない重たいのは砂だったという事もございますがそのときはごめんなさいするしか………

 貝の色は北陸産は茶褐色で北海道産だと黒っぽくなっているのですが海底の砂の色が違うのですかねぇ?色の違いで味が変わることはありませんので関係ないですけどね。

 旬は良くわからない。冬の季語である。


 このホッキガイ、すしねたでは真っ赤なものが良く見かけますと生の状態だと褐色というか紫というか結構微妙な色をしておりまして昔共に働いていた職人さんは

「この色が婆の(略)だから姥貝というんだ。」

 なんて戯言を言っていたのがちょっと思い出しました。語源としては貝殻がみすぼらしいからというらしいですが結構酷い命名ですよねぇ。

 熱を通すと赤くなりますのがちょっと不思議。生よりもさっと湯通ししたほうが甘みが出ます、これはお好みで………


 笑い話をひとついいますとホッキガイをあえてボッキガイ等と書き間違える馬鹿が多いのでありますがどうしたものでありましょうかね、その表記だと白ミルの方が………げふんげふん

 こんな書き間違いをした日には上の人が(お察しください

 どうしたものでありましょうかね。誤字くらいおおらかに笑い飛ばしてくれればよいものを


 誤字脱字 人は気にする 我はせず(ぉぃ



 あれば意外と売れるものであります。よさげな物を見つけると食いついてくるパートさんなんかもちらほら

「ばろちゃん(仮名)よさげな所5つくらい見繕って剥いといて。」

「ホッキ飯かいパートさん。」

「うん、たまに食べたくなるんだよねぇ。かーちゃんに作ってもらうんだ。」

 自分で作らないのかという突っ込みはのど元に押し込んで用意するのでありますが

「足りるの?」

「多分。」

 後日聞いてみたら足りなかったらしい………ホッキ飯はがっつり入れたほうがうまいとの事。食べたことないからわからないのですが。

 もともと手ごろな値段で売られることが多いのですし殻ばかりで身が少ないということがないから安心して売れますね。タイラガイに比べれば………(お察しください


 今日は飲み屋でホッキの刺身をつまみに

「ばろさん断酒だよ断酒。一念発起してさ。」

 飲み屋で言うことではあるまい、二番手さん(糖尿もちで飲めない)

 

 

 新人さんとパートさんの姓が同じで呼び方どうするという話題が挙がる。下の名前で呼ぶとか『さん』と『君』でわけるとか、いっそあだ名にしようかとか………

 あだ名は危険だと思う売場でとっさに出てしまうから私が売場で店長から『ばろぴー(仮名)』と大声で呼ばれてお客さんになんだこいつらという目で見られてしまったりとか………

 最終的には『ママ』と『息子』なんて………パートさんの年齢だと『婆』と『孫』じゃねぇのと思ってしまったりするが声には出せなかった。


 だって、包丁もって作業しているから(マテ

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