迷い道間違い道バカの道
タイトルに特に意味はないですw
「じゃぁ、藍。今俺らはどこにいるんだ?」
・・・・・。
「なぁ?どこにいるのかって。?」
・・・・・・・・・・・・・・・。
返事がないただの屍のようだ。じゃなくって!!
「おい!聞いてるのか!?」
「・・めん。ごめん。」
「あ?何?藍、まさか・・・」
「道、間違えちゃったあんど、迷っちゃった☆」
☆ってなんだよ、☆って。迷った?間違った?頭が一瞬考える事を停止した気がした。
俺らは空を飛んでる(らしい)。もちろん、地上など見れるわけもなく。俺もわかるわけがない。
「一回地上に降りよう・・?降りてみよう?」
「だめ、ここ海の上だよ。サメに喰われる気??啓太ってホントかばだよね。」
自分より年下・・いや年上か?まぁ、とりあえず、コイツにバカにされるって正直ムカつく。だって、見た目が子供だし、俺よりバカそうだし。
「・・・。じゃあ俺らはどうするんだ?来た道戻るか?」
「だから、わからないんだってばぁー!全部同じ景色だから、覚えられるわけないじゃん!」
だめだ。俺はもう生きてあの家には帰れないのか・・。あー、やっぱあんとき「遺書」でも書いてりゃ良かったかな。一回死のうとして書いたやつ、アレ捨てたし。母さん、親不孝な俺を許してくれ。
「死ぬなんて考えてないですよね?啓太。まさかとは思うけど。」
「考えるだろ、普通の人間は。藍みたいなヤツは考えないと思うけどな。ハハッ」
笑いが掠れる。消えていくように。喉がカラカラだ。もう何時間も水を喉に通してない。お腹も空いた。なんか食べたい。あー、俺まさか餓死するのか?!
シュー・・
「あっ・・」
「?」
また、変な「バケモノ」が通った!コイツにそっくりのやつ、もしかして、アレについて行けば、つくんじゃないのか・・?魔界とやらに。
「なぁ、今のやつついて行こうよ。そしたら道わかるかも知れんぞ!」
「おー、啓太ナイスアイディーア!よし、さっそく行こう♪」
~数時間後~
「ついた~♪やったね!藍ちゃんルンルン!」
「・・藍のキャラが崩れていく。」
「なんかいった?」
「いや、なんでも。」
藍は魔界につくなり、いろいろなところにウロチョロして挨拶回りに行ってる
結構魔界では有名人(?)らしく、ほとんど顔見知りらしい。
「あ、いたいた、ブーデン様ァ~!!こっちです、東啓太連れてまいりました!!」
ゆっくり歩いてきたのは、2m近くあるおじぃさん・・嫌、怪物。
俺、どうなるの?やっぱり死んじゃうの?いやあああああ。母さん父さん助けてくれ。
さーさー、これからが盛り上がり時、たぶんw
お楽しみにっ!!