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VERTEX3  作者: 銀乃矢
メインストーリー
7/22

第6話「衝撃」

迎えた富士大会。

酷暑も落ち着き、秋めいてきた富士スピードウェイ。


「朝晩は冷え込むようになってきましたね〜。」

「ほんと、寒くて最近は少しずつ布団が友達になってきたよ。」


「それ分かります〜」


決勝前、最後のマシンメンテナンスを行うピットでドライバー2人が雑談を交えていた。


予選の結果 

杏堂 10号車 2位

松下 31号車 6位


2台ともにポイント獲得を狙える順位でスタートできる。


全25台が1コーナーをめがけて走り出す。


その中で10号車は1位へ、31号車も4位に順位を上げた。


レース終盤、松下は4位争いの中にいて、杏堂たちの1位争いの3台からは離されていた。


一方杏堂は。


「さぁ、大塚!勝負だ!」

大塚、杏堂、そして3位のマシンで団子状態で日本最長のホームストレートへ。


OTS、スリップストリームの効果でぐんぐん大塚に迫る。

1コーナーで追い抜けるくらいにまで接近する。


その時だった。

視界が勢いよく横に回転する。


次に来たのは凄まじい衝撃。

マシンは5、6回転した後回転が止まった。


状況を理解し始めた。

進行方向とは反対に止まっている。


周りにはおそらくは自分のものと思われるマシンパーツたち。


「あ…俺…事故ったのか…」

「マシン…降りなきゃ」痛む体に力を入れ、マシンを離れる。


「あ…れ?」足元がふらつく。


すぐにレスキュー車両が駆けつける。


杏堂はその場で倒れ込んでしまった。

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