表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀ 吟遊大詩人のセロフィート & 守護衛士のマオ その4  作者: 雪*苺
【 雨の止まない街 】 全10話
9/10

✒ 雨の止まない街 9


 まぁ…セロをめたって、セロはぶんのしたことたいしてぜったいえるぐらいにはんせいなんかしない。


 だって、セロはぶんが “ わることをした ” ってじんおもっていないからだ。


 にん(セロ)ぎょう(フィート)にとってにん(じん)げん(るい)するたいしょうじゃなくて、じょするべきがいちゅうなんだから……。


 とどのつまりだ、にん(セロ)ぎょう(フィート)のセロからすれば、にゅうがいをもたらすがいちゅうじょしたにぎないんだ。


 にん(セロ)ぎょう(フィート)からすれば、にんげんとしていることおなじなんだ。


 にんげんだって、ぶんたちにとってごうわるむしがいちゅうあつかいしてようしゃなくころすし、ごうわるどうぶつがいじゅうあつかいしてじょしてころす。


 それとおなことにん(セロ)ぎょう(フィート)のセロはしているだけだから、はんせいなんかしやしないし、こうかいもしなければ、こうかいねんさいなまれることもない。


 こころいからざいあくかんすらきない。


 セロが「 ていどおり≪ カグザークのまち ≫の9りをります 」なんてしたときは、ひっめた。


 だから、≪ カグザークのまち ≫はいまでも3ぶんの2はなままだ。


 だけど……、そもそもなんでセロは≪ カグザークのまち ≫の9りをろうとしたんだろうな?


 とうはセロをめるのにひっだったから、それどころじゃなかったけど……いまならいてもこたえてくれるかな?


 せっかくかいだし、おもっていてみようかな。


 かなかったら、2かいないようながする。


マオ

「 ──なぁ、セロ。

  20ねんまえことだけど、セロにきたいことがあるんだ。

  いいかな? 」


セロフィート

「 ワタシが『 いやだ 』とったらあきらめます? 」


マオ

「 えっ……。

  いや…なのか? 」


セロフィート

「 いいえ。

  ワタシはかまいませんよ。

  “ どうしてもきたいことがある ” とうなら、もっとつよほういです。

  よわごしえんりょがちにたずねるのは、あまりおすすめしません。

  とくにワタシにたいしてなら、してください 」


マオ

「 セロ… 」


セロフィート

「 マオとワタシはともであり、こいびとであり、はんりょであり、ぞくです。

  えんりょようです。

  おとうとあにたいしてじんままうものでしょう?

  マオのわいままかせてください 」


マオ

「 セロ…(////)

  ままうつもりはないよ…。

  オレはただ……しんそうりたいだけなんだ 」


セロフィート

しんそう…です?

  はて……なにたいするしんそうをマオはきたいです? 」


マオ

「 20ねんまえに≪ カグザークのまち ≫の9りをろうとした()ゆう()りたいんだ 」


セロフィート

「 ははぁ…そんなことですか。

  マオにおしえませんでした? 」


マオ

いてない。

  らないからおしえてほしいんだ。

  …………いやかな? 」


セロフィート

「 マオ…きみ…。

  さきほどったでしょう?

  きみ(マオ)ほんとうにワタシにえんりょしてばかりですね… 」


マオ

「 ………………… 」


セロフィート

いですよ。

  りたいならおしえましょう 」


マオ

「 ──セロ!

  がとな(////)」


セロフィート

きみほんとうに…… 」


 そうったセロはさいまでわずにすこしだけこまったようにえみながらんでいたしんぶんたたんだ。


 セロがていねいたたんだしんぶんはテーブルのうえしずかにかれた。


 けていたからこしかせてがったセロは、はだけけているバスローブをととのえることもしないでベッドのまえまであるいてると、ベッドのうえこしろしてすわった。


 セロがひざの上にいて、ポンポンしている。


 「 ひざすわれ 」ってあいだ。


 オレはなおにセロのひざうえすわった。


 オレはちいさなどもみたいにセロとかいうようにすわったから、オレのまえにはバスローブがけているセロのむねがある。


 セロはオレのなかひだりまわして、もたれのないうしろにちないようにささえてくれている。


 みぎでオレのあたまやさしくでてくれる。


 こ…これは……もしかして、オレと『 いいこと 』をするになってくれたのか?!


 もしも、そうならうれしいんだけど(////)


マオ

「 セロ…(////)」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ