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VERTEX3  作者: 銀乃矢
プロローグ
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プロローグ

ついに迎えた2025年。

杏堂先輩とともに契約延長を決め、今シーズンもこの2人でスーパーフォーミュラへと挑戦することになった。

 

さぁ、まもなく2025年開幕戦鈴鹿での大会が始まる。


「いやー、寒いっすね。」

「3月ってこんなに寒いんだな。何回も経験してるはずだけど、初めてに感じるわ。」


「年々暑くなるのに、寒さも厳しくなるのなんでなんすかね。」

「ほんとだよなぁ…」


ドライバーたちの名前が印刷された横断幕が掲げられた観客席を見る。


ちらほら、自分たちの名前のものもある。






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