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☀ 吟遊大詩人のセロフィート & 守護衛士のマオ その4  作者: 雪*苺
【 雨の止まない街 】 全10話
4/10

✒ 雨の止まない街 4


 〈 (宇宙)おん(を運営)じつ(する)じょう(主宰者) 〉にめられたげんなんてなければいいのに…。


 ろうになったって、わりはかなる。


 いがあれば、わかれがかならるように……。


 セロとオレのたびわりをむかえるのはまだ(まだ)はるさきだけど、ときめることないじょうかならてしまう。


マオ

「 セロ…… 」


 くちからポツリ…とことこぼれる。


セロフィート

「 どうしました? 」


マオ

「 …………がねけたらいそうだよな 」


セロフィート

「 はあ?

  きみは…ほんとうにどうしました?

  調ちょうでもわるいです? 」


 セロはそうなかおをしてオレをる。


マオ

「 オレはげんだよ!

  まぁ…いてうなら、まないあめかな… 」


セロフィート

「 ははぁ……、きみ(マオ)うれいてますか 」


マオ

「 はぁ?

  べつうれいてないよ。

  オレはおとじゃないし! 」


セロフィート

「 はいはい。

  そういうことにしときましょうか 」


マオ

「 いや、だから──、ちがうってぇの!! 」


セロフィート

「 はいはい。

  ふふふ…(////)」


 まったなにがそんなにしいのか、セロはクスクスとじょうひんわらっている。


 おとこっぽくなくて、でもおんなっぽくもないれいゆびでテーブルのうえかれているベルのったセロは、ベルをゆううごかしてチリンチリン…とらす。


 ベルをはなしたをメニューへばしたセロは、メニューをるとひらいた。


マオ

「 セロ、なにたのむのか? 」


セロフィート

「 そうですね。

  ワタシもべたくなりました。

  いっしょべましょう 」


マオ

「 うん…(////)」


 オレがちゅうもんした9さらのパンケーキをはこんでてくれたじゅうぎょういんが、からになっているティーカップにこうちゃそそいだあと、セロのちゅうもんいている。


 じゅうぎょういんがったあと、セロはティーカップのつとてのこうちゃためにティーカップへくちける。


 オレはいましょうに “ ティーカップになりたい ” とおもっている。


 宿しゅくはくしつもどって、ベッドのなかでセロとイチャイチャしたい!!


マオ

「 セロ… 」


セロフィート

「 はい?

  どうしました? 」


マオ

ちゅうもんしたりょうべたらさ、宿しゅくはくしつもどらないか? 」


セロフィート

「 はぁ……です? 」


マオ

って……。

  そ…そんなの──、わなくてもセロにならかってるだろ? 」


セロフィート

「 ふふふ。

  かりません。

  おしえてください 」


マオ

「 セロのウソき! 」


セロフィート

「 ふふふ。

  マオはあまえんぼうさん〜〜〜♪ 」


マオ

「 ちょっ──、うたうなよ(////)」


セロフィート

「 おや、しなこといますね。

  ぎんゆうじんうたうものです 」


マオ

ごうのいいときばっかぎんゆうじんぶるなっての! 」


セロフィート

「 ワタシはぎんゆうだいじんですよ。

  フリなんてしてません 」


マオ

うそけ! 」


セロフィート

しんがいです… 」


 “ しんがい ” なんてほんじんおもってもいないくせに、セロはかなしそうなひょうじょうをしてにもきずいたようにってる。


 まったくもう! 


 しんぞういけど、むねがキュンキュンするだろが!!


 フォーリングラブしちゃうから、マジでめてほしい(////)


 セロとあいはなしをしているとじゅうぎょういんがやってて「 おたせいたしました 」とってセロがちゅうもんしたしなはこんでてくれた。


 セロがちゅうもんしたりょうやすくカットされているキッシュだ。


 スイーツキッシュじゃなくて、そうざいキッシュのほうだ。


 なんしゅるいものしそうなキッシュがさらうえならべられている。


セロフィート

「 マオもべてください 」


マオ

がとな…。

  オレはセロにパンケーキを1まいやるよ 」


セロフィート

がとう、マオ 」


 セロがオレにけて、ほわっ…とほほんでくれる。


 ほわっ…てほほときのセロはなんでかな、おかあさんみたいにえる。


 オレは()ぶん()んでくれたははおやかおらない。


 いや…おぼえていない。


 おさなぎてははおやったころおくいんだ…。


 だから、おかあさんがかんじなのかオレはいまいちからないんだ。


 なんだけど…セロをてるとほんとき(どき)だけど、らないはずのおかあさんみたいにえちゃうときがあるんだよな…。


 セロのふんぎるんだ。

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