うっ!まんぼう!
マンボウのフリット
マンボウを適当な大きさに切り分けて軽く塩して水気をきる。
衣は小麦粉にビール、塩を入れてさっくり混ぜる。
水気を切ったマンボウを衣に絡ませて油で揚げる。
好みでサルサソースやタルタルソースで、身だけでなく腸の部分を揚げても面白い。肝の部分を湯がいてみ人にして肝醤油で食べても意外と美味。
テキーラに合うかな?
現在私はテキーラを飲んでおります。これは良いものですねぇ、リュウセツランは観葉植物としてなかなか良いものでありますが育てたことはありません。私は蘭(栽培歴25年)とリトープス(栽培歴一年)がメインですから。
話がそれました、今宵はマンボウについて騙りましょうかとタイトルはあの有名な掛け声です。テキーラは各自調べてください。テキーラに合わせて能登の塩田村の塩が中々、藻塩も悪くない、ヒマラヤの岩塩もこれはこれで………高血圧に注意か………それ以前にアル中とか肝機能障害が………げふんげふん。
マンボウ………水族館などで人気のある魚である。あの巨体とユーモラスな表情で見ていてまったりという人も多いでしょう。それを食べるのというとちょっと抵抗がという人も、その気持ちはわかります。
実際問題そんなにとれる量は多くないですし食べるところも基本漁師さん関係、漁港の魚屋さんで上がったのが時折並ぶ程度…………むしろ私が扱ったことがあるというのが何者よと突っ込みを受けてしまうくらいな一品であります。
入ってきた時に私が扱い方知っていると言ったらどこまでマニアックなという目で見られていました。勤続数十年の売り場長とかお客さんまで………私は普通の派遣さんですよ。ダウトという声は受け付けません。少々美味しい物とお酒が大好きなのは否定いたしませんが、マンボウくらい調べれば食べ方くらい出てきますでしょう。
って、いうかマンボウって食えるのという声が聞こえてきそうですが(笑)
基本的にマンボウが入ってくるのはさばかれた状態であります。丸の状態で入ってきても歩留まり(可食部分)が悪くて(少なくて)面倒くさいのですというか一匹数十キロのマンボウを普通に売れるかという話なのですが。結構丸ごとの魚を期待されているお客様がおられますけど無茶を言うなとか言いたいですね。
ちょっとした鰤くらいならば兎も角、マグロとか一匹仕入れたらどれだけになるのだと………えっと、本部からの送り込み?ひどい、ひどすぎる………
それ以前にマンボウさばけるのがいるのかと………いう話なのですが………私も挑戦してみる。って、言うか皆尻込みしているのがわかる。
肌は鮫肌でザラザラ、気を付けないと私のお手々がもみじおろしになってしまう。実際その時私の腕は擦り傷で痛い痛いということになっている。ふむ、そして骨の位置が難しい。おろすにおろしてみるけどどうやればよいのやら………初見殺しだろうこの魚、といったところで一般的な魚屋はマンボウをおろさないという突込みが入りそうですな。私が一般的な魚屋でないとい突込みは受け付けませんが。
そしてさばいていると腐敗臭が………マンボウって足が速いのでありました。それとも市場で留め置かれまくっていたか?しかも肝とか腸とかが抜かれていて………そこ旨い所だろうに!泣く泣くマンボウは廃棄処分となるのでした。
さばかれた状態で入荷しているマンボウを………どう食べるのという目で見てくるパートサンたち。普通によくわかりますそしてさばいてパック詰めに…………水が出てきます。出まくっています。これはどうしたらよいのやら………一般的に流通していない理由の一つでありましょうか。
そしてお客さんも食べ方がわからないと………普通に刺身で酢味噌がいいかなおろしポン酢がいいかな?ちなみにしこしことした食感でイカっぽい味がします。肝があればそれと和えて食べるのが良いです。ふぐ目の魚は肝が命、フグの肝も毒がなければおいしいに違いない………毒があってもうまいなんて言うことはしませんが、食べたことないですし。食べてみたいですけど。
これも足が速いのでその日のうちに値引いて…………うん、客寄せ以上の………おいしいものであるんだけどね。
ところでマンボウを見てうーマンボウとかってさすがにマンネリ過ぎて引くよ。
人が入る日曜日に休みを取ったら売り上げが激減、売り上げのない理由に
「ばろちゃん(仮名)が休みを取ったから」
なんて書きやがって、本部から戦犯扱いされている………それは正しいのだけど書いちゃダメでしょうと思うんだけど………