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☀ 吟遊大詩人のセロフィート & 守護衛士のマオ その4  作者: 雪*苺
【 雨の止まない街 】 全10話
6/10

✒ 雨の止まない街 6


セロフィート

「 マオ…。

  『 あ〜ん 』してください♥ 」


マオ

「 しないよっ!!

  ぜったいにしないからな! 」


セロフィート

べてもにはしません。

  マオなら、10びょうほどしきぶぐらいでみます 」


マオ

「 そげなあぶないブツをオレにすすめるな!! 」


セロフィート

「 マオ…。

  ブツではなく、アヒージョですよ 」


マオ

「 知ってるよ!!

  かく、オレはべないからな! 」


セロフィート

ざんねんです…。

  …………マオ 」


マオ

なんだよ? 」


セロフィート

くちうつし、しますよ 」


マオ

「 くどい!! 」


セロフィート

「 は〜〜〜い… 」


 どうやらセロはあきらめてくれたみたいだ。


 もう、セロはぐにオレヘげき辛辛からりょうべさせたがるんだから!


 まいかいにがだ! 」ってってんのにまったく……。


 どうせいやがるオレをおもしろがりたいんだろうけど、そうはいくもんか!!


 セロとのかんせつキスとかくちうつしはりょくてきだけど……、オレはにたくない。


 べつほんぬわけじゃないけど──、やっぱりからさがまでもんぜつしてくるしむのはめんだ。


 セロはしそうにグェンジェざんマグマふうアヒージョをかおいろえずにおだやかなひょうじょうげきからあじわいながらべている。


マオ

「 ……セロ、からくないのか? 」


セロフィート

「 ピリッとしてしいです 」


マオ

「 そ、そう…… 」


 まったにん(セロ)ぎょう(フィート)かくって、どうなってんだろうな??


──*──*──*── 宿泊室


 オレはいま、ベッドのなかる。


 セロがようしてくれたとバスローブをている。


 オレがているバスローブは大人おとなようだからオレにはおおぎてダブダブだ。


 オレのみぎどなりほんんでいるセロもバスローブにている。


 バスローブ姿すがたのセロはいろっぽくて、クラクラしてしまう。


 わざおおきなサイズをているのか、バスローブがけている。


 …………セロはオレをさそってるのか??


 いや、ぜったいさそってるよな!!


 オレはしんじてるよ!!


 わざ(わざ)バスローブをようして、オレにえさせたんだからたいしてもいんだよな??


マオ

「 ……セロ… 」


セロフィート

「 はい?

  どうしました? 」


マオ

がねうな(////) 」


セロフィート

ほんとうです? 」


マオ

「 うん…(////)

  バスローブとがねわせって…いな(////) 」


セロフィート

「 マオがよろこんでくれてうれしいです 」


 てきだな〜〜。


 しょくどうでオレがったことおぼえてくれていたんだ。


 がねけたセロにドキドキしてる!!


 がねくてもセロはテキだけど……。


 オレはみぎうでをセロのひだりうでからめた。


セロフィート

「 マオのあまえんぼうさん。

  ベッドにはいってだ10ぷんってませんよ 」


マオ

かたいだろ!

  セロと2りになれてうれしいんだ!!

  オレはセロとイチャイチャしたいの!

  もう──、かれよ(////) 」


セロフィート

「 マオ…。

  がとう、マオ。

  ワタシをほっしてくれて。

  ワタシをもとめてくれて。

  うれしいです 」


マオ

「 セロぉ…(////) 」


セロフィート

だいぶんでしたし、こんあさまで『 いいこと 』しましょう 」


マオ

「 うん! 」


 セロがせっきょくてきなってくれて、オレはうれしくてセロのてのひらかさねた。


 あぁ……セロといっしょられるなら、オレはいっしょうがいじんるいてきのままでもかまいやしない。


 ひとせてつくられたひとかたちをしたうつわ……。


 ひとおなやわらかみのあるなのに、ぬくもりのないもの……。


 セロのたいないにはたいりょうの〈 (げんしつ)(みなもと) 〉がはいっているらしい。


 ぞうたぐいもければ、かよっていない。


 セロのしんたい(からだ)してもいっさいないし、うであしくびどうたいとしても、セロはにはしない。


 いているオレのかみやさしくでてくれるセロは、たしかにきているのに、セロはまるでひとかたちをしてゆううごく〈 (げんしつ)(みなもと) 〉のちょぞうだ。


 きているったげんちょぞう──。


 にんげんめてろうになったオレもセロみたいなもんだけどな……。


 オレのたいないも〈 (げんしつ)(みなもと) 〉のちょぞうになっている。


 たいないにあったぞうたぐいもけつえきも〈 (げんしつ)(みなもと) 〉にへんかんされてしまってくなっているんだ。

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