片思いなどしない
蒸アワビ
アワビ(殻付き)を塩でもむ。殻も身も塩で洗うつもりで、身は殻から外してもよい、出来れば肝をつぶさないように。
刺身ならば身を外したら唾液腺(口のそばにある赤い部分、巻貝類は唾液腺に毒をもつことが多い)を外すのだが蒸すので別にどっちでもよい。
蒸し器はあらかじめ熱しておく。ぶっちゃけアワビだけ蒸すのは経済的でないのでついでに浅利とか蒸しておくのもよい。アワビだけ何個もというとお財布が死にます(実体験)
ちなみにホットプレートを利用という案もあるけどテフロンが剥げます(私の頭を見ないように)タジン鍋を利用してもよいけれどもそれはそれで別な料理。蒸す前に日本酒を振りかけるのも好みで、米焼酎麦焼酎でも可。ちなみに振りかけるのはほんの少量でよい。
蒸し器の中で20分ほど、蒸し器から上げて暫し馴染ませる。
切り分けて饗する。まず一口は何も味をつけないままで、貝類は塩味がついていますので。あとは好みのたれで………
冷酒でよい、肝の蒸した部分は醤油に溶かし込んでもよいしそのまま食べてもよい。猫と甥っ子には食べさせぬように、猫は耳が腐るし甥っ子は私の弟妹共にこれおいしいと漏らしまくりながら全部平らげるから……
ちなみにこの時は私の口に一切れしか………(本当かどうかは知らない)
タイトルから推測されるネタでありましょうが突っ込みはいりません。今回はアワビのネタを騙りましょう作者@刃を抱いた渡り鳥でございます。アワビといっても女性の股間を眺めながら「くっせぇアワビあるんだろ」とか言いません。女性の股間は(検閲削除)です。
アワビ、ちょっと調べてみれば古くから食用とされたり神事に利用されたりと実は重要な水産物であったりと………としているけど現在では高級品扱い、国産だと稚貝の放流が行われていたりサイズによって採取不可となっておりますけど………韓国産これ大丈夫なのかよ!トコブシサイズのが入荷されていたりする。大きく育てれば中国あたりに高く売れるのに何しやがっているんだというツッコミはしてはいけないのでありましょう。これを仕入れている(以下文章が乱れています)
輸入物ですと種類が違いますがチリアワビ(ロコ貝)なんかもアワビと称されて入ってきたり、スーパーですと刺身の盛り合わせ用に加工されたのが、あれは便利です。乗せるだけですので……
回転寿司ですとすしネタ用に加工されたのもございます、アワビすしネタ用に仕込むのはとても面倒です。店によっては蒸してからなんていうところもありまして仕事が大変だと……げふんげふん。生だとシャリに収まらないし………面倒くさくなって帯ノリの出番が………そこ引かないでください(笑)
とはいえ、アワビ良い値段致します。貝類全般がそうなのですが、平貝なんか、ホタテの貝柱ぐらいしか可食部分ないくせに………げふんげふん。あさりのむき身なんかも生の国産だとなかなか………可食部分の少なさが貝類の難点であると言われ手も仕方のない部分で………
話がそれました。自分で採ればタダなんですが(マテ)
アワビは磯に張り付いておりますので豊かな海辺であれば子供の手でも簡単に採取できます。そういった身近さから色々な料理が出てきていたり祝い事に供されたりするのでありましょうか?私は学者ではありませんのであまり騙りませぬ。
煮た物やら干したのが山間部に持ち込まれて祝い事に供されたりしているし国外にも輸出されております。これもいい値段するそうです。私食べたことありませんので………
煮たアワビはおいしかったですね、だいぶ前に奥能登の道の駅で食べたのが………その時は車の運転しているので酒と一緒にということができなくて残念無念………もう一度と行きたいのですけど次はいつ行けるのだろうか?
アワビの食べ方といえば、私の担当するお客さん達はほぼほぼ刺身か焼きかに分かれます。
刺身の場合ですと塩で揉むか揉まないかでちょっと好みが分かれます。ぬめりとか汚れを取りつつ身を〆てコリコリとした食感を楽しみたい方が塩で揉みますし、やや柔らかい(塩で揉んだ時と比べて)食感を求めるお客様は揉まないでと注文されます。塩で揉んで固くしたのをすりおろすなんてお客様もしかもとろろと混ぜて……うまそうです。とろろと混ぜるならば個人的にはひき肉と玉ねぎをカレー粉で炒めた物を………話がそれますね。
焼いてというお客さんは丸のまま残酷焼きにするとかスライスして炒めるとか好みが分かれるようであります。BBQのシーズン(いつなのだろう?)には箱買いなんて言うお客さんもその箱にサザエやらホタテやらハマグリやらごっそり詰めて……お肉は大丈夫なんだろうか?ついでに私が下処理した魚なんかも詰め込んでいるし………海鮮BBQなのでありましょうか?でも野菜と酒がないのは……
「ばろちゃん(仮名)BBQ会場のそばに道の駅があるでしょう。」
「ついでにリガーショップも」
お客さんは地元を知っていたのですね、青果もリガー(酒売り場)も売り上げが無いのだが鮮魚で私の担当部分が売れているので別に
「ばろぴー(仮名)そこは一緒に野菜などもいかがですかと勧めるところでしょう!」
うわぁ!店長!
その後メチャクチャ(お察しください)。そもそも私は鮮魚担当で他部門まで面倒を(以下略)
個人的におすすめな食べ方は蒸しアワビ。塩で〆たアワビを蒸し上げるだけ。ちょっとお酒を垂らして酒蒸しにしても美味であります。スライスしたのをつまみにすると酒が進みます。肝醤油でもうれしいですしそのままでもほのかな塩気が良いものでありましょう。
少し鮮度が怪しいかなと思われたりするのでも手軽の出来るのでお試しあれ。粥に乗せても良いものです。
まぁ、アワビは売れなかったら刺身に回してしまうんですけどね。アワビの刺身は刺身担当さん
「うち、いそがしいから………ばろちゃん(仮名)やって。」
丸投げですか………
ちまちまちまちま…………
アワビの刺身を作ってたら肩が重い………
その日の夜、アワビをつまみに飲み屋で飲んでいると知り合いのおねーさん(としておきます)が私の肩にのしかかり
「ばろさん(仮名)美味しそうなの食べてるじゃない。」
肩重いんですけど………私四十肩で辛いのに
新しい店、ライバル店の店長達(顔なじみ)から
「履歴書マダー」
これうちの店長の前で言うなよ………
肩身狭いです。