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13 ~Intention~

 人生最悪の日から丸一日が経ったであろうか……。

 

 俺は昨日の疲れ(精神的な)を受けて、今日はずっとベッドに伸びていた。


「ごめんアスカ。私がもうちょっと早く帰っていれば……」


 ルナはそんな風に言っていたが、帰ってきた瞬間に俺を見て顔がクと一瞬笑ったのを見逃していない。

 まあ、それでも止めてくれたルナには本当に感謝している。


 あのままだとホントに今頃俺は……。


 考えただけでため息が出る。

 むしろ考えたくもない。


「アスカー。気晴らしに外行こう?」

「ああ。ちょっと待って、あと一行書いたらいく」


 それは例の課題。

 昨日はあのあとひたすら泣いて寝たので、その分を取り返すべくやっている。


「オッケー。終わった。つかなんかすることあんの?」

「うーん・・・。町を案内してくれるとかどう?」


 いや、ルナもこの町さすがに慣れただろう・・・。

 とか思いつつも昨日の恩返しと思って、俺はこれをOKした。




 そういうことで町に出てみて、風景があんまり変わっていないことにほっとしながら歩いていく。

 途中女性物の服の店を避けながら、俺はいつも来ている店に着いた。


「アスカ、昨日の事ホントにトラウマになっちゃってるんだね」


 くくくと小気味よく笑うルナに俺は少しの恐怖心を抱きながら店員にコーヒーをオーダーする。


「ほ、ホントに怖かったんだからな! 女性物の衣装を持って迫りくるメイさんが特に怖かった。あのとき男性恐怖症……、じゃなくて女性恐怖症患者の気持ちが分かったような気がした」

「結構にあってたのになぁ……」


 ルナの言葉にすら怖気を感じながら俺はコーヒーを飲む。

 温かくて結構落ち着く。


「それホントやめてくれ。マジトラウマだわー」

「Sagt der japanische Junge was?」


 いや、言語変更してないのかよルナ。

 言ってる意味が分からん。

 今のタイミングからして俺をあざ笑いでもしているのだろうか……?


「あ、ここアカツキだった。言語設定変えとかなきゃ」

「つかドイツのMAAは思考能力があるのに自分で言語は変えられないのか?」

「おい坊主! 俺を侮ってもらっては困るなぁ! 別に変えられなかったわけじゃねぇ、めんどくさかったんだ!」

「また口が悪い! もうちょっと気をつけてよ!」


 ルナは今もそのオシャレに着飾った衣装の下にMAAを着てるため、ゴットフリートとやらを見る事は出来なかったが・・・。


「はじめまして、私MEのアリアと言います」

「あん? AIなんかに興味ないんだよ」


 ぬおっ!?ひでぇ。

 つかすっごい素直だな。

 そう思ってルナを見る。


「アスカどこ見てんの? そんな体ばっか見ないでよ」


 ふとルナの胸ばかり見ていた事に気づく。

 別にそういう感情を持って見ていたわけではないが……。


「あ、すまん。でもフリートと話すのにどこ向けばいいんだ……?」

「普通に顔見てでいいって」


 それはちょっと変な気が……。


「坊主、俺を口実に嬢ちゃんの胸ばっか見てんj、がふっ!?」

「人前でそんなこと大声で言わないの!!」


 今どうやったんだ?

 どうやってデバイスの口を封じた!?

 その技を俺にもぜひ伝授してもらいたい。


「ところでアスカ、この後なにかするの? コーヒーショップに来て終わり?」

「え、てか別に計画とか立ててなかったし、ルナが行きたい場所とか分かんないし……」

「じゃあ服見に行きたいな……」


 背筋が凍った音がした。

 服と言いましたかこの子。


う~ん、タイムリーなの分かってるのかな……。


 一応遠慮してる感じだったぞ?


実はルナさんもアスカに女性物の服を着せて見たいとか?


 却下ぁ!!


「ダメかな……?」


 ルナが上目づかいで俺を見てくる。

 いや、そんな風にされたら男としては断り様ないじゃん。

 とか思ったか否か


「あ、えと……、い、いいぜ!」

「ありがとう!」


 ああ、これでまたアリアに乗っ取られでもしてみろ。

 俺は社会的に死ぬぞ!



____________________________________




 宇宙空間と言うのは、先人が幻想していたものよりものすごく大変だ。

 無重力では飲み物も満足に飲めないし、まず動きにくい。

 下手に動いたら宇宙空間をどこまでも漂い続けてしまうのだ。


 まあ、僕の住んでいるところは人工重力で数多くある宇宙コロニーの中ではまだ快適な方だったと思うが……。


 だが、それでもできない事はたくさんある。

 だから僕は下界に降りることを決心したのだ。


「君はイタリアから初めて送りだす留学生だからきちんとするんだよ」


 なんて言われたような気がしたが、特に気に留めておかなくても僕はなんでもできるからそんなの意味がない。

 

 このイタリアコロニーにも16年間は住んだが、もうお別れだ。

 帰ってくる事はあるだろうけど、それはきっと近いうちではない。


 そんな風に思いながら僕、アレシア・L・ヴァラエイナはシャトルに乗り込んだ。

ダメだ。

眠い。

最近こればっか言ってる気がするけど本当です。


好調な時に書こうと思ったらずっと書けないんで、一応一週間は開けないようにと思っているんですが・・・。



クオリティがダメですね。

次頑張ろう。


感想よろしくお願いします。

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