2話 誘拐!?
前回私はカワイイいい子犬のような少年を拾うことになり少年と帰ろうとしてるのだが正直少年…
「うーんじゃあまずうちに帰ってシャワー浴びよ!」
「あっ!ごめんなさい…さすがに臭いですよね…」
やめてーそんなにシュンとしないでーてか!かわいすぎるやろー!!
「うん…まぁそりゃ誰だって15日間も風呂に入ってなかったら臭くなるよだから気にしないで!」
「そうですね!でもすいません!」
全然許せますわーだからその上目遣いやめてー可愛すぎて目がっ!目がぁーーー!!
「いいっていいって!あっここが私の家だから!」
「えっ?…これ…犬小屋じゃないんですか?」
んっ?なんつった?このガキ
「はぁ!?確かにボロいけどここはちゃんとした私の住んだふアパートです!」
「あっ!すみません…」
またきたぁー必殺シュン顔!!!お姉さんその顔に弱いのぉー
「あっ!いや怒ったわけでは…」
やばいシュンが治らない気まずいとにかく家に入ろう
「ただいまーって誰もいないかー」
独り暮らしでもなぜかただいまって言いたくなるのよねー
「いや…私がいるわよ!てか早いのね!ほんとに髪切ったの…えっ!?」
「あっ!…」
そこには今までに見たことのない驚愕を超えた顔をした姉がいた…
「あ…あっあのね!あかああ朱里確かに私は彼氏でも作りなさいって言ったわ…でもね…あのね…誘拐は犯罪なのよ!…今なら多分間に合うから家に返してあげてその子を!!」
うわぁーーー!!やっぱり誤解してるわぁーまぁそりゃ誤解するよなぁ誰でも
「お姉ちゃん!違うの!これには深いわけが!」
「誘拐に理由なんてあってもダメなの!」
ヤバい!お姉ちゃんが本気で怒った!!こうなると話聞かないんだよなぁ
「違うんですお姉さん!僕が頼んだんです!」
天使きたぁーーー!!
「えっ!?てか、お姉さん!?」
バタッ!
あっ…お姉ちゃん倒れた…こりゃ完全に脳みそショートしたわぁー
「大丈夫?お姉ちゃん…」
「あっ…ごめんなさい…変な夢を見ていたの私疲れてるのかしら…」
「それは大変ですね…大丈夫ですか?もう少し休まれますか?お姉さん!!」
「夢じゃなかったァーーー!!」
「お姉ちゃん…落ち着いて!」
そんなに口開けたら顎外れちゃうよー
そして私たちはどうしてこうなったのかをお姉ちゃんに話した…
「うーん…そうだったのね…君?友達の家に泊まることは出来ないの?」
さぁさぁやってまいりました第一回thaお姉ちゃんVSワンコ少年果たしてどちらが勝つのか実況はわたくし東坂 朱里がつとめます!
「それではダメなのです…」
おぉっと!!いきなり出ましたワンコ少年の必殺シュン顔だぁ!!!果たして!このシュン顔に耐えられるお姉さんはこの世にいるのかぁーーー!!
「理由を聞いてもいいかしら?」
おっと!どうゆうことでしょう!thaお姉ちゃんまったく効いていない!至って冷静だぁ!!彼女はのちに語る「シュン顔は朱里で見慣れてるのよ!お姉ちゃんなめないで!」と!
「それは…」
なんだその技はぁーなんとワンコ少年!下を向いて渾身のシュン顔から一気に顔を上げて上目遣い!なんて恐ろしいコンボ技だぁ!!
「はぁ…わかったわ!来月までなんでしょ?それなら特別許してあげるわ…あと朱里!これ」
これにはさすがにthaお姉ちゃんも耐えられなかったぁーーーー!!今回の勝者はワンコ少年だぁ!
って?わたしに何かぁ?
そしてそこには諭吉が5枚…
「どうせあんたお金ないんでしょ?これでどうにかしなさい…はぁ全くお金おろした後でよかった…ちゃんと後で返すのよ!まったく!」
ゆゆゆゆ諭吉がごごご五枚!!!今月の私のバイト代の80%だと…
「ぉぉぉぉねぇちゃん!大好き!!ありがとう!一生着いてく!!」
「大袈裟ね…まぁこんな妹だけど頑張ってね…何君だっけ?」
なに?なんでそんなかわいそうな子を見る目で私をみるの!しかもこんな妹ってなによ!
「あっ!申し遅れました!鮫島 龍です!」
「へぇー龍くんって言うんだー」
見た目によらず名前はかっこいいんだなぁー
「あんたも知らなったんかい!…はぁ…私もう疲れたから帰るね…バイバイ……あと!龍君!!お風呂入ったほうがいいわよ!」
あっ!龍くんの顔が真っ赤になった!かわいい!
「バイバーい!!」
そしてここから私たちの同居が始まったのである!これからふたりの関係が長く続くことをすくなくとも私はまだ知らなっかった!