表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/45

第44話 どうやらあなたが原因のようで②

「道広ッ!! 建物デカッ!! ほぼ東京だよこんなの! 新宿新宿!!」


「それは元の世界の地名かいマツル君!? いやぁ僕もノヴァーリスに来るのは久しぶりだし、普段はこういう繁華街スペースに来る事は無いから新鮮だね!!」


 俺とギルドマスターは城門の入口の時点で拘束を解かれ、ちょび髭の後ろを着いてくるように言われた。

 どうせ逃げようとしても城門の中に入った時点で逃げられないから無駄な事はするなとも言われた。


「――お前らもっと静かに着いてこいよ!? 何罪人がペラペラと無駄話してるんだ!! もっと神妙にしてろよ!! それに――――」


「見てくださいよギルドマスター! あれサラバンドではまだ買えない新しい魔道具じゃないですか!?」


「ほんとだ! それに新型の魔力照明もある!! 後でお土産に買って帰ろ!」


「人の話を聞けぇ!!!! お前ら自分の立場分かってウィンドウショッピング楽しんでんのか!? だとしたら神経太すぎだろちょっとこっち来い!!」


 ちょび髭が足をバタバタさせながらキレている。青筋なんか浮かべちゃって......一体誰のせいだよストレスは体に悪いぞ?


「なんだよちょび髭~俺こんな大都会来るの初めてなんだよ~何にキレてんだよ~」


「そうだよちょび髭~マツル君の観光邪魔しちゃダメだよ~」


「「あそれちょっびっ髭! はいちょっびっ髭!」」


 俺とギルドマスターの心は一つになり、即興でちょび髭音頭を踊る事に成功した!


「刑期プラス150年......」


「失礼しましたちょび髭さん」


 心を込めた魂の土下座!! 刑期は伸ばされたくない!! てかそもそも俺はなんで連行されてんだ!?

 

 そこからちょび髭が少し怖くなった俺とギルドマスターは大人しくちょび髭に着いて行くのだった。


――――


「――ほら、着いたぞ」


 繁華街のど真ん中に異世界らしくないビルが聳え立つ。サラバンドの支部より数十倍はデカい全面ガラス張りのこの建物が......


「ギルド本部......」


「17階で冒険者協会本部統括オーバーサイトマスターがお待ちだ」


「えっ......」


 それまで呆けていたギルドマスターの顔が硬直した。冷や汗を流しガチガチに固まっている。


「ギルドマスター......オーバーサイトマスターってどんな人なんですか?」


「ひうっ!!......あのババアは苦手なんだ......」


 俺が話し掛けただけでびくりと少し跳ねた。どうやら余程怖い存在らしい。


 17階ともなるとさぞ移動がめんどくさいのだろうと思っていたが全くそんなことは無かった。


「この魔法陣に乗れ」


「え?」


 魔法陣に乗った瞬間、シュン! と17階まで移動してしまった。そしてすぐあとからちょび髭とギルドマスターも瞬間移動してきた。

 本人の魔力消費0の転送魔法陣だとぉ!? 確か転送魔法って莫大な魔力を消費するから早々使えないんじゃ!? 


『これはあれだね。【充魔(チャージ)式ポケットライト】と同じような原理で、特定の人物の魔力を充填して任意で発動してるようだね。しかも魔力の感じ、これ全部一人でやってるよ』


「あのババア無茶しちゃって......」


 このギルドマスターの発言から、恐らくこの転送魔法陣を動かしているのはオーバーサイトマスターで間違いないだろう......

 やっぱりギルドマスターの統括やべぇ!!


 今からそんな人と会うんだもんな(取り調べらしいけど)

 一体、どんな凄そうな人なんだ――――!!

 

この小説が少しでも面白いと思った方は、是非!ブックマークや感想の投稿、いいねをよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ